4時半に起きてサイクリング

明日は早起きしてサイクリング行くよ。
うん、行こう行こう。
だから今日は早く寝なさい。
 
そう言ったのにいつまでもくっちゃべっている声が聞こえてくる。もう知らないんだから。起きられなかったらお父さん寝ちゃうもんねと思いながらもやがて静かになった。ぼくは12時頃に就寝。4時半にスマホのアラームが鳴った。
 
辛い。つらすぎる。自転車乗りはこの朝を乗り越えられるかどうかが一つの試練である。もう無理かもと思ったけど最後の気合いで起きた。子どもたちは案外あっさり起きて、よほどサイクリングを楽しみにしていたんだなと思う。
 
3人でおにぎりを食べて即出発した。すでに太陽は高いところにあがっていて、4時半に出発くらいでないとだめだな。明るいけれども涼しさの残る早朝に子どもたちの顔は晴れやかだ。
 

アニキは当然のことながら、妹も慣れてきていてスムーズに進んでいく。狭山湖へ行くには急な坂道を登らなくてはいけなくて、そこでは流石に足をついたけれども前回よりもずっと速くなった。子どもの成長は目覚ましい。
 
狭山湖を素通りして多摩湖を目指す。多摩湖の中間にある橋をわたって対岸の堤防へぐるりと廻る。適度なアップダウンがあって、上りのたびに押してとせがまれてすぐに下りに入って楽ちんで、ぼくの想像よりずっと早く目的地に到着した。
 

ご褒美に好きなジュースを買ってあげてベンチで休憩だ。子どもたちは日差しがあたるのも構わないで持ってきたメロンパンにかぶりつく。
 
よしじゃあ帰るぞとぼくは言って、今度は西武ドーム側を回って狭山湖に戻って帰宅した。子どもたちはさほど疲れた様子も見せずに元気に帰宅して、シャワーを浴びてエアコンの下でゴロゴロしていた。
 
次回はもっと早起きだ、とぼくが言うと喜びの声があがった。4時起きか…。