【勝手に読書感想部】教祖の作り方:真梨幸子
経緯
イヤミスの女王・真梨幸子先生の新刊だったことと、装丁のイラストがオシャレだったこと、そして「教祖の作り方」というちょっとそそられるタイトルに惹かれて軽い気持ちで読み始めたら、内容は激オモでした。笑
あらすじ
感想
信仰心なんて無くても簡単に入信できるし、人は簡単に洗脳されてしまう。
恐怖心で人の心を支配し、息を吐くように嘘をつく。
不気味なカルト宗教の感じが凄くリアルでした。
結局人は自分が見たいものだけを見て、信じたいものを信じる。
みんなすがれるところに救いを求める。
登場人物が全員いかれてる感じをそれぞれのキャラクター視点で読み進められるのも、真梨先生ならではの世界観で、貴重な読書体験です。
地獄だとか、バラバラ死体だとか、監禁だとか、臓器売買だとか、胸焼けがするキーワードが続出で読み終わった直後、ちょっとブルーになりましたが。。笑
読み進めながら作者の思いのままにミスリードに乗っかって、最終章で「えっ?え??」って、何度も前のページを行ったり来たりして。。。笑
この「やられた」感が痛快でくせになります!
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