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ted_ozawa
日課:君を想う
100円均一ショップが、赤く染まり始める11月頭。
1ヶ月…いや、2ヶ月先に控えているクリスマスの訪れを感じさせてくれるのは、毎年100円均一ショップ。
流石に、早すぎやしませんか。
あと2ヶ月後に控える一大イベントを、世の中が急かして今から騒ぎ立てるので、教室の中もその話題で持ち切りだった。
「今年はイルミ行くんだ~」
「クリスマスマーケット行きたいんだよね」
飛び交う少女たちの声。
私の心に霧のように、静かに。でも、鉛のように重く。君が再登場。
「今年のクリスマスも、ドンキでプレゼント交換しようよ、あのお題ルーレットで回してやるやつさぁ」
7月頭の私の発言が蘇る。
もう「元」になってしまった彼氏を、自分から振ったのに未だに思い出してしまいます。
そう。クリスマスさ、一緒に過ごそうって言ったのにね。お互い、そのつもりだったのにね。
彼氏がいたから参戦しなかった「クリスマス過ごす相手がいない問題」という昼休みの鉄板ネタに、当てはまるようになってしまいました。
毎夜、布団に入り電気を消すと
君に想いを馳せます。
考えたって楽しくない。
辛く悔しいだけなのに。
何故か考えてしまうのは、
…私が愚かだからかな。
そういうことにしておいてほしいな。
もう、君が好きだなんて未練がましいこと言いたくないから。
私は、かっこいい女になりたいの。
あなたを超えて、未知なる自分へ、進化するの
だから、あなたに縋ってる暇もない。
未練がましい女にもなりたくない。
日課:君を想う。
早く辞めたい。
あなたなんて、もう大嫌いだよ。
あなたをまだ、大好きだよ。