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【育児1年生】 ベビーグッズ必要なもの・要らないもの わが家のリスト

わたしたち夫婦のもとに第一子となる息子が生まれてから、来月で1年になる。息子も、そして母としても”1歳”になるのだ。

はじめて「母」という役割を担ってみて、これまで知らなかったあらゆることを刺激的に感じる日々だ。

今回のテーマは、そんな育児をしながら思ったことからひとつ。
「子どもを育てるには本当にお金がかかる」ということだ。わかってはいたけど、想像以上だった。

おむつやミルク、おしりふきといった消耗品は飛ぶようになくなり、成長のステージが変わるたびに新たなアイテムが必要になる感覚だ。

世の中には育児をする親に向けた商品が発売され続けていて、お金はいくらあっても足りない。
目まぐるしく過ぎる日々の中、必要なものを冷静に取捨選択するのは難しいことだ。そんなことを痛感した1年だった。

この記事では、限られたお金と体力を守るため、厳選してきた「育児で本当に必要だったもの・必要なかったもの」を紹介する。

わが家と同じように0歳児子育てに初挑戦しているママやパパが、忙しい中でもサクッと「これあって便利だったよ〜」という口コミをインプットできるような記事が書きたいと思った。
わたしも、育児の少し先を行く友人たちからの口コミに、かなり助けられた経験があるからだ。

思いつくままにリストを挙げていくと、はちゃめちゃに長くなってしまったので目次をうまく活用してほしい。


⚠️ 「必要なもの・必要なかったもの」は家庭や状況、価値観によって全然違う、これはあくまでわが家の場合だ。下記の状況・価値観の方なら、参考になることが少しはあるかも。
・第一子の出産(きょうだいがいない)
・モノをあまり増やしたくない(ややミニマリスト)
・秋ごろの出産
・古着や中古品に抵抗がない
・キラキラ、映え、流行りに興味がない


はじめに: わが家の状況について

わたしは妊娠後、勤めていた会社を退職したので、産休・育休なし、収入はゼロ。
※失業保険は「働ける状態にある人」が対象なので、妊婦には支給されない。厳しい。

旦那は半年間の育休を取得したが、育休手当はすぐに支給されるものではなく、支給開始されたのは子どもが生まれて5ヶ月後だった・・・

つまり、妊娠して間もなく1馬力の収入源、出産後〜5ヶ月後まで育休手当はゼロ、という経済状況だった。

もちろんその間に、出産一時金の残りや、児童手当など支給されるものもあるが、”育休手当”をメインの収入として、産後の家計管理を想定していたので、とても大変だった。

💡 育休・産休手当が支給されるのはタイムラグがあるので、妊娠する前に産後半年分くらいの生活費を貯金しておくほうがベターということを、声を大にして言っておきたい。

そんな経済的にとても不安な状況の中、お腹の赤ちゃんは順調に育っていき、いよいよ出産・育児に向けて準備をすることになった。

はじめて出産準備リストなるものを見た時、数の多さにびっくりした。

また、育児グッズの販売ページにはいちいち「大切な赤ちゃんのために〜」「いちばんいいものを〜」と書かれているので、良質なものをたくさん準備することで、親として子への”愛情”を試されているようにも感じた。

しかし、収入の乏しいわが家にとって、リストの上から下まで揃える余裕はない。
ある日、13人産んだ助産師・HISAKOさんの動画を見て思った。
「これは・・・賢く選ばないと大損するぞ・・・(震)」

そこで、HISAKOさんの「いる?いらないシリーズ(全6回)」をはじめとするあらゆるコンテンツや友人のアドバイスも参考にしながら、出産準備を始めた。

1、 本当に必要だったもの

まずはじめにおすすめしたいのは、「Amazonらくらくベビー」というAmazonが提供している育児支援サービス
無料で登録しておけば、Amazonで下記のようなお得を受けられる。

  • ベビーグッズ専用の「ほしいものリスト(マイベビーリスト)」を作れる。
    これにより、リスト他のほしいものに埋もれることなく、出産・育児関連のリストを作って、買い物の参考にすることができる。

  • 代表的なベビーグッズのカテゴリーが表示されるので、「どれを買って、どれをまだ買えていないか」をわかりやすくチェックしていくことができる。出産準備の買い物は大量になるので、自分でリストを作るより簡単に効率よく準備をすることができる。

  • 「ほしいものリスト(マイベビーリスト)」を家族や友人に簡単にシェアすることができる。最近は、お祝いの品を「本人に決めてもらう」風潮が強いので、聞かれた時にぽんっと簡単に伝えられるのはとても便利。
    商品ごとにコメントを残すこともできるし、見られたくないリストは個別に非表示設定もできるので安心。

  • 対象商品2万円以上の購入で、「らくベビ割引」が適用され最大10%引きで買い物できるチャンス。ベビーカーやベビーベッドなどの大物で2万はすぐに達成できるので、チェックする価値あり。

  • おむつなど日用品の登録者限定セールが開催される。出産準備では、グッズを揃える時間がゆっくりあるので、セールを待ってコツコツと必要なものを揃えよう!

また、「Amazonらくらくベビー」に登録して一定の条件をクリアすれば、おむつやミルクなどの試供品が試せる「出産準備お試しBox」を受け取ることができる
ミルクやおむつなどの消耗品は、赤ちゃんによって合う・合わないがあるので、はじめからまとめて買い過ぎず、試供品で試しながらフィットするものを見つけていくのがおすすめだ。

それでは、1年の育児を振り返って、わが家にとって本当にあってよかった必要だったものを紹介する。

チャイルドシート

産院から自家用車で帰る場合は、産前に用意する。どれがいいかわからず、絶対的に信頼しているインフルエンサーの方が「めっちゃ調べてこれにした!」というのを他力本願で信頼。
座席だけくるっと回せて、ISOFIX対応、価格もそこまで高くなく、12歳ごろまでロングユース、安全性も高そうなのでこれに決めた。
現在まで問題なく使えている。

抱っこ紐

色んな種類がありすぎるので、妊娠中に友人に聞きまくった結果「冬でも蒸れるので通気性のいいメッシュタイプがいい」とのこと。
体が硬いわたしは背中にバックルがあるタイプが使いにくく、前で止められるベビービョルンの人気のタイプにした。
新生児から使えて、前向き・後ろ向きも可能。おんぶはやや難しいので使えていない。
※夫婦で共有するものなので、機能や色など旦那の意見も聞いた。抱っこ紐って汚れ対策なのか、黒やグレー、青など濃い色が多い中、クリーム色がかわいくて決めた。夫婦で使って違和感なし。

※抱っこ紐、ベビーカー、チャイルドシートは生活環境によって必要性が変わってくるので、赤ちゃんとの移動手段をよく想定して用意する。

ベビーベッド

必要かどうかの賛否がわかれるものだが、新生児期からの寝床として最も安全なので必要と判断。
また、赤ちゃんに「ベッドに入る時=寝る時(夜)」という認識を持たせたかったので、ねんねトレーニング的にも必要だった。
問題は、買うか・借りるかだ。すぐにサイズアウトして不要になる未来が見えたので、「ベッド→サークル→デスク」に形を変えながらロングユースできるファルスカのベッドを購入。
コンパクトなサイズだが、11ヶ月になる息子もまだ毎晩使えている。

ベビーチェア

こちらもファルスカのもので「ゆりかご→ハイチェア→椅子」に形を変えるロングユース系。(すごい!)
正直、ねんね期の「ゆりかご」は赤ちゃんによって好みが分かれる。我が家は「ゆりかごに乗せたら勝手に寝る!楽!」みたいなことはなく、アトラクション的にたまに乗せるだけ。
本格使用できたのは、第二形態のハイチェアから。しっかりした背もたれと、外して洗えるテーブルをつけられるので、離乳食が始まってから毎日使っている。
ゆくゆくは、ベビーベッドをデスクに変えたものと、椅子に変えたものを組み合わせて使う想定。
ファルスカの家具は「大人になっても使える」をコンセプトにしていて、長期使用できればコスパもよくなる。
デザイン性が高く、リビングに置きっぱなしになるものだからこそ、見た目や色は気に入っているものがいい。値段こそ張るが、買ってよかった。

授乳クッション

産院からもらった「あると便利なものリスト」にはいっていたので購入。小脇にかついで入院し、毎日使う必須アイテムになった。
慣れない授乳の姿勢を楽にしてくれるだけでなく、クッションの間に子どもを挟むように乗せるとぐっすり眠ってくれた。
高齢な家族でも、クッションがあることで腕の力を使わず小さな子どもを楽に抱くことができたのもよかった。
半年ほど毎日使ったが、最後までへたらなかった!
ミルクで汚れるため、カバーを外せたりと洗いやすいのが◎。

コンビ肌着

肌着には「長肌着」や「短肌着」など種類がさまざまで違いがわかりにくく、一番混乱した。(短肌着の上に長肌着???)
結果的に、おまたをスナップで留められる「コンビ肌着」一択。
10月生まれで暖かい日も多かったので、自宅では肌着だけで過ごすことがほとんど。(産院から退院したときも肌着一枚だった・・・)
毎日着るのでへたりやすいが、ユニクロのものが比較的丈夫だった。紐で結ぶより、スナップタイプが便利。

ミルク(粉・スティック・キューブ・液体タイプ)

母乳の出がいまいちだったので、粉ミルクはかなりお世話になった。
産前に準備していたが、どれがいいのかわからなかった。よく「産んだ病院で使っているミルクを確認して同じ物を使う」という話を聞いたので、助産師さんに聞いたが、そんなこともなさそう。わたしの産院では、使うミルクのメーカーは毎月変わっていたし、病院から「必ずこれで」と指定されたこともなかった。
わが家はいちばんお求めやすい価格の和光堂「はいはい」を愛用。問題なく10ヶ月の今までたくさん飲んでくれた。(ミルクがぶ飲み赤ちゃんなのでコスパいいミルクで本当に助かった・・・)
出先では「キューブタイプ」や、「常温で飲める缶タイプ」のものにも助けられた。

粉ミルクスプーン

ミルクの量が増えてきたときにあってよかったのが100均の粉ミルクスプーン
通常のミルク缶に付属している計量スプーンは、すりきり1杯で20mlを作れるので、200mlの場合はすりきり5杯を哺乳瓶に入れる。大したことないと思いきや、頻回・夜間となると結構しんどい。何度も撒き散らしたり、今何杯目か忘れたりしてやり直したりした。
このミルクスプーンを使えば、200mlのミルクをスプーンたった2杯で作ることができる。この楽さを100円で叶えることができるとは・・・ミルクの負担が全然違うので、もっと早く知っておけばよかったと後悔した。
出産と共に市町村から配るべき、最高なアイテムだ!

夜間のミルク作りは体力とメンタルを削られるので、少しでも楽にできるよう工夫したい

哺乳瓶

ミルクと母乳の混合だったので、3本用意。扱いが楽なのですべてプラ製。少量サイズはあっという間に卒業してしまうので、3COINSなどの安いものでいいかも。わが子は底知れない満腹中枢を持っていたため、240mlサイズのヘビーユーザー。
乳首は人気の「母乳実感」で間違いなし。

哺乳瓶消毒グッズ

ミルトンなどの薬液に浸けるものや鍋で煮沸するなど、除菌方法はいろいろあるが、狭いわが家ではCombiの「除菌じょ〜ず」でレンチン派。温かいまま放置しておくことで水気を拭く必要がないのがよかった。
※必ず、持っている哺乳瓶が電子レンジ除菌に対応しているか確認して使うこと(わたしは知らずに2本壊した・・・)

⚠️ ベビー用品メーカーのピジョンが「電子レンジ除菌不可へ表示変更のお知らせ」という案内を出しています。
2024年2月頃から、ほとんどの商品を電子レンジで除菌不可と表示するようです。
これにより、上記の母乳実感哺乳びんはレンジでの除菌は不可となり、ミルトンなどの薬液消毒や煮沸消毒がメーカー推奨となりますので注意してください。

ベビーバス

賃貸の狭い洗面台にも入るサイズで、膨らませるタイプのものを使用していた。
しかし、あっという間に穴が空いて買い替える羽目になるので、長く使えるものより、安いものでいい。穴があいたところを防水テープで塞ぐ荒技も試したが、結局3回ほど買い替えた。
使用しない時はS字フックで浴室に吊るして乾かす。
お座りできるようになる頃にはベビーバスでは手狭になってくるので、発泡スチロール製のバスチェアに買い替えた。速乾性もあり、軽くてとても使いやすい。

賃貸の狭い浴室でも邪魔にならず、衛生的な保管方法を模索した結果

おむつ用ゴミ箱

うんちの臭いが気になる頃から、おむつ専用のゴミ箱を用意した。密閉製が高く、ごちゃごちゃしないシンプルな見た目なもの。臭いは本当に漏れないのであってよかった。(蓋を開けると一気に臭いが解放される・・・)
おむつが外れたら、きれいに洗っておもちゃ入れにする予定。

おむつ用ゴミ袋

おむつ臭い対策をいろいろ調べたけど、高価なゴミ箱は買えないし、専用ゴミ袋は高い。毎日使うものだからこそ、コスパがいいものにしたい。
結果、パン袋がとても便利だった!うんちの時だけ、この袋に入れてオムニウッティにぽいっとすれば臭いは気にならない。

メリーのおもちゃ

こちら、大人気商品のプーさんのメリー。
流行りに乗るつもりはなかったが、近所のリサイクルショップで1600円だったので即購入。
結果的にかなり重宝し、「人気のあるものはやっぱり理由があるんだ・・・!」と実感した。
メリーにはいろんなものがあるが、自動で回ってくれるのが最高で、飽きずに遊べる工夫がされている。赤ちゃんの視界がはっきりしてきてからは、くるくる回るプーさんたちに興味津々で機嫌よく遊んでくれた。
ねんね期〜お座り期〜たっち期まで形を変えて遊ぶことができる、驚きの6WAY。
かなり市場に出回っているグッズなので、中古品に抵抗がなければリサイクルショップやメルカリをチェックするのがおすすめ。

ウォーターサーバー

夫婦二人暮らしの頃から契約していたものだが、ミルク作りに大活躍!
水道水をそのまま使うのは衛生的ではないし、湯冷ましを毎回作っておくのも手間、ミネラルウォーターを買い置きするのも大変だし、ペットボトルのゴミ捨てが大変だ。
なにより、赤ちゃんがミルクを欲しがって泣いている時というのは、ジリジリと焦らされるので、欲しい時にさっと汲める水やお湯があるというのは精神的に心強かった。
我が家のウォーターサーバーはアクアクララで契約して、月に12Lを2本消化するペース。水が入っている容器は返却できるのでゴミも出ない。子育て世帯には割引もあるのでおすすめ。

水筒(象印シームレスせん)

頻回になるミルク作りはなるべく手短に準備したい。毎回ウォーターサーバのお湯を使うのはコスパが悪いので、寝る前にお湯を沸かして水筒に入れておき、夜間のミルク作りに備えた。
象印の魔法瓶なので保温性が高いのはもちろん、お気に入りのポイントは水筒自体の洗いやすさだ。
蓋にパッキンが内蔵されているので、分解して洗う必要がない。本体と蓋に泡スプレーをかける程度で済むこの楽さのおかげで毎日使えるのだ。
象さんのロゴだけ、というシンプルな見た目もかわいい。

スワドル

友人からおさがりでもらったものの、最初は「なにこれ?どうやって使うの?」と思ってしまったが、大変お世話になったアイテム。
新生児期特有の「モロー反射」は、いきなりぶわっと両手を広げてなにかに捕まろうとする反射的な動きである。
見ているぶんには可愛い反射なのだが、やっかいなのはその動きにより、眠りが妨げられ泣いてしまうことだ。
そんな時に、スワドルの特殊な形状で優しく全身を包んであげることでモロー反射を抑えられる。
産後、母子同室の入院生活では、夜中に赤ちゃんがなかなか寝つかないのに困っていたとき、助産師さんが「バスタオルなどで優しく包んであげると、お腹に入っていたことを思い出して落ち着いてくれるよ」とアドバイスしてくれた。その巻き方は「お雛巻き」というらしく、コロコロの手鞠寿司みたいでかわいかった。そして本当に落ち着くようだった。
スワドルがあれば、とても簡単に優しく体を巻いてあげることができる。
新生児の睡眠に苦労している方へ、とっておきの秘密兵器としておすすめしたい。

新生児の頃に使える小技。体をギュッと巻くと安心して眠ってくれる。

以上、わが家がはじめての育児を1年間やってみて、あってよかったと感じたもののリストだ。

ちなみに以前、育児に役立ったスマート家電についての記事も書いた。
育児にITの進化を取り入れ、少しでも楽にするためのおすすめのアイデアも熱量高く紹介しているので、あわせて読んでいただけるとうれしい。

2、 必要なかったもの

ここでは「使ってみて必要なかった」「なくてもまったく問題なかった」ものを紹介する。

× ベビー用寝具(敷布団・掛け布団・まくら・防水シーツ)

ベビーベッドの中で使うものではなく、日中リビングで過ごすときのためのベビー布団は要らない。
寝返りが始まれば、あっという間に布団の外に出てしまうし、ミルクの吐き戻しや排泄物の汚れでしょっちゅう洗うことになる。
わが家はヨガマットの上にバスタオルを敷いて、そこを寝床にしていた。汚れてもバスタオルを取り替えるだけ、ヨガマットの多少のクッション性は小さな赤ちゃんには十分。浸水しないなので防水シーツも必要ない。
ヨガマットはとても軽くて持ち運びしやすく、子どもが大きくなって寝床が必要なくなればくるっと畳んでしまうだけだ。

ちなみに、ベビーまくらは窒息の可能性があるので絶対に不要。(「まくらがあると寝やすい」は大人の感覚。)
向き癖がつき、頭の形が心配だった頃は硬めのドーナツまくらを大人のそばでだけ使った。

冬になっても、掛け布団は必要ない。これもまた窒息の恐れがある。わが家は小さめで軽い膝掛けを、肌寒い時の掛け物として代用
実際、部屋には暖房が効いているし、屋外でもショッピングモールなどは空調が管理されて温かいほどなので、必要なのは外でベビーカーに乗っている時くらいだ。
基本的に赤ちゃんは暑がりで、体温調節が未熟だ。
大事にするあまりに、毛布や着ぐるみのような洋服で温めすぎるのはSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを上げるので絶対に避ける。

乳児突然死症候群(SIDS)の原因は不明です。あお向けに寝かせる、枕を使わない、ベビーベッドにサイドパッドとおもちゃを置かない、小児を暖めすぎない、受動喫煙をさせないなどの対策は、小児をSIDSから守るのに役立ちます。

乳児突然死症候群(SIDS) - MSDマニュアル家庭版

寝室は、大人にとって少し寒いくらいの室温が子どもにとってはちょうどいいらしい。肌着+洋服一枚を着させ、掛け布団の代わりのスリーパーを使う。
スリーパーがあれば、うっかり口元が布団で塞がれるようなことがなく、親も安心して眠ることができた。

× 電動つめやすり

生まれた時から生えている赤ちゃんのちいさな爪を安全に切ってあげたいと、妊娠中はじめて購入したベビーアイテム。
しかし、いざ使ってみると、指を傷つけない安心感はあるものの、切るのに比べると時間がかかった。
しかもウィーンというモーター音で赤ちゃんが眠りから覚めないかハラハラした。
わたしが買ったCombiの商品には、やすりのアタッチメントがいくつも付属され、どれを使えばいいのか悩むのも面倒だ。
最終的には、ケースの中でアタッチメントがばらつくのがストレスで、ほとんど使わず手放した。
現在はベビー用の爪切りばさみを使っている。
はさみは怖い、という先入観があったが、いざやってみると全然違った。
大人のように、パチンと弾けるように切るのではなく、赤ちゃんの爪はまるで薄い紙を切るようにスムーズに切れる。ベビー用はさみは小さいので少しづつ切ることができて、思ったより簡単だった。
まずは、ビビらずにベビー用はさみでトライしてみるのがおすすめ。

× おしりふきウォーマー

こんなものまであるのか!とびっくりした商品のひとつ。
冬場、おしりふきが冷たいと赤ちゃんがびっくりする、という理由で存在しているようだが、わたしの周りで使っている人はいなかった。(出産祝いで貰ったけど使えないから貰ってくれ、と友人から頼まれたが、わが家も必要ないので断った・・・)
使っていないのでなんともいえないが、少なくても子どもがおしりふきが冷たくて泣いたことはないし、「これが温かければ・・・!」と思ったこともない。
まず、おしりふきウォーマーを使うために電源を取らないといけないので、おむつ替えができる場所が限られてしまう。
そもそも冬場のおしりふきってそんなに冷たい?屋外とかじゃあるまいし、ほぼ室内で過ごすねんね期でそんな過酷な状況ある?
赤ちゃんが下痢をするなどでお尻がただれているとか、拭かれるのを痛がるとか、そういった状況で購入するならわかるが、出産前から準備するものではないかな・・と思う。

3、 育児にかかるお金を節約するために

はじめての妊娠、出産、育児・・・
つわりを乗り越えた頃、これから始まる新しい生活を想像しては、ワクワクと不安が入り混じり、出産準備リストの上から下までモノを揃えてみたくなるかもしれない。

準備をしている時間はとても楽しくて、幸福なものだ。今まで足を踏み入れたこともないベビー用品店に行ってみると、懐かしのキャラクターは可愛いし、ミニチュアみたいに小さくて、心をくすぐるものばかりだ。

しかし、赤ちゃんのねんね期なんて一瞬で終わるというのを念頭に置きたい。
成長し、動き回るようになれば、安全に過ごせる環境作りが最優先で、引越しや家の購入を検討する可能性も出てくる。

また、子どもが小学校、中学校、高校と進学するにつれてどれだけお金がかかるだろうか。

そういった長期的な目線を持てば、赤ちゃん時代のお金の使い方はもっと慎重に、少しでも将来にお金を貯めておこうとする意識を持てる。

最後に、育児でかかるお金を少しでも節約するためのわたしなりのアイデアを挙げてみる。

  • メルカリ、リサイクルショップなど中古で購入することを検討する
    → 使用時期が限られている新生児期の洋服、消毒できる素材のおもちゃなど、まずは中古で入手することを考えてみる。
    必要だったものとして紹介したプーメリーなど、育児界隈で人気なモノは、市場に流通しつくしており、中古でもかなりの数が見つかる。
    赤ちゃんに中古のものを使うのは抵抗があるかもしれないが、衛生については親がしっかりケアしていれば、案外問題ないケースは多い。
    その代わり、チャイルドシートや哺乳瓶など安全性・衛生面を優先したいものは新品を購入する。中古も新品もメリハリをつけて両方活用する。

  • リセールバリューを意識して新品を購入する
    → リセールバリューとは「売却したときのモノの価値」。一般的に、人気のあるブランドや希少なものは、中古になっても高値で売れやすい。
    たとえば、抱っこ紐はさまざまなメーカーがあらゆる価格帯で発売しているが、口コミの多さから、高価でも人気のあるブランドのものを選ぶ人は多い。
    買う時は高価でためらうかもしれないが、なるべく綺麗に使用し、丁寧に出品すれば、定価の半額ほどで売ることができるかもしれない。そうすれば、いい商品を半額で使用できたことになり、結果的にとてもお得だ。
    このように、値が張るものはリセールバリューを意識して元がとれると見込めたら、新品を購入する。

  • 出産時期が近い友人とコンタクトを取る
    → わたしより1年早く出産した友人が偶然にも2人いたので、連絡を取り合い、少し先をいく育児の先輩としてたくさん相談させてもらえた。
    その中で「買ったけど使わなかったので貰って」「ふたつセットだからひとつ要る?」と言われ、ありがたく頂くチャンスがあった。
    その時、どんなに必要があって揃えたものでも、時期が過ぎれば全く使わなくなるものばかりなので、お下がりには重宝した。
    その代わり、またその友人が第二子などを出産するときは、わたしがお下がりを提供したい。
    実際に頂いたり・貸してもらったもの:マタニティ服、骨盤ベルト、前開きのパジャマ、搾乳機、サイズアウトしたおむつ、食べなくなったパウチの離乳食、ペットボトル飲料など

  • 福利厚生などの出産祝いは「商品券」を選ぶ
    旦那の会社の福利厚生で、好きな商品を選んで貰える出産祝いを頂いた。その中には、かわいいベビー食器や木製のおもちゃや、知ってるブランドのマザーズバッグなどあって、選ぶだけでワクワクしたが、最終的に商品券を選んだ。
    妊娠中の妄想で「ゆくゆく使えるかも!」と思ったものでも、その時が来たら実際使えなかったという経験がある。
    その点、商品券を選んでおけば「結局使えなかった」ということは回避でき、必ず額面通りの価値が手に入る。育児グッズに使わず、生活用品に使うなど用途の幅も広い。
    選ぶ楽しさをグッとこらえて冷静に商品券を選ぶのをおすすめする。

さいごに

今回はわたしたち夫婦がはじめての出産〜育児を1年間やってきて、本当に必要だったもの・必要でなかったものを紹介してみた。

あくまで、下記の状況・価値観を持つわが家の場合なので、ひとつの意見として参考にしてもらえると嬉しい。

・第一子の出産(きょうだいがいない、ひとりっ子)
・いざという時のために貯めておくため、節約したい
・モノをあまり増やしたくない(ややミニマリスト)
・秋ごろの出産
・古着や中古品に抵抗がなく、活用したい
・キラキラ、映え、流行りに興味がない

妊娠・出産・育児にまつわるあらゆるグッズは、幸せやおめでたい気持ちをベースにマーケティングされているので、購買意欲に訴えられやすい。
しかし、子どもにお金がかかるのは大きくなってから、これからが本番なのだという意識を持って賢く出産準備をしていきたい。

またミニマリストの観点でも、育児が始まるとあっという間にモノが増える。それを少しでも避けるために、迎え入れるモノをしっかりと取捨選択し、子どもの成長に合わせてモノの所有の見直しをしたい。
モノを多く持ちすぎると、その量や内容を把握しきれず、結果的に同じものを買ってしまったり、無くしてしまう無駄が出てしまうのは避けたい。

思いつくままに、たくさん書いてしまったが、絶対にこれを買えとか、これは絶対無駄だとか言いたいわけではない。
わたしが悩みながら実践してきた経験や失敗を共有することで、少しでも賢い選択ができる人がいるといいなと思う。

育児はとっても楽しい。これまでの人生で知らなかった種類の幸せを全身で感じることができる。
育児にお金をかけなくても、誰かと比べて卑屈になることはないし、赤ちゃんに恨まれることはない。
お金がかかっているか、中古だろうが、モノがたくさんあるかどうかは、幸せとはまったく関係ないのだ。
必要なのは、周りや環境に左右されずに、家族が安心して暮らすための賢い選択を丁寧にしていくことだ。

この記事を読んで、はじめての妊娠・出産・育児をする人の気持ちが少しでも気楽になってくれたら嬉しい。

毎日あっという間に成長していく赤ちゃん。
それに合わせて生活を見直したいが、なかなか追いつかない・・・


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