見出し画像

好きを思いだす


お仕事をお休みしてから「好きを思い出す」瞬間を何度か経験しました。

そもそも「好きを思い出す」ってどういうこと?って思いますよね。
それだけ、私たちは無意識に「好き」という感情を常に側に置いているということにも。
食事をするときも、電車で空いた席に座るときも気づかないだけで好きという感情で動いているのではないのかなって。少なくとも私は食事のとき、最初と最後に好きなものを食べてそうでも無いものを間に食べます。少し子どもっぽいけど。


好きを思い出せたのは多分、時間と心に余裕ができたからだと思う。
それまでは目の前のことにいっぱいいっぱいで、本当に微塵も余裕がなくて息がつまって窒息しそうだった。今思い出しても本当に気がおかしくなっていたなあと思う。

お仕事をお休みして(今はもう辞めたけど)時間ができたので、本を読んだり、たくさんゲームをしたり、映画を観たりもした。

そんなときにふと、ふんわり「ああ、私そういえばこれ好きだったなあ」と思い出して懐かしいような気持ちがひどく温かく包み込まれるような感覚に陥る。


好きなものをきちんと「好き」だと思えることはすごく大事なことだと思う。
それは幸せをきちんと感じられるということじゃないのかなあって。

今まで何気なく読んでいた本も、日常化していたゲームもきちんと向き合って改めて考えるとすごく大事なことだったのかもしれない。大したことじゃないけど、当たり前だと思っていたことに向きあうことってそういうことなのかなって思った。
何事も丁寧に、きちんと向き合うことは自分のことを大事にすることと同じなんだ。
趣味だけでなくて、普段から行っている家事とかももしかしたらそうなのかな。

好きを思い出すために、自分を大事にするために時間がある今だからこそ目の前のことひとつひとつに向き合っていきたい。
体調を崩して、どうすれば良いかわからなくなって思ったよりも辛かったけれど。自分を大事にすることの大切さに気づけたので、まあ良しとしようかな。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?