有休の活用で得られるもの
なかなか時間を作れずにいて美容院に行ったのは4か月ぶりでした。休日は基本カレンダー通りの私。土日は溜め込んだ家事をバババーっとやりつつ、子供達の遊びに付き合ってお客さんになったり患者さんになったり敵になって撃たれたりします。そうなると自分の自由時間はさほどないな…誰かに預けるのも気を遣うしな…ということで、3人目が生まれて職場復帰して以降、仕事の状況をみつつ有給休暇(有休)を積極的に活用してリフレッシュするようになりました。平日の昨日、美容院でのんびりできたのも有休のおかげというわけです。
⌘ 有休は労働者の権利
社会保険労務士事務所に勤めて7年。労働に関わる色んな法律やたくさんの会社の労働環境に触れてきました。私は有資格者ではないただの事務員ですが、受託先の社長さんや事務の方からの有休に関する相談は結構多いです。結論から言えば【有休は労働者の権利】です。社員はもちろんアルバイトでもパートでも誰にでも必ず与えられているものなんですよね。私の職場は社労士事務所ですから有休はあって当たり前、使って当たり前の感覚ですし、むしろ今は有休を取得させることが会社の義務になっているんですが…なかなか浸透していない部分もあったりして難しいところです。それを考えれば、自分の時間のためにどんどん有休を使える私はとっても恵まれてます。この環境を最大限に活かしたいものです。
⌘ スケジュールのシェアで心が楽に
【有休は労働者の権利】ではあるけど、好きな時に好きなだけ取得していい、というわけではありません。仕事の遂行に支障をきたすようなことがあっては信頼関係が崩れちゃいますしね。それに、会社側には【有休の時季変更権】という権利があって、“どうしてもその日に休まれると仕事が正常にまわらない!”そんな時には違う日に変更するよう労働者に指示することも。私は基本的に月1回は有休を取る事にしてるので、月末ごろには来月の有休取得日を大体決めて、その日1日休んでも問題ないように逆算しながらスケジューリングしていきます。給与計算業務なんかは納期があるので、サブ担当や受託先の担当者とも日程を確認しながら組んでいきます。複数人でスケジュールをシェアしておけば自分も相手も“え、この案件なに⁈納期いつ⁈聞いてないよー”ってことが防げますよね。基本的なことかもしれないけど、以前の私は1人で抱え込む傾向があって全然出来てませんでした…。周りとコミュニケーションをとりながらこまめに確認していくのは、ときに面倒で憂鬱にもなるけど結果的に自分の心を楽にしてくれるはずですよ。
⌘ 有休の活用〜私の場合〜
冒頭でも紹介しましたが、私の有休は主にリフレッシュが目的です。美容院に行ったりネイルに行ったり、先日は夫と時間を合わせてランチしましたね。それから“コレは意外といいぞ!”と思ってる活用法があって、それは子供達のうちの1人と2人きりで過ごす時間をつくる、というもの。普段は【母親】を子供達3人でシェアしてる状態なわけで、ひとりひとりと触れ合ったり会話したりする時間が充分ではないなーと感じていました。2人きりで過ごすその日はお互いを独り占めできるわけなので、子供とじっくり向き合えるし、子供も普段言えないことや悩んでいることをひっそり打ち明けてくれたりします。それは、仕事や家事に追われてばかりの日々の中では知り得ない大切なことかもしれません。普段からしっかり満遍なく子供達に目を向けるのが一番いいのはわかっていますが、そこが私の至らない部分でお恥ずかしい…。普段できない分、数か月に一度にぎゅっと凝縮させてるって感じです。大事な有休ですから有意義に過ごしたいですね。
⌘ 新しい発見を明日に活かして
この仕事をしていたからこそ得られた情報は数えきれないくらいあるしどれも大切です。だけど、仕事以外の人間関係や啓発的経験から得られるものってもっとたくさんあると思うし、結果的にそれが仕事に活きることもありますよね。それから【有休は労働者の権利】それはその通りだけど、職場の人達の協力や理解があって初めて成り立つということを忘れてはいけないですよね。普段から信頼関係をしっかり築くこと、そして休暇のあとには丁寧に感謝を伝えることを心がけて限りある時間を有効に活用したいと思います。お読みいただきありがとうございます☺︎