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おうちで中華 - 陝西油潑麺(陝西式・油そば)

今日の料理は、麺。驚くほどシンプルで激旨な陝西油潑麺(陝西式・油そば)をご紹介しよう。豊かな麺文化に定評がある陝西省の麺料理の中でも、陝西人のソウルフードと言っていい存在だ。

茹でたて熱々の麺に薬味と醤油ダレと唐辛子粉をかけて、カンカンに熱した油をジュワーッ!竜巻のように渦を巻き立ち昇る華やかで力強い香り!碗の底から混ぜると麺がぬらぬらと輝きを増し、強烈に官能を刺激する。


陝西油潑麺 陕西油泼面
Shǎnxī yóupōmiàn

陝西油潑麺(陝西式・油そば)

見てくださいな、この色気!一度食べ始めたら誰もがこの麺の虜だ。熱々の油に刺激された唐辛子とニンニクが激しく情熱的に踊り出す。へげへげの麺がそれらを絶妙に絡み取り、口の中へ運んでくる。鼻腔から抜ける華やかな香りに一層興奮。食欲中枢を刺激されまくって箸が止まらなくなる。

ぬらぬらと艶めかしく輝く。

あまりにも旨い。僕は単純にして至高の油そばだと思っている。

材料がシンプルなので、家にある材料で思い立った時に作れる点もいい。一般家庭にないのは、辣椒粉(粉唐辛子)くらいではないだろうか。

麺は、陝西人なら自分で打つところだが、僕らは気軽にいこう。卵もかん水も入らない真っ白の小麦麺であれば、大体なんでも美味しく仕上がる。市販の刀削麺、biangbiang麺あたりが手軽。

なんなら、日本のうどんでもいい。太めの平打ちうどんが合うと思う。今回は大分のだご汁の生麺を使ったら、本場の褲帯麺(ベルト麺)を彷彿とさせる仕上がりとなった。オススメ!

一度作れば、ハマること間違いなし。この官能的な油そばに、是非とも心を乱されてみてほしい。

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