見出し画像

【要約】人生を変える本!「7つの習慣」

世界中で愛され続ける名著『7つの習慣』。自己啓発書の王道ともいえる本は、人生をより豊かにするためのヒントがぎっしり詰まっています。
世界に影響を与えたビジネス書で堂々の第一位を取り、孫正義さんや本田圭佑選手、クリントン大統領などの有名人たちも絶賛する成功への道筋の作り方を説明した本です。

本記事では、そのエッセンスを分かりやすくまとめてみました。
気になってはいるけど本を読む時間がない方や読書が苦手な方は、是非この記事をご活用ください!

『7つの習慣』とは?

『7つの習慣』は、スティーブン・R・コヴィー博士によって書かれた自己啓発書で、世界中で4,000万部以上(2025,1現在)を売り上げた大ベストセラーです。
この本が愛され続けている理由は、付け焼き刃の成功法則ではなく、「人間としての原則」を教えてくれることにあります。
自己啓発本ではあるけど、哲学書に近いかもしれませんね。

コヴィー博士は、「成功とは一時的なものではなく、内面的な成長と持続可能な人間関係によって成り立つ」と考えました。この本では、そんな彼の哲学を7つの具体的な行動指針として提案しています。
本の内容は明日から実行できてることだけど、粘り強く継続しないと効果が得られない鬼ストイックな点がよくある自己啓発本とこの本の大きな違いです。

特に注目すべきは、自己成長(私的成功)から始まり、それを土台に他者との関係(公的成功)を築き、最終的には成長を持続させる方法(再新再生)を学べる点です。
この本は、ビジネスシーンだけでなく、日常生活や家庭、そして人生全体に役立つ内容がぎっしり詰まっています。「成功したいけどどうすればいい?」そんな疑問を抱えるすべての人にとっての道しるべと言えるでしょう。
まずは、この本が伝える「7つの習慣」の全体像を一緒に見ていきましょう!

7つの習慣の全体像

『7つの習慣』は、大きく「私的成功」「公的成功」「再新再生」という3つのセクションに分かれています。この順番で、自分を高め、他者との関係を築き、成長を続ける方法を学べます。では、7つの習慣を簡単に見ていきましょう!

1. 私的成功(自分を整える)

  1. 主体的である: 自分の人生に責任を持ち、選択をする力を育てる。

  2. 終わりを思い描いてから始める: 目標やゴールを明確にして、そこから逆算して行動する。

  3. 最優先事項を優先する: 時間とエネルギーを、本当に重要なことに集中させる。

2. 公的成功(他者との関係を築く)

  1. Win-Winを考える: 自分も相手も得をする解決策を目指す。

  2. まず理解に徹し、そして理解される: 相手の話をしっかり聞くことで、信頼関係を築く。

  3. シナジーを創り出す: チームワークで、一人ではできない成果を生み出す。

3. 再新再生(成長を続ける)

  1. 刃を研ぐ: 心・体・知識のバランスを整え、成長を持続させる習慣。

この7つの習慣を実践することで、人生がより豊かで充実したものになるんです!

7つの各習慣の詳細解説

まずは自分自身が成功するための3つの習慣から

第一の習慣:主体的である

この章を一言で言うと
「他人のせいにしない」ということです。
これだけ聞くと厳しいですね。
でもとっても大切なことなので詳しく話していきますね。

私たちは日々、予想外の出来事や他人の言動に影響されがちです。しかし、「主体的である」という習慣を身につけることで、自分の行動や反応を他人や環境に左右されず、意図的に選択できるようになります。
例えば、誰かに厳しいことを言われても、それをネガティブに受け取るか、建設的に受け止めるかは自分次第です。この「選択の自由」を活かすことで、どんな状況でも前向きな行動をとれるようになります。

もちろん簡単なことではないのでそんな時は、
自分の中の「一時停止ボタン」を押してみてください
嫌なことを言われると嫌な気持ちになりますが、反応する前に一瞬だけでも時間を作ることで「主体的な選択」ができるようになります。

また、「主体性」を持つ人は、自分がコントロールできることに集中します。
コヴィー博士はこれを「影響の輪」と「関心の輪」という概念で説明しました。
コントロールできない外部の出来事(関心の輪)に気を取られるのではなく、自分が影響を与えられること(影響の輪)にフォーカスすることが、主体性を高めるカギです。

「主体的である」という習慣を身につけると、振り回されるずに自分の人生を自分でデザインできます!

第二の習慣:終わりを思い描いてから始める

この章は、自分の葬儀を想像するという衝撃的なとこからスタートします。
終わりとはまさに最後の時
どんな人生を送りたいかを考えてくださいと言うことを過激に伝えてますね。

この習慣では、「自分が本当に大切にしたいもの」や「将来どうなりたいか」を考えることがポイントです。
また、人生の「ゴール」を決めるとも言えます。
「どういう人生にしたいのか」「どんな自分になりたいのか」という人生のゴールを決めることで、自分の人生を力強く引っぱっていくことができるからです。

ゴールが分かれば次は自分の中心になる「原則」を決めるましょう。
ブレない価値観は、地図であり羅針盤になってくれるので、人生で迷っても「ぶれない価値観」があればまた原則に立ち返り苦しい時も目標を見失わないので迷子にならないです。

休日に1〜2時間ほど時間をとって「人生のゴール」や「大切にしたいもの」を書き出すワークに挑戦してみてください!

第三の習慣:最優先事項を優先する

この習慣は、第一の習慣と第二の習慣の成果が影響します。

「最優先事項を優先する」とは、仕事やプライベートで本当に大切なことを見極め、それを最優先で行動に移すことです。
簡単そうでも実際に行うのは至難の業。
特にできないのは、「やった方が人生良くなるけど、ついつい後回しにしてしまう」事を最優先する事です。

まず、やった方がいいことってなんなのか、
それを見極めるツールとしてスティーブン・R・コヴィー博士は、時間を「重要度」と「緊急度」で分類する「時間管理マトリックス」を提案しています。
有名なフレームワークでわかりやすく紹介してくれている記事があったので参考にしてみてください!


  1. 重要で緊急なこと

  2. 重要だけど緊急ではないこと

  3. 緊急だけど重要ではないこと

  4. 重要でも緊急でもないこと

最も大切なのは、「重要だけど緊急ではないこと」に時間をしっかりと割くことです。しかし、多くの人は目の前の「緊急なこと」にばかり振り回されてしまいがちです。
そのため、この習慣を実践するには、第二の習慣で明確にした「何が重要か」を、第一の習慣で身につけた「主体的に」日々のスケジュールに落とし込むことが必要です。

「最優先事項を優先する」ことで、ただ忙しいだけの毎日から抜け出し、ついつい後回しにしていた、資格の勉強や健康のための習慣を優先することで成功に一歩近づけます!

ただ、そう簡単ではないので、時間管理マトリックスの第二領域を優先させるためのポイントを2つ紹介します。

1.必要なときには勇気を持って断る。
2. 人の力を借りる。

自分ができることに限りがあるので、最初は難しいかもしれませんが、徐々にやってみてください!


ここまでが自分を鍛え上げる習慣です。
ここから先は他人も巻き込み、より高みを目指す習慣です!

第四の習慣:Win-Winを考える

多くの人間関係では、「勝つためには相手が負けなければならない」という「Win-Lose」や、逆に「自分が犠牲になればいい」という「Lose-Win」の考え方に陥りがちです。しかし、これだとどちらかが不満を抱えることになり、信頼や関係が崩れて長続きしません。
そのためにも、「Win-Win(ウィンウィン)」の双方が勝者となる結果を目指しましょう!

Win-Winを実現するためのポイント

  1. 信頼を重視する
    信頼がなければWin-Winは成り立ちません。相手の利益や気持ちを理解し、誠実さを持つことが重要です。

  2. 相互利益を考える
    自分だけでなく、相手にとっても価値のある結果を目指しましょう。「どうすればお互いが満足できるか?」と問いかけることが大切です。

  3. 勇気と配慮をバランスよく持つ
    自分の主張をする「勇気」と、相手の意見を受け入れる「配慮」を両立させましょう。どちらかに偏ると、Win-Winは実現しにくくなります。

Win-Winいくらよくてもうまくいかない時もあります。
どうしてもWin-Winがうまくいかない場合は、No Deal、
つまり「見送る」という形を選ぶ道もあることを知っておきましょう!

第五の習慣:まず理解に徹し、そして理解される

人間は、誰だって自分の気持ちをわかってほしいと思っているものです。
なので理解してほしいのであれば、まず相手を理解しましょう!
その第一歩は「聞き上手」になることです。

まず相手を理解する姿勢を持つこと
そして相手の気持ちに共感する

具体的には次の3ステップ
1、相手の話を遮らないで聞く
2、共感を示し、安心感を与える
3、相手を理解した上で、自分の意見を伝える

①理解する ②理解してもらうこの順番が大切!
自分を理解してもらうためには、その前に、相手を理解して、自分を信頼してもらわないと成り立ちません。
良い人間関係は、まず相手を理解する姿勢を見せましょう!

第六の習慣:シナジーを創り出す

意見のちがいを尊重して、「第3の案」を探す

相手と意見がちがうとき、おたがいの意見を理解しあうことで、いままで考えたこともないアイデア、つまり第3の案を見つけ出すことができます。このようにして大きな成果を出すことを、シナジーと言います。

シナジーは一人では生み出せません。
チームワークを駆使して生み出す大きな成果なので簡単ではありませんが、シナジーを作り出すステップをまとめてみたので参考にしてください!

シナジーを生み出すためのステップ

  1. 多様性を受け入れる
    人それぞれ考え方や得意分野が異なるのは当たり前。違いを否定せず、それを「強み」として活かす姿勢が大切です。

  2. オープンなコミュニケーション
    違う視点や意見を歓迎し、それを深く理解しようと努めることが、相乗効果の土台になります。「自分の意見が正しい」と押し通すのではなく、相手の考えに耳を傾ける姿勢が不可欠です。

  3. 創造的な解決策を模索する
    異なる視点を持つ人々が協力するとき、意外性のある新しい解決策が生まれやすくなります。お互いの意見を融合し、さらに良いアイデアを一緒に作り上げましょう。

うまくいかないときは、「抑止力」を取り除く

うまくシナジーを創り出せないときは、何か抑止力になるものがあるかもしれないと疑う必要があります。
なにが邪魔になっているか突き止め、取り除かなくてはいけません。この第六の習慣までに身につけた習慣をフル活用して抑止力を突き止め取り除くと突破口が見えてきます。


「自分と違う意見や個性を尊重し、協力することで新しい可能性を見つける」。これを意識すれば、職場やコミュニティでの人間関係がぐっと豊かになります。
シナジーの力を信じて、次のプロジェクトで「1+1が3になる」瞬間を体験してみましょう!

第七の習慣:刃を研ぐ

いよいよ7つ目の習慣です。

この「刃を研ぐ」とは、自分自身を定期的にメンテナンスして、心身の状態を整えることです。使い続けた刃物が切れ味を失うように、私たちも休まず働き続ければ疲れ果て、生産性が低下してしまいます。自分を磨き直す時間を取ることで、より効率的かつ効果的に行動できるようになります。

自分を研ぎ続けるために以下の4つの領域をバランスよくケアしましょう!

身体(フィジカル)
健康的な生活習慣を維持しましょう。
適度な運動(例: ウォーキング、ヨガ)
バランスの良い食事
十分な睡眠

心(メンタル)
心を成長させるために学び続けましょう。
読書や学習
趣味や新しいスキルの習得
日記を書く

感情(エモーショナル)
良好な人間関係を育てることで、感情面の健康を保ちます。
家族や友人と時間を過ごす
周囲の人々への感謝を表現する
ポジティブなコミュニケーションを心がける

精神(スピリチュアル)
自分の価値観や目標を再確認し、内面的な平穏を保ちます。
瞑想や祈り
自然の中で過ごす
人生の目的を考える

忙しい社会人が「刃を研ぐ」ための時間捻出は大変なので、最初は短い時間で毎朝10分のストレッチを取り入れることから始めるのがおすすめです。
また、1日の終わりに日記をつけるのも感情の整理にいいですよ!

「自分に投資する時間は無駄ではない」という意識を持つとより効果があります。忙しい中でも、自分を大切にする時間を意識的に作ることで、あなた自身だけじゃなく周りも豊かになっていきます!

7つの習慣を実生活に活かすには?ー私なりの活用法ー

7つの習慣がいいことはわかると思いますが、実生活に活かすにはどうしたらいいかわからない方は多いです。

本の中には、実践を手助けしてくれるワークが各章に用意されていますが、実際に実践できる方は少ないでしょう。

そこで、私がやっている実生活での活用法を紹介します!

7つの習慣を朝のルーティンに組み込む

朝ルーティンとして7つの習慣をしてしまうことを強くお勧めします。
夜やろうとすると、予定が入ってしまったり仕事で疲れてしまった時にできず、
一度サボってしまうとそのままズルズルしなくなってしまうからです。

朝の15分以内におさめる

これが私の必勝法です!

具体的には
第一の習慣:朝「決めた時間に起きた」ことを意識する。
なんとなく起きるのではなく自分の意思で起きたんだと意識することが「主体的である」行動のです

第二の習慣:理想の自分を想像する
朝起きてから身支度する間に10年20年先のなりたい理想の自分を想像しましょう。
この時想像することはちゃんと事前に時間をとって決めておくといいです。
書き出して見えるように部屋に貼るなって朝読み上げるとのがおすすめ!

第三の習慣:第二領域の行動を1つ行う
まとその理想の自分になるための行動を1つ5分だけでいいので朝の時間にしてしまいましょう。
慣れればもっと長くやってもいいんですが習慣にするには、まずうんとハードルを下げるといいです!
習慣になってからこの第二領域のための時間をのばすようにすると続きやすいです。

第四、第五、第六の習慣:朝食をとる方はその時が狙い目。
朝の準備を終えて、朝食やホット一息ついた時に自分の周りと人との関わりを思い出しどのようにかかわったらより良くなるか、考えるてみましょう。
ジャーナリングという手法で書くことがおすすめでが、まずは周りとの関係を意識する時間を作るとこから始めるのがコツ。
そのうち考えをまとめたくなったらメモや日記に切り替えると挫折せずに済みます。

この周りとの人間関係を考える時は、自分の関わりを反省するより第四〜六の習慣をベースに考えるようにするのがポイント!

第七の習慣:今日達成することを一つ決めて家をでる
目標の大小は自由。
何か一つ昨日より自分が良くなる目標を持ちましょう。
例えば
・会社で会った人に相手より先に挨拶する
・ランチにサラダを取り入れる
・仕事帰りにジムに行く
・同僚を食事に誘う
など

目標を持っていることを意識するだけでも日々の生活はちょっとよくなるので試してみてください!

朝のルーティンに組み込むと簡単に実行できそうですが
習慣にするにはとても時間がかかります。

1日できなかったからって落ち込んでやめてしまうのはもったいです!
また、次の日から再開できれば習慣になっていくので私と一緒に頑張っていきましょう!

一人より誰かと一緒にする方が楽しく続けられるので
実際に実行したらコメントくれると嬉しいです^_^
私も一緒に頑張ります!


いいなと思ったら応援しよう!

ちあき
ありがとうございます!このサポートを栄養にこれからも頑張ります‼︎

この記事が参加している募集