台湾で食べた⑰ - 南京復興の三杯鶏
ガチョウで昼飯を済ませたあと、僕らは二手に分かれることにした。親としてはまだ茶葉やら何やら買い込む必要があったが、我が子にはもう買い物に付き合う心の余裕がなかったからだ。
そこで、連れに買い出しは任せて、僕と我が子は台北101へ向かった。我が子はクラスの台湾人の友だちから「世界で10ばん目に高いビルだよ」と聞いて、出発前から登るのを楽しみにしていたのだ。
父は物理的な高さより展望台入場料の高さにビビったが、我が子はエレベーターの速さや、防振ウインドダンパーの仕組みや、周囲の景色や、突如現れた虹に始終大興奮していて、これなら元が取れたと思ったよ。
自分としても、台北の地形が一望できたのは面白かった。意外とすぐ近くに山が広がってるのね。あ、虹、わかりますかね?
観光後は連れと合流し、金色三麦のクラフトビールバーで一休みしようと思ったら、まさかの満席行列。タクシーで別の場所に移動しようとしたものの、なかなかつかまらず、三人ともグッタリ。我が子は「もうホテルへかえってゴロゴロしたい」と言い出した。
僕は、こりゃあ夜も遠出は無理だなとあきらめをつけた。さて、夕飯はどうしよう。
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