EP4. 脳の働きと思考回路
Radio Harmony 🕊
〜ヨーガで広める調和と平和〜
ヨガ・瞑想講師のCHIAKIが、ゆるーく日常の中での気づきや生活のお話をするラジオ◐
ヨーガを日常に無理なく生かして、ありのままの自分を好きになること、前向きに自分らしく生きること。それが、どれだけこころの調和を整え、豊かに生きることにつながるのか、をお届けしていきます。 エピソード4では、脳の働きと思考回路についてお話しています。
いつもお聞きいただきありがとうございます。
Yoga x Mindfulness x Peace
一緒にヨーガで調和と平和広めましょう🕊
余談 〜 嬉しいご報告
先週の金曜日に、やっと、オーストラリアに移住することができました。今は、ブリスベンという都市、オーストラリアの東側、クイーンズランド州という、ゴールドコーストやグレートバリアリーフに近いところにあります。そこに 今週は住んで、来週から、バイロンベイという海沿いの町に引っ越す予定です。
4月からはヨガの学校に通いながら、サーフィンを毎日して過ごそうかなと思っています。
オーストラリアはまだ真夏ですごく暑いですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 日本は、私が先週経った時はまだ春先というか、冬の終わりが少しずつ近づいてるなって感じましたが、今はどうかな。
私はその冬の終わりの時期からいきなり夏に来て、少し体がびっくりしているところです。季節の変化や自然の摂理と合わせて体を動かしたり体調管理をすることってすごく大事なんだなっていうのを、 つくづく感じています。
そして今回、3年間付き合った彼と一緒に住み始めることになりました。パートナーと同棲するという経験がないので、少しドキドキ。
これまで、国際協力の現場で働いていた時は、キャリア志向だったので、、、
お仕事以外のこと、キャリア以外のことが結構二の次になっていました。
最近、脳科学の分野から人間の身体や思考について考える機会があったんだけど。
振り返ってみると、自分がどれだけ左脳人間として生きてきたかがわかって。
左脳有利の人は、男性脳のメカニズムに沿って思考回路を動かしていることになる。言動や考え方が、それに影響されるようになるってことですね。
国際協力分野だけでなく、現代社会全体がそうかもしれないのだけど、
キャリアを築くために左脳的(理論的、効率性重視)な思考回路や情報処理能力、働き方が有利になっている社会の仕組みが成り立っていることに気がついて。
そんな男性性有利な在り方、生き方を、学生時代から仕込まれて、社会人を通して体に染み付いていく「くせ」になっている。
そんな女性が現代には多いのでは?
女性能には、本能的に(子孫を産んで育てるために)備わっている働きとして、生命を生み出す力、創造力がある。そして、自分が生み出すものの行く末を気にする、自分の周りの人、大切な人の感情や幸せに対して敏感で、感覚的な在り方が有利な状態。
そんな女性性の働きを、私は今まで少しおなざりにしていたなあと思っていて。
なので今回、海沿いの小さな町に住んで、ゆっくりヨガを学びながら、彼と良い関係を築くことや自分と向き合うことにフォーカスするのが楽しみでもあり、怖くもある。自分のための時間を大切にしてみるとか、自分の気持ちや体調を優先して生きてみるとか、、、今までやってこなかったから。
そうした女性性有利な、受け身のあり方をこの1年間で大切にして、本来の自分と繋がり直せたらなって思っています。
自分にも、周りの大切な人たちにも、もう少し優しくなりたい。
柔らかい物腰で、でも本質的な部分では芯がしっかりしているような。強かなしなやかさみたいなイメージよね。
本題 〜 脳・神経の働きと情報伝達経路
心理学的には、わたしたちは50%遺伝子、50%社会的・外的影響によって造られているらしい。
例えば、自分の言動や決断に対して、自己嫌悪を感じてしまう時とか、自分を責めてしまう時ってあると思うんです。
でも、こうして生物学的に脳の働きを理解したら、自分の思考回路やその影響からくる言動も、全てが自分のせいではないということになる。
責任転換をしたいわけではなくて。ただ、多くの場合、わたしたち人間って自分に1番厳しくしがちだなと思うんですね。
だから、自分の脳を理解して、実はそんなに厳しくする必要も、自分を責める必要もないんだなっていうことを、腑に落とすことができたら生きやすいなと思って。
自分の頭の中でぐるぐるしてしまっている思考回路は、 ほぼほぼ、脳と神経の情報伝達経路の結果であって。つまり、50%は遺伝子だし、残りの50%も、私たちが育った環境や、その環境において、聞いてきたこと、学んできたこと、教えられてきたことなどによって大半が創られている。
つまり、今ここにいる私が、目の前で起こった現象に対してどう感じるか、どういう思考を抱くか、どう反応するか、といううことの大半も、脳の働き、 もうすでにできている神経レベルでの情報処理能力と情報伝達によって決められるんですよね。
だから私がそれに対して自分を責める必要はないっていうか。
ただ、50%は外的な影響によって構築されているということは、再構築できるということ。なので、これから変えていける可能性はある。
脳・神経レベルでの変化を起こすことも可能なのが、マインドフルネス瞑想。
瞑想は、グルグルしている頭の中の思考回路に気づいて、意識的に変えていくためのツール。脳や神経の情報処理能力、そして情報伝達経路を再構築することができます。パワフルですよね。
私が自分の中にある思考パターンに気づくことができるようになったのも、瞑想を始めてからなんです。
まずは思考回路に気づいてあげることから始まります。自分が頭の中で、自分に対してどういうふうに話しかけているか、他人をどうゆうふうにジャッジしているか、ということにマインドフルになって気が付くこと。
そして、意識的に違う対応を心がけてみる。もう少し優しく、自分にも、そして周りの人にも話しかけてあげるとか。「左脳のお喋り」に気がついたら、それに意識的にストップをかけるとか。
気がついた時点で、情報伝達経路の方向転換ができるということです。
マインドフルネスで意識を「今ここ」に戻してくると、古い「思い込み」に気がついて、新しい「思い込み」を上書きすることも可能になります。
例えば私の場合、今回の移住&彼との同居をきっかけに自分の中での変化が起きていること気がつけました。
今までは、一つのところに落ち着くことから逃げてきていたし、キャリアを築くことや「成功」することを心配しすぎて頑張りすぎちゃったり、働きすぎちゃったりしがちな傾向があったんですね〜。
今は、それを「あえてしない」という選択をして、自分にもう少し優しくなることを許してあげられるようになりました。
柔らかな態度で、しなやかに、かつ強かに生きること。
人生の流れ、自然の流れに身を任せて、全てを受け入れて、 今ここに在るわたしに与えられていることの全てに感謝すること。
今のありのままの自分と、自分の目の前にある人・ことときちんと向き合うこと。そして今の自分ができることをやっているだけで、十分だということを腑に落とすこと。
それは、左脳有利、男性性有利でずっと生きてきているわたしたち現代人には、最初は不自然に感じるかもしれない。違和感を感じるかもしれない。
でも、受け身で生きることは、右脳の働き、女性性の開花を促すためにも、とてもいい練習になります。
少しつづわたしもそれを自分に許すことができるようになってきていて。
みんなにも今できる範囲内で良いので、試してみてほしいなあって思います。
今後どうなるかはわからないけれども。
そして、これまで33年間生きてきて、ずっと創ってきた脳の思考回路と情報処理&伝達回路は、一日や二日で変わるものではないので。
悩んでしまうこともあれば、自分に対して厳しくなってしまうことも、焦りが出てくることもあります。
そんな時こそ、マインドフルネスのツール、今ここに意識を向けることが重要で。
古い思考回路を使っている自分に気付いても、責めずに、受け入れて、許してあげることも大切よね。「あーそうだよね、こう考えちゃうよねやっぱり。社会で今までそうやって教え込まれてきたんだもんね。」みたいな。
そして、自問自答してみても面白いかもしれない。
「でも、違う考え方もあるよね」とか「こういう世界の見方もあるんだ」とか
「こうだったら面白い・楽しいな」とかでも良いかもしれない。
とにかく自分の中の子供らしさ、クリエイティビティ(右脳)を自由にさせてあげることが大切です。
そのために、わたしはこの一年、スローダウンして、自分のための一年間に出来たらなって思っています❤︎
終わりに
今回は、わたしの個人的なエピソードからの気づきをシェアさせていただきました。
今後、もう少し脳の働きや思考回路について深掘りしたノートも書けたらなと思っています。
最後に、今回の気づきのインスピレーションとなった本2冊ご紹介します:
黒川伊保子著「キレる女懲りない男ー男と女の脳科学」
ジル・ボルト・テイラー著「奇跡の脳ー脳科学者の脳が壊れたとき」