《はたらく記録#10》なぜ僕らは働くのか
この本を読んだ。
友達がSNSにあげていて、なんとなく気になったから。
中高生向けに書かれていて、すべての文字にルビがあるから小学生でも読める感じになっているのだけど、大人にとってもすごく気づきのある本だった。
なぜ働くのか
ということに関しては前にも書いたことがあるのだけど、
誰かに喜ばれることでお金という対価をもらっている。
この本にもそのようなことが書いてあった。
働きかた改革・ダイバーシティ・AI・コミュニケーション能力などなどあらゆる基本的な情報が書いてあるのだけど、これを読んで思ったのは、
人間として大切なこと(思いやりとか、優しさとか、好奇心とか、挑戦欲求とか、柔軟性とか、諦めない力とか、立ち直る力とか)の能力が、まさに仕事で大切なことなんだな、ということ。
要は、
人間性
これを磨くしかないんだろうなと。
ぶっちゃけどんな仕事でもいいのかもしれない。
その人がその人らしく輝いて、その仕事に誇りをもって一生懸命やる。
それが出来たら、どんな仕事についても、大成功なんじゃないか。
だって 働く=生きる だから。
自分の子どもたちに、自分の仕事のことを話すとき、私はどのような顔をして話しているのだろうかとふと思った。
今まで企業のブランディングをやってきた。そして今もやっている。
おかげさまで仕事も増えてきて、ありがたく仕事をさせてもらっている。
そして、今親支援の事業を立ち上げるべく(脳内)奮闘している。
まさしく今、自分と向き合っている。
しかし、どこかモヤっとした感じで仕事をしている自分がいて、そんな私は子供に偉そうに何か教えられる立場にないんじゃないかという負い目がどこかであった。
だけどあとがきの言葉に救われた。
働き方の、生き方の、正解なんてない。
大人だってわからない。迷っている。何歳になっても悩んでいる。
そして何歳になっても、成長したいと、変わっていきたいと、もがいている。
今手元に本がなくて定かではないのだけど、そんなことが書いてあったように受けとった。
それでいいんだ。
いつでも、変われる。
そして、いつでも、悩んでいる。
いつでも、進化していけるのだ。
このもがく時間は無駄ではない。
そんな簡単に答えなんてでない。
答えなんてない。
だけど、ほんの一歩だけでいい。ほんのちょっとだけでいい。
今日という日に、行動をしてみよう。
公的事業でもなくボランティアでもない
ボランティアはやらないと昨日書いたけれど、保育園や支援センターなどの公的事業でもなく、ボランティアでもない働き方を、私はずっと模索していた。
「親を支援したい」、その具体的な方法を、ただただ探していた。
保育園をしようと動いてみたら、友人が物件を売ってもいいと声をかけてくれた。
支援センターにカフェを付けたいなと話していたら、カフェのできる物件を紹介してくれた。
親支援がしたいと話していたら、生後3ヵ月の育休中のママが自分や友人の話を聴かせてくれた。
子育て支援をしている友人が、地域の乳幼児ママをとりまく最近の状況を教えてくれた。
保育園を経営している友人が、実際の現場の声を教えてくれた。
頭の中でごちゃごちゃ考えたり、noteにとりとめもなく書いてみたり、人にちょっとづつ伝えてみたり、そんなことを地味にしていったら、いろいろなことが進んでいった。
自分が思ってもいない方向に、ちょっとづつ何かが動き始めていた。
それに流されてみてもいいんじゃないかと思ってきた。
自分に合うやり方で、
時代に合うやり方で。
今まで私は、隣町にブランディングの事務所を構えていた。スタッフがいない一人社長で、一緒に事業をする仲間と共同でそのスペースを運営していた。
コロナになって収益がガクンと減り、家賃が払えなくなり、退去することにした。
一緒に運営していたのは同志のような仲間で、彼は「いつでも戻ってきていいし、戻ってこなくても、好きにしていいよ」と言ってくれた。
私はブランディングの仕事をしながらも常に親支援をしたいと彼にこぼしていて、ブランディングの仕事しながら親支援できる方法がないかも一緒に考えてくれていた。(神みたいな人なんです)
保育園をしたければすればいいし、
支援センターもしたければすればいい、
ボランティアもしたくなければしなければいい、
ブランディングもしたければすればいい、
どんな仕事もちゃんと一生懸命やるんだからそれでいい。
そんな調子でずっと否定も肯定もせず、話を聴いてくれた。
私がいつまでもグチグチ悩んでいても
悩みたければ悩めばいい。
いつか自分なりの答えが出るんだから。
と、急かすこともなかった。
彼と一緒にやってた事務所を出ることは申し訳ないと心の中でずっと罪悪感があったけど、私が彼に恩返しできるのは唯一、
私が私の幸せな働き方を全うすることなのだ。
そう思うようになってから、私は小さな事務所を、家の近くに借りることに決めた。
5~6坪の小さなスペース。
そこで、数人の親が集えて、自分も仕事ができる場所をつくることに決めた。
そこで、親が赤ちゃんをごろっとさせながら、ゆっくり本を読んだり、ゆっくり何か作業したり、ゆっくりお茶したり、ちょっと学んだり、ちょっと話たり、ちょっとうたた寝したり・・・。そんなゆるいスペースをつくろうと思った。
私はそこで、管理人のようにしずかにコーヒーを淹れて、ゆっくり仕事をする。
赤ちゃんが泣いたら、よしよし、とたまにママに代わって抱っこする。
何気ないことを話しては、ママたちに大丈夫大丈夫と伝えたい。
何があっても大丈夫、と伝える。
育児や復職に不安があったら、何が不安になってるのかゆっくり話を聴きたい。
アドバイスはしない。ただただ共感する。
そんな小さな小さな場所を、ママもわたしもゆったりできる場所を、作ろうと決めた。
そんなサイズが自分に合って、
それが時代や地域にも合っていたらいいな、ってそう願いを込めて。
今まで《転職起業記録》として書いてきたけど、
結局落ち着いたのは転職でも起業でもなく、自分の仕事を継続しながら、少しだけ別のことを追加する形で落ち着いたのではないかと思う。
なので、転職起業記録ではなく《はたらく記録》にタイトルを変えました。
これからもちょっとづつ記録を書いていきます!
長い文、最後まで読んでくれてありがとうございます!
今日が皆さんにとっても良い日になりますように♡