自然は神秘の宝庫🌳
昨日、占い師の先生を訪ねるために、
東海道線に乗り、六合駅で降りました。
駅の南口に神社があり、そこに大きなウロの御神木がありました。
ウロがある木は見たことがありますが、ひどくインパクトが強くて、しばらく眺めました。
ウロというのは、樹洞でもありますが「木の内側が腐って自然に穴があく」状態です。
キツツキなどがつついたのが原因になる場合もありますが、広葉樹にみられます。
木には、広葉樹と針葉樹があります。
広葉樹は20万種以上、針葉樹は500種類あり、ウロは広葉樹にできる現象です。出来る木がたくさんあることが分かります。
日本では、サクラ・ケヤキ・ブナなど、葉が広く平たい形をしている樹木は多いです。
広葉樹は枝をたくさん伸ばし、暖かい地域に分布します。
樹形は、横に広がって生長しやすいです。
針葉樹は、スギ・ヒノキ・マツなど、葉の形が独特の形状をしています。
また、木の内部構造が、広葉樹と針葉樹ではまるで違います。
広葉樹は水分を運ぶための「道管」と「木線維」が存在します。
針葉樹の方が単純なつくりで、ウロが出来にくいです。
広葉樹は、材木では硬く重い材質になりますが、水分を吸い上げて生木の状態にあるうち(土に植わっている)では、木の内部が傷むと自分の力では再生できません。
木が傷ついた場合、皮の表面部分はその傷を埋めるために再生されます。再生する機能がある部分が表面に近いところなので、内側部分は活動していません。ひらたく言えば、内部は死んだ状態です。
だから、広葉樹の内部に「木材腐朽菌」が入ると、そこから腐れが始まります。
長くなりましたが、腐れが次第に土状になり空洞を作り、最終的に『ウロ』をうみます。
※今回、初めて勉強したため、専門の勉強をしている方が違うとお思いの際は、ご指摘ください。
このウロを見たとき、異様な感じがしました。
想像するところ、ウロの中に木の種が入り、それが成長して枝が伸びてきます。それが大きく成長したために、人間が伸び過ぎた枝を切ったのではないか‥‥
または、枝の周りに腐りが始まったのか‥‥
それにしても、枝の切り口が太いのです。
枝が一本だけではないのも、木の生命力を感じます。
かなり下の方まで亀裂がありますので、大きなダメージを受けているのがわかります。
何百年、何千年⁉︎いきているかわかりませんが、まだまだ頑張って神社に居てください、と願ってその場を離れました。
この木に会わなければ、ウロについて考えることはありませんでした。
ピーターラビットのメロディを思いだします。
〜ピーターラビットのおうちは
大きなもみの木の 下にある
なかよしと すんでる ♪ 〜
↑多分、ウロの中ではないかしら⁉︎
というわけで、今回は 木のお話でした。
自然に思いを馳せて、
自然を守りながら、
永く ひとと共存できますように🍃
追記:考えてみたら、モミの木は針葉樹で、
ウロは出来にくいかもしれません