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続・「ラップスタア誕生」が好きすぎる

大好きだった番組、「ラップスタア誕生」が、
ついに、昨日の放送を持って終了してしまった。
間違いなく、今年一番はまった番組だったと思う。

最終回を観て、本当に感動したと同時に、
番組が終わってしまった喪失感もすごい。
これがロスってやつなのね。

前回、ラップスタア誕生について
noteに書いたときは、続編を書くつもりは
なかったんだけど、

番組が終わってみてあらためて、
この番組が大好きだなあって思って
感情がぶち上がってしまったので最後に、
今回のラップスタア誕生で印象に残ったこと
とかを書き切っておきたい。

まずは昨日のfinal stageを観て。
クラブチッタ川崎での、観客の前でのライブ。
ここまで勝ち上がってくる
過程を観てきたからこそ、
みんなのライブを観てたら自然と涙が出てきた。

Nizi Projectとかもそうだけど、
なりたいものや目標があって
そこを目指す「過程」を追っているからこそ
オーディション番組って面白くて、
だからこそこんなにも感情移入できるんだと思う。

ステージ上では全員がキラキラと輝いていて、
ここまで勝ち上がってきた5人全員、
間違いなくラップスタアだと思ったし、
私もこんなふうに輝きたいって
思わせてくれるほどだった。


そして最後、eydenに優勝が決まったときの
他のみんなの悔しそうな表情。
それを見て、当たり前だけどこれは勝負なんだ
っていう厳しさや、切なさも感じた。
(本当にみんな頑張ったね、って
抱きしめてあげたい…!笑)

それでも、今回ラップスタアの参加者は
みんな、戦う相手へのリスペクトを感じられて、
「自分もお前も最高!」って思って
戦っている感じがすごく伝わってきて良かった。

そして今回のラップスタア誕生、
全部を通して一番私の心にグッときたのは
間違いなく、4th stageのSkaai 対 Fuji Taitoの
楽曲対決だった。

審査員に言われていた、
Fuji Taitoの真っ直ぐすぎるともいえる
「素直さ」、心に宿る「炎」、そして、
過去の壮絶な経験から滲み出る「闇」。
どれもが交わらない要素のように思えるのに、
その全てを両立しているのが
Fuji Taitoの不思議な魅力で、
それが間違いなく彼の個性となって
4th stageにすべて現れていたと思った。
私は4th stageで彼の魅力に
どんどん引き込まれていった。

この楽曲対決で出来上がった
「Crayon」という曲は、
アップテンポで、強さを感じると同時に
彼の本質から来る闇も共存した仕上がりで
それが「いい違和感」となっていたように思う。

そしてこの対決でびっくりしたのが、
対戦相手のSkaaiに、
一緒にリリック書こう、と提案したこと。
同じビートを使い審査されて、どちらか一方が
落とされる、っていう状況下で、
そのライバルの相手に「一緒に曲作ろう!」
って、本来なかなか言えることじゃない。

だけど、一緒に作れば絶対に
お互い最高なものができるはず、
その上で勝負したい、
そういうマインドを持てる
Fuji Taitoが見ているのは
きっと目先の勝ち負けだけじゃない。
常に一歩先を見てるんだな、と思った。

戦った楽曲ではSkaaiは歌詞に
「タイト」と入れていて、final stageでは
Fuji Taitoが歌詞に「スカイ」って入れて
披露していて、本当にうるうるした。


そして、そんなFuji Taitoの
対戦相手だったSkaai。
Skaaiは自身の大学院生としての
研究と音楽活動の両立での葛藤や、
音楽が本当が好き、という
気持ちに気づいたことで、
4th stageのレコーディングで涙していた。

レコーディング中に突如出た涙に対して
本人がぽつりと発した「なんでやろ」
という言葉からも、きっとほかにも
説明のつかないいろんな感情の上での
涙なんだろうな、と思った。

そして私はそこに、自分の将来に揺れる
等身大の23歳の男の子を見た気がしたし、
感情が溢れて急に涙してしまう部分含めて、
率直に「若いな」と思った。
ここでいう若い、というのは
決してネガティブな意味ではなくて、
眩しい、という意味で。


もちろん歳をとっても、今の私みたいに
自分の将来に悩むことは当然あるし、
泣くことだってある。

だけど20代と30代とでは、将来についての
悩み方や揺らぎ方がまた違ってくるとも思う。

特に、ちょうど学生時代に終わりが見えたり
社会人一年目として働き出すことの多い
22〜23歳というのは、「自分の将来」について
一番考えたり、不安になったり、揺れる年代の
ような気がする。
少なくとも、私はそうだった。

Skaaiのあの涙は、自分の将来に揺れる若者を
現していたような気がして、
懐かしいような、応援したくなるような
気持ちになったし、なにより「若さ」を感じて、
胸がきゅっとなった。


以上、ラップスタア誕生について
印象に残るシーンへの熱い気持ちでした。


来年のラップスタア誕生がはやくも
待ち遠しいし、次はどんなスターが
生まれるのか楽しみだし、来年は絶対に絶対に、
final stageを直接観に行きたい。

こんな気持ちにさせてくれたラップスタア誕生、めちゃくちゃ熱い番組だったし、
やっぱりヒップホップは、最高にかっこいい。

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