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文フリ東京、ありがとうございました

文学フリマ東京への初参加、無事に終了しました。以下のような感じで設営しておりました。お立ち寄り頂いた皆さま、本当にありがとうございました。楽しかったです。おかげさまで用意していた販売物は14時くらいにすべて完売しました。たぶん部数も値段も弱気でした…もっと作ればよかった。

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そしてここからはこれから初めて文学フリマ等の同人誌即売会に参加したいと考えている方の参考になればと思って書きます。

知り合いなし、活動実績なし、初参加

というわけで、開催直前のひと月前くらいからTwitter、note、ブログ(いずれもフォロワーは全然多くない)で急いで宣伝していました。そしてそれを見て来てくださった方もいらしたに違いないとは思うのですが、お買上げ頂いた方の多くはたまたま通りかかったところで足を止めてくださった、事前情報なし見ず知らずの方がほとんどでした。

ブースの場所が出入り口に直結した通路で人通りが多いところだったのも幸いだったと思うのですが、活動実績等はあまり気にしなくてよいのかもしれません。写真の通りレースたくさんの甘々な雰囲気で設営しましたが、会場直後から男女問わず、様々な方にお立ち寄り頂けました。

最初は皆さん立ち止まっても遠巻きに様子を見られるのですが(わかる。いきなりブースの前には立ちにくい)、すかさず「見るだけでもどうぞー」と控えめにお声掛けしたところ、大体の方にお立ち寄り頂き、そのままお買上げ頂くパターンが多かったです。あと見本誌コーナーで見本を見て来てくださった方もいらしたので、必ず置くべき。

お題みくじでお話ができた

また『お題みくじ』は会話のきっかけに役立ってくれました。

趣旨を説明すると「面白い!」と言ってくださる方が多く、「書こうと思ってるんです」とか「漫画を描いていて、昨日のコミティアに出てました」とか「彼氏が書いてるんです」とか(では彼氏へのお土産にしてくださいと言って押し付けた)「小説ではなく短歌を書いています」とか、早速お題を使ってSSを書いてくださったりとか(とてもうれしい!)、すごく楽しくお話できました。まだ少し残っているので、来月の文学フリマ岩手でも配布予定です。

しかし、たくさんの方にお立ち寄り頂けたのはビギナーズラックだけではない、と少しだけ自負しています。上記のような企画など、工夫はしました。文学フリマは昨年一般参加で来ていたし、コミティアにも何度か一般で参加していて、買う側の気持ちはわかっている。とくに考えたのは次の2点。

設営は立体的に

やはり平面にずらっと並べるだけだとぱっと見で何が置いてあるのかわからず、スルーしてしまう。表紙を見せるためのスタンドは必須。そしてできるならもう1冊、ページを開いた状態で立てかけておくとよいかも。

本を手に取らなくても試し読みができるし、私も一番の見どころページ(筋入りハトロン紙とレースペーパー挟み込みページ)を開いておいたところ、これはどうなってるの?と会話のきっかけになりました。

できればグッズ的なものがあるといいかも

これはコミティアに行くとすごく感じるのだけど、何かしらグッズや小物を売っているブースのほうが圧倒的に人が集まるのですよね。本以外にしおりやブックカバーなど、気軽に買える何かがあるとよいです。

というわけで、私はボトル詰めの『窓辺の魔女』を作りました。写真のように棚に並べて置いておくだけで目に留めて寄ってくださる方が多かったです。(あと「魔女」は説明不要で人を引き付けるキャッチな言葉だと改めて思った)

さて、売り上げの内訳も公開してしまいます。たいした値段でも数でもなく、なんとか参加費くらいは回収できたかなという感じです。私は同人誌を作るのも売るのも初めてなので、黒字にしようとは思っていませんでした。

『紅茶のある風景』 200円
・わら半紙 10冊(うち見本1冊。見本は半額の100円で販売)
・再生紙 9冊(うち見本1冊。これも見本は半額で販売)
『窓辺の魔女』 100円
・上質紙 6個
・クラフト紙 6個

完売後にも何名かお立ち寄り頂き、「終わっちゃったんですか…」と残念がってくださったのはうれしくもあり申し訳なくもあり…売れずに残るよりは安くして、そこまで大量に作らなくともいいだろう(家庭用プリンタを使っての手製本だったし)と思ってしまったのですが、もっと作るべきだった!何名かの読者を逃してしまったと思うと悔しい。

ちなみにチラシは50部刷り、15時くらいまでにすべて配布しました。

と、いろいろ反省点も多かったのですが楽しかったです。14時にはフリーで行動できたので、私のブースに来てくださった他のブースの方のところにも行けていろいろな本を買えたのは(でも全然回りきれてはいないし、やはり14時くらいになると完売しているところも多い)よかった。

あと今回はひとりで参加するつもりだったのですが、東京の友人に助っ人して頂けたのもありがたかったです。一時的にお店番して頂いたり、お昼を買ってきて頂いたり、小銭を両替して頂いたり、大変お世話になりました。初めてターリー屋さんのバターチキンカレーを食べたけど美味しかった。

小説を書いてる方でまだ同人誌即売会に参加したことのない方、気負わず参加してみると案外楽しいかもしれません。(できれば友人知人を連れて行くといいよ!)というわけで取り急ぎ、文学フリマ初参加レポートでした。

追記

当初から『紅茶のある風景』はnoteでも販売してみようかなと思いつつ、でもこの本はテキストよりもアイテムとして価値がある本だと思うし、noteで売れるかなあ…というところで揺れておりました。

でも東京で完売したので、来月の文学フリマ岩手での売り上げを見つつ再度検討中です。もしnoteで販売した際は、どうぞよろしくお願いいたします。

→ 7/17 noteで電子版をリリースしました。


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