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おうちで中華 - 腐乳蒸排骨(豚スペアリブの腐乳蒸し)

排骨(豚の骨付きスペアリブ)を蒸す料理は、我が家の定番だ。下味を付けて蒸すだけだから楽だし、その割に豪華感があるし、下味を変えれば様々な料理に展開できるので、とても重宝している。

今日の料理は、腐乳で下味を付ける腐乳蒸排骨(豚スペアリブの腐乳蒸し)だ。腐乳とは、豆腐の発酵調味料。それを肉に揉み込んで蒸すだけで、発酵の香りと旨味が染みた極上のスペアリブが完成するのだ。

「腐乳?そんなの家にないし」と言うなかれ。腐乳は通販で簡単に買えるし、後で紹介もするので、もう少しお付き合い頂きたい。


腐乳蒸排骨
fǔrǔ zhēng páigǔ

腐乳蒸排骨(豚スペアリブの腐乳蒸し)

腐乳由来の赤味がかった色合いが、目を引く。色合いだけでなく、この料理は香りも塩気も旨味もコクも、全て腐乳にお任せだ。それでいて、驚くほど旨い。腐乳が完璧な調味料として機能するのだ。

腐乳ソースを身にまとい、てらてらぬらぬらと輝く豚スペアリブ。肉はしっとりと柔らかく、上品な旨味が口一杯に広がる。むっちりとした骨周りの筋もご馳走だ。ここが何より旨いので、この料理は必ず骨付きスペアリブでなければいけない

発酵の風味は酒にも合うが、ご飯も呼ぶ。特に、皿にたまった汁をごはんにかけると、禁断の美味になる。おかわり必至である。

腐乳は通販で簡単に買える。今後、他の腐乳料理も紹介していくので、気軽にお試しあれ。

骨付きスペアリブも、蒸し料理も、腐乳も、慣れてないとハードルが高く感じるかもしれないが、扱い慣れてしまえば、手軽に美味を味わえる。

是非とも「最初の一歩」を踏み出してみて欲しい。

腐乳とは ※興味ある方だけどうぞ。

豆腐の発酵調味料。沖縄の豆腐ようの原型で、千数百年の歴史を誇る。圧 力をかけて脱水した豆腐にカビ付けして塩漬けし、更に鹵液と呼ばれるもろみに漬けて、長期熟成させる。完成品はクセのあるチーズのよう。今回は、紅麹を使った紅腐乳を使用。中国南方でよく作られるので、南乳ともいう

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