かんたんハーブチンキの作り方|自然のちからで優しく整える
植物療法が日常にあるパリ女性たちのライフスタイルがとても美しくまとめられている『パリジェンヌの薬箱』。わたしもこんな風にハーブを使いこなしたいなと刺激を受けた本です。
ハーバルセラピスト講座で学んだ「緑(植物)の薬箱=自然薬のみで構成された家庭の救急箱」がまさにそれ。
緑の薬箱の中身はドライハーブ、精油、浸出油、フラワーレメディーなどのラインナップになるのですが、ポイントは、種類をなるべく絞り込むこと。そこで常備をおすすめするのは「ハーブチンキ」です。
ハーブチンキとは
ハーブチンキは、ハーブをウォッカやエタノールに浸して有効成分を抽出した濃縮エキスです。
水で薄めてエアフレッシュナーや虫よけスプレーに、化粧水にしたり、入浴剤にしたり、お茶やお湯に数滴垂らして内服することもできます(内服する場合はウォッカで抽出)。
ハーブに含まれる有効成分は「水溶性」と「脂溶性」に分類されますが、お湯で抽出するハーブティーでは水溶性の成分しか抽出できません。チンキは水溶性と脂溶性両方の成分を抽出できるのでハーブの成分を丸ごと活用できるのが魅力。
約1年間保存できるので、一度作れば長くいろんな用途に使うことができます。
ハーブチンキの作り方
①消毒したガラス瓶にハーブを入れ、ハーブが完全に浸る量のアルコールを注ぎ、瓶の蓋を閉める。
②お日様の当たるところに置き、1日1回瓶をふって中身を混ぜながら2週間漬け込んだら完成。
③茶こし(ガーゼも◎)を使って葉をこし、遮光性の保存容器に入れます。日の当たらないところで保管します。
これまで作ったチンキのご紹介
🔸ローズマリーチンキ
抗菌スプレーや化粧水に展開しました*
🔸ミルクシスルのチンキ(現在、抽出中)
肝臓の保護やアンチエイジングを期待して飲用予定。薬を飲んでいる旦那さんのために準備。
🔸消炎作用のあるハーブを集めたものとエキナセア(右2つ)
インナーケアと免疫力アップに*
薬にお世話になる前に、自然のちからをかりてセルフケア、免疫力アップしていけるといいですよね。からだへの負担も少なく、お財布にも優しいです。緑の薬箱、まずはハーブチンキから作ってみませんか?
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