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生きとし生けるもの


私は、私自身は、”周りの人達”で生きている。
日々、生まれている。
新しい人に会う度、どんどん自分が更新されていく。

今とは違い週5日、月〜金曜日、同じ時間帯で雇用社員としてせっせと働いていたあの頃は、こんなにも毎日”自分”が更新されていくだなんて夢にも思っていなかった。

今働いている、音楽が絶え間なく流れているこの小さな箱の中に存在してからは、本当に色んな人と出会って、その度に新しい自分にも出会える。

自分を形成するのは、周りの人達や日頃の周りの環境。そんな事は分かりきっているだろうが、意外と、自分はどんな人達のどんな環境で育っていきたいのか分からずのまま生活している人達が多くいるように思う。

良くも悪くも、周りの人達や環境に、人はそのまま似て、染まっていく。
よく一緒にいる人の口癖がうつったり、周りの人達の服装が自然と自分に浸透してきたりするのもそういう現象だ。
昔から派手な性格なのに、雇用社員として働いていたあの頃は、もはやまるで”自分”が存在していなかったように思う。
それは、せかせかした社会に染まって、のまれて、”自分”を発信できていなかったからだろう。
大好きなメイクも、あの頃はほとんどノーメイクに近くなっていっていたし、服装だって地味でなんの個性もないものを着ていた。
あの頃の自分、ほんとに「人間」を出来ていなかった気がする。
いや、逆にただの「人間」だったようにも思う。

生きとし生けるもの、全ての人たち、動物。
それらが共鳴し合って、お互いに影響し合ってるこの世界。
私は、今、確実に、着実に、刺激を受け、影響されている。
今いる、周りの人達が大好きで、愛おしく思って仕方がない。
尊敬も計り知れない。

進路やら就職やら転職やらで迷っている人達によく会うけれど、成りたい自分に成れる環境がベスト。断固として言える事はこのくらいだが、間違いない気がする。
“自分”が”自分”じゃなくなるような所に行ってどうするの?
せっかく人間をやるのなら、影響されたいものにしっかり染まっていったほうが面白いじゃないですか。良くも悪くも。


自分の生きる人生を愛せ。
自分の愛する人生を生きろ。

と、ボブ・マーリーも言っている。


自分の人生を愛したいから、
今日も私は自分に正直に、”自分”を生きていく。


Peace

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