認められるための趣味
前回のnoteで、私は手帳が好きで趣味、と書きました。
ところで趣味の定義ってあるのかしらね。
手先が器用だった私は、「趣味:読書と手芸」と答える子どもでした。
読書は今も好き。
でも手芸は、大人になるにつれフェードアウト。そんな話です。
否定されない趣味
従姉にもらったビーズをきっかけに、子どもの頃は編み物、縫物、ビースに刺繍。大人になってからもタティングレース、プラバン、こぎん刺し…いろいろやりました。
どれも楽しかったことは本当。
でも最近自分を俯瞰して思ったんです。
これ ”手芸の好きな母に褒められたくて” していたなって。
手芸をすることで、手芸の好きな母に認められたかったんだと思うんです。
ネガティブに表現すると、母に否定されない趣味が、手芸でした。
否定される趣味
大学に進学し手帳を知りました。
バイトを始めた友達が、手帳を持ってたんです。超大人っぽい!とすぐに私も手帳を始めました。
でもそれは、親に認められた事ではなかったのでしょう。
冬休みの帰省の際、親に見られながら千円程度の手帳を買うのですら緊張したのを覚えています(毒親育ち)
それ以降、親と一緒に手帳を見に行ったことはありません。
彼氏(現夫)とロフトにほぼ日オリジナルとカラーズを買いに行った時、親には言えないお値段、と思いましたね〜。
数年後に私も親になり、子どもと実家に帰省した頃もありました。リビングで手帳を書く私に、母は「なんて無駄なことを」という目を向けました。
それ以降、帰省の際は小説と編み物セットを持っていくようになりました。
でも手帳を書くことは、ずっと楽しいことでした。大学生の頃から10年以上続いています。
誰に認められたいわけでもありません。
私が私を満たすための趣味です。
趣味が変わってもいい
なんやかんやありまして、今は親と会っておりません。
でね年末の大掃除で、手芸の材料(布・毛糸・フェルト等)が邪魔だなーって思っちゃったんです。これがなかったら、ここにもっと本とか手帳とか置けるのに!って。
だからスペースを制限して、半分ほどを手放しました。
子どもたちが工作の材料として、布や毛糸を使うのは自由にしています。私だって、入学準備でコップ袋などを作ることはあります。
でも趣味としての手芸は、しばらくないかな。
誰かのご機嫌取りのための趣味なんて、おかしいでしょ?
(あ、でもビーズは好きで100%残しました)
(あと今のhibino手帳にブックカバーは作りたい)