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第7回【Hunter✖️Hunter】✖️石探し No.407◆交渉

みなさんこんにちは!!今日も元気に石を拾っていますか?石拾い専門雑誌ですからねここはつい石を探してしまう者たちが集いし場所。私も日曜から月曜に日付が変わり次第すぐに石を探していますよ。今週号のHunter×Hunterの中に!

すでに大好評の企画シリーズなので不要かとも思いますがルールを説明しておきますと、毎週発売される最新号のジャンプの中にあるHunter×Hunterのなかから石を探し、石がある場合はそれが何石かを検証していきます。ない場合はバックナンバーからみつけて解説していきますのでご心配なく!さて今回石はあったのか、早速見ていきましょうー


『No.407◆交渉』の石


はーいありませーーん

悲しむ暇なく過去話から石を探していきますよ。ハンターたるもの常に前を向いて進まなければなりません。今回は『No.140◆マサドラには行ったけれど』(15巻7ページ)より、岩石地帯の石です!手元に単行本がない方はお買い求めになるか、ゼブラックという集英社のアプリをダウンロードすると該当部分の試し読みができます!

さて、グリードアイランドは現実に存在する島なのでここにある岩石はすべて天然物として話を進めます。7ページを見る限りこれは明らかに堆積岩ですね。隠しきれない線(層)がその証拠です。そして!!!その先の13ページにご注目ください!!!な……なんと……スコップで石を掘っている!!!!

15巻を試し読みしている私には14巻の最後の方がどういう展開になっているか思い出せません。だって読んだのって学生時代とかですよ。もう20年以上前。しかも雑誌で読んでいたので覚えていないですよ流石に!なので、これが念の修行中でスコップにオーラをまとわせているのか、素の力で掘っているのか判別がつきません。見る限り手元がオーラっぽくないので素の力かもしれません。そうすると石の種類が限定されていきますね。

というわけで、そのような石があるのか本企画お馴染みの相談役ChatGPTに聞いてみました。

あるんかい

しかも3つも候補を出してきましたよ!この中だと文句なしに石膏岩でしょう!!

泥岩は主に河川や湖沼、浅い海の底で堆積するため静かな水環境でゆっくりと堆積されることが多く、乾燥していると崩れにくいものの濡れると少し柔らかくなるそうです。「乾燥していると崩れにくい」はマンガの描写と齟齬があります。この岩石地帯は乾燥してるように見えますからね。

頁岩は黒、灰色、緑色、赤色などさまざまな色を示し、特に炭素や有機物を多く含む頁岩は黒色をしているとのことなのでこちらも不適切。マンガの岩石地帯は白か、有色であれば薄いベージュやグレーでしょう。

石膏岩は白色や灰色が一般的でマンガの描写にぴったり当てはまります。そして何より爪で傷がつくほどの柔らかさ。これならスコップで掘ることも可能でしょう!ChatGPTも言っていますよ。以下をご参照ください。

硬さが異なる!

硬さが異なると言っていますよ!!14ページでキルアも言っています。『土もだんだん硬くなってきてる気がする……!』と。

……土??まあキルアはまだ子どもですからね。石膏と土の区別がつかないのでしょう。君たちが掘ったり運んだりしているそれは石膏ですよ。キルアファンダムが押し寄せてくる前に言っておきますが、この岩石地帯が石膏岩という結論を否定できるのは冨樫先生だけですからね!

石膏岩から生成される焼き石膏と言えば彫刻と深い関係があります。わたくしこと石拾い専門雑誌編集長は大学で彫刻を学んだのでここからは彫刻における石膏について解説していきます。

まず、販売されている造形用の焼き石膏は普通に石膏岩から作られています。石膏岩に含まれる硫酸カルシウム二水和物を150度に加熱して水分を除去することで、「焼き石膏」(硫酸カルシウム半水和物)が得られます。この焼き石膏は、水と混ぜると再び硬化する性質があり、建築資材としての石膏ボードやモルタル、彫刻や医療用ギプスなどに広く利用されています。

ほぼChatGPTからのコピペですがそういうことらしいです!

学生時代は上のリンクにあるようなものを使っていましたね。袋のデザインは変わりました。私の記憶だと25kg入りでひとりでは持てなかったのですが、今見ると20kgなのですね。記憶違いかな。同学年で石膏袋をひとりで持てなかったのは私だけでした。それも思い込みでみんな持てなかったのかもしれませんその可能性は高いと思います!重いですからね20kgは!!

石膏の作り方は、まずボウルに適当な量の水を入れます。次に袋に入っている石膏をかき回してほぐし、ほぐれた石膏の粉をゆっくりと水の中に入れていきます。このときに重要なのは1カ所に集中してこんもりと山を作るのではなく、まんべんなくふりかけることです。最終的に石膏の量は水よりも若干多くします。こちらは経験して学んでいくしかないですが、がんばって文字に起こすと、石膏の粉が水面よりやや出ているくらいです。このような状態になったら、ヘラで水と石膏の粉をかき混ぜましょう。泡立たせないように気をつけます。

石膏はだんだんと固まっていき、液状からクリーム状、カッチカチの固体へと変化していきます。スピード勝負なので一度に使いきれる量を考えて最初の水量を決めましょう。

ここでやってはいけない裏技を紹介します!石膏が液状からクリーム状に変化するのにはやや時間がかかります。早くクリーム状にしたい場合は、液状の石膏のなかに石膏の粉を少量混ぜてかき混ぜます。ただ、これをするとできあがった石膏がもろくなります。

ちょっと今思ったのですが、焼き石膏が150度の熱で作られるのなら、カチカチになった石膏をヤスリか何かで粉末にし150度に熱したオーブンのなかに入れておけば再利用ができるかもしれません!コスパ至上主義の現代においてやる人はなかなかいないでしょうが……

石膏像らしきものはNo.403にも出てきました。石膏像は石膏岩の粉の練り物なので石にはカウントいたしません。そんなことを言い出したら建材や道路の多くに石や砂利、砂は使われていますからね。石拾い専門雑誌はあくまで石にこだわりますよ、今後も!


『No. 407◆交渉』の感想(ネタバレあり)

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