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どうにかなりませんか? 【かわいい(不登校の)子には旅をさせよ(ママにもね)】

不登校の中学生の息子を連れて、ベトナムに5週間の旅に来ております。
海外に来ると、いつもと違う環境や文化に新鮮さや楽しさを感じる反面、その違いに勝手がわからず、どうしようと思うことも多々あります。

私は日本人ですし、生まれてこの方ずっと日本で生きてきていますから、海外は勝手が違い、「これがやりたいんだけどどうすれば?」となります。今回の旅でずっと戸惑っているのが鍵。ルームキーです。ホテルでなく、アパートに滞在していることもあり、カードキーでなく普通の鍵なんですが、どうやって開ければいいかわからない。チェックインをしてくれた人は難なく開けていたのに何回やっても開かない。結局開くんだけれどどうやったら開くのかがよく分からない。今滞在しているアパートは滞在2週にしてやっと開け方がわかりました(まず右に半周回してから左に回す)。

鍵はそれでも何回かやっているとたいていはいつかは空きます。困るのは、ホテルの場所がどうしても分からない(詳しくは、洗礼)とか、カイトサーフィンをしたい(詳しくは、いい経験)とか、自分ではどうしようもない場合。もちろん、その度に解決してくれそうな人に聞くのですが、それって、要は「どうにかなりませんか?」とお願いするということ。海外に来るとこれを毎日のようにやっているなと実感します。

言葉が通じないだけではなく、どうにかしたいけどどうしていいか分からないことが多いという、ある意味不自由が海外旅行にはついて回るのだなと思います。

まるで、ゲームのミッションをクリアしていくみたいなそんな感覚。それが、旅行の醍醐味でしょうね。逆にそれが楽しめないと個人旅行は楽しくないのかもしれません。

今日も一つミッションをクリアしてきたところです。
実は私は急性副鼻腔炎になりやすい体質でして、耳鼻科の先生曰く、「周りに風邪の人がいるだけで風邪にかからなくても副鼻腔炎になることもある」とか。鼻が詰まる、鼻水が出るくらいならいいのですが、副鼻腔炎は頭痛・顔面痛が本当に辛いのです。ビクビクしていましたが、やはりここベトナムでその症状が出てしまいました。私は近くの薬局で、スマホに「副鼻腔炎」のウィキペディアのベトナム語版を表示しながら、「どうにかなりませんか?(これに効く薬はありませんか)」と白衣を来た店員さんにお願いしました。すると出てきた複数の錠剤たち…

1日分ごとに小分けされた「副鼻腔炎用の薬のセット」

「ワットイズディス?」それぞれどういう薬かを知りたい。すると、Google翻訳で日本語に訳してくれた言葉は「副鼻腔炎の薬のセットを用意しています」。

そうか。そうですか。それは本当にありがとう。とりあえず、他に選択肢はありません。私は、日本円で約800円ほどを支払い、処方された薬を携え宿へと戻ったのでした。

正直、飲むのは勇気がいりました。やけにカラフルですし。しかし、もうだいぶ顔面も痛い。言っても副鼻腔炎ですから、これが癌の薬となれば話は別ですが、まぁ大丈夫だろうと自分に言い聞かせ、とりあえず一回分を飲み込んだのでした。結果はまだはっきりとはわかりませんが、とりあえず、楽になってきました。今のところは。

何でもそうですが、海外で何かにぶち当たったとき、「どうにかなりませんか?」と誰かに助けを求めた後にすることはだた一つです。「どうにかなりますように!」と祈るのみ!

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