第2回【Hunter✖️Hunter】✖️石探し No.402◆手紙
みーなーさーんー!始まりましたよ第2回!!どうして第1回の記事に♡をくれないんですか?!この雑誌は相互協力(ジョイント)型なのであまり人気がないと企画が倒れてしまいますよ!でも不人気でも最低10回は続けます。No.410までは!(執念)
『No.402◆手紙』の石
さあ今回石は……ありませんでした!!
というか、読むのに夢中になりすぎて石探しが困難です!もし作中に石があったら申し訳ない。でも今回はほとんど船の中の出来事なので石はおそらくないでしょう。
諦めませんよ、石拾い専門雑誌は!みなさん、『No.382◆覚醒』をご覧ください。手元にない人はぜひ単行本を買ってくださいね。見開きのナスビー=ホイコーロの部屋にある彫像、これはまちがいなく石でしょう!!今回はこれが何の石かを検証していきます。
ちなみに、彫像はパッと見で2つあります。右手前側にネコ科の動物の黒い像と、中央奥にある人物の白っぽい胸像です。
ネコ科の動物はおそらく銅(ブロンズ)像でしょう。黒化処理をされていると思われます。もちろん、黒い石を彫刻したものとも考えられますが、下のリンクにある馬のブロンズ像のような金属光沢に近いです。リンク先に飛んだら少しスクロールダウンしてください。黒い馬の像が現れます。
でも、そう書いている途中に何ですが、石の可能性も捨て難いですね……黒御影石(花崗岩)も磨いたら同じような光沢をたたえることがあります。感覚的には石の方が光沢は鈍いと思います。私はネコ科の像をブロンズだと踏んでいるのでここで花崗岩は掘り下げません。今回の本命は中央奥にある白っぽい胸像です!
「胸像」「白っぽい」「高級感(王族が所有している)」の三点から考えると、間違いなくこちらは白大理石に違いありません。カキンはうちらの世界で言うところの中国に相当する国です。中国で白大理石は採取できるのか気になり調べてみたところ、思わぬ答えがAIから返ってきました!と、いうわけで、白大理石は中国でも採れます。ただ、Hunter×Hunterの世界では、ナスビーは王族なので金にあかしてヨルビアン大陸などから輸入している可能性も捨て難いです。うちらの世界で大理石の産地と言えば、私はヨーロッパを思い浮かべます。
そう、大理石は屋外には向いていないんですよね。雨が少ない地域とか、表面をつるつるに磨いて水を染み込ませない処理を施せば長持ちはしますが、基本的には屋内に置いておくのが吉。
※ 参考:大理石の胸像
大理石は大変加工がしやすい素材です。そのため、古代から彫刻や建築用として使われてきました。ご存知の方も多いと思いますが、古代ギリシャやローマの彫刻に名作がたくさんあります。私はたくさんデッサンしましたよ、学生時代から予備校時代にかけて!彫刻科出身なので、粘土で模刻もしましたね。柔らかい粘土で硬い石の質感を出すのは難しいと思われるかもしれませんが、古代彫刻の名品の多くは人の肉をとても柔らかく表現しているので無問題。言い換えるとかなりリアルに表現しているため、粘土で質感を表現するのはそれほど難しいことではありません。その一助を担っているのが大理石の柔らかいという性質だと思います。
また、真っ白な大理石は美しいとされ、それ故に政治的に利用された過去もあります。悲惨な方向で。(政治的ではない石があるのかという問題はさておき)、大理石は石の中でもかなり政治的なものと言えるでしょう。
ちなみに、古代ギリシャで彫刻として利用されてきた大理石の産地のひとつにパロス島があります。パロス島はギリシャに属するので、古代ギリシャ人は自分の所の石を使ったということですね。パロス島で採れた石でヴィーナス像やパルテノン神殿は作られたそうです。
いやぁ、それにしても「大理石」「胸像」で検索するとインテリア系の販売サイトがヒットしまくるんですね。AIが生成した偉人の大理石の胸像画像みたいなサイトも検索上位に来てびっくりしました。そんなものに需要があるのか……?
『No.402◆手紙』の感想(ネタバレあり)
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