登場する人々(桃ちゃん)

まずは桃ちゃん。
桃ちゃんはおばあちゃんです。
昭和10年代です。
戦争を知っているおばあちゃんですが、田舎にいたので戦争はたくさんは
知らないそうです。

桃ちゃんは田舎から東京にお嫁に来ました。
23歳のときだそうです。
桃ちゃんは若い頃、結婚する前、洋裁のお仕事をしていたので
お洋服を縫うことができます。
私が小さい頃はお洋服はほとんど桃ちゃんの手作りでした。
今だったらハンドメイドっていうのよね。
でも私はお友達が着ている「キャンディキャンディ」とか
「ラ・セーヌの星」だとか、そんなキャラクターのお洋服や
キティちゃんとかのお洋服が欲しかった。
今ならわかる。ものすごく贅沢だったのにね。
普段着のお洋服から、お出かけ用のお洋服から。
何から何まで作ってくれた。
もっと大切に着ればよかったな。

ちなみに桃ちゃんのハンドメイドお洋服は
私が大人になってからも続いていて
私が大学に入学したときのスーツも
バブル時代のパーティに来たスーツも
何なら結婚したときに来たウェディングドレスも
桃ちゃんが作りました。

紳士服のイージーオーダーくらいなら作れる桃ちゃんだったから
女性の服はお茶の子さいさいだったんですね。
持ってるミシンも工業用で
ダダダダダダダダダダーっと凄い音と勢いで作っていました。

今は80歳を越えた桃ちゃんだけど
それでもミシンは大好きです。
さすがに今は大きいものは作らなくなったけど
このコロナ渦、マスクをたくさん作ったり
レジ袋が有料になったから、エコバッグをたくさん作ったり
ほぼ毎日ミシンは踏んでます。

桃ちゃんのすごいところ1つご紹介でした。


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