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第5回【Hunter✖️Hunter】✖️石探し No.405◆芝居

み・な・さ・ん!お待たせしましたーーー!!新企画の折り返し地点No.405にやってきましたよ!ようやく少しずつ人気を出し始めた本企画は、毎週ジャンプに掲載されるHunter×Hunterの中から石を探してその石を特定するというハードボイルドなシリーズです!今まで最新話での石の登場回数はゼロ!!これは企画の根幹を揺るがす非常事態ですよ、みなさん!!!


『No.405🔸芝居』の石


◆に色をつけてみました。今回石は……ありま……せん!!!

冨樫先生へ
こんにちは!石拾い専門雑誌です。
Hunter×Hunterを読むために毎週ジャンプを楽しみにしています!応援しています。Xの投稿にはほぼ毎回欠かさずいいねを押しています。石を描いてくれたらうれしいです。腰を大事になさってください。
石拾い専門雑誌編集部より

出典:私の気持ち

お手紙を書いたので近いうちに石が出てくると思います!それでは恒例、バックナンバーから石を探してみましょう。今回は『No.298◆薔薇』より、爆心地の石です。

この場面はNo.287ですでに兵器の実験場として描かれています。岩場ですね。谷のような感じもしますが、兵器の実験で地層が吹き飛ばされて周りを崖に囲まれる地形になったのでしょうか。

この地形を形作っている石、というか岩は、100%火山由来のものです。単行本28巻の164ページに書いてありましたよ、

高熱によって 岩が赤黒く溶け さながら活火山の 火口のごとき 爆心地は
凶悪な黒煙を 産み続け 生ける者の 侵入を拒んだ

出典:Hunter×Hunter 28巻 164ページ

と。

ひとつひとつ読み解いていきましょう。

『高熱によって 岩が赤黒く溶け』:岩がマグマになったことを示しています

『さながら活火山の 火口のごとき 爆心地は』:活火山の火口のようだと言っているので爆心地はドロドロのマグマ状態なのでしょう

『凶悪な黒煙を 産み続け』:黒煙を出している……石を溶かしているときは白煙が出ても黒煙が出たことはありませんでした。調べたら火山ガスや火山灰に硫黄やその他の化学物質が混ざっていたら黒煙のように見えることもあるのだそうです。ソースはChatGPT

『生ける者の 侵入を拒んだ』:火山の火口みたいなら入れないですよね

というわけで爆心地は火成岩の可能性が高いです。火成岩の中でも深成岩などの硬いものではなく、火山岩などの柔らかいものに違いありません。これは石拾い専門雑誌編集長の長年の石溶かし経験に基づいているので間違いないです!

おさらい:火成岩の三種類 = 火山岩(柔)・半深成岩(中間)・深成岩(硬)

火山岩の種類について、本企画の相談役ChatGPTに解説してもらいます。

火山岩の中で主なもの

爆心地は白っぽいので上ふたつは当てはまらないように思います。これで流紋岩と凝灰岩のどちらかに絞られました。

このどちらかなら流紋岩でしょう。理由は、凝灰岩は堆積岩の一種なので層が高確率で見られます。Hunter×Hunterの爆心地は層が見られず、また砕け散る時も層状に砕けていないからです。

※ 流紋岩の参考画像

流紋岩で検索するといろいろな色や模様が出てくるので、上の石がThe 流紋岩ではないことはご承知おきください。それにしてもこの画像の石はHunter×Hunterの爆心地の雰囲気をたたえていますね。もうこれしかないという感じです。流紋岩で決定!

冨樫先生へ
石拾い専門雑誌の結論を否定できるのは先生だけです。これからもHunter×Hunterを毎週楽しみにしています!
石拾い専門雑誌編集部より

出典:私の気持ち

ーーーと、ここで大発見!!ウィキペの「特殊な流紋岩」の中に「黒曜石」がありましたよ!!知らなかった!!わたくしこと石拾い専門雑誌編集長は黒曜石で矢尻を作ったことがあります何個も。今は故郷を離れているので画像は掲載できませんがいつかお見せしたいと思います!知らなかったーー

流紋岩を彫刻している人はあまりいないのではないかと思いますので今回も彫刻情報はなし。私は使いますがね、溶けるのであれば!

※ 11/8追記:つくば市にある地質標本館で流紋岩の写真を撮ってきました!

『No. 405◆芝居』の感想(ネタバレあり)

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