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地球人にはわからない悩み
メルボルンは春一番が来て、昼間はぽかぽかした日が続いています。しかしながら、外を自由に出歩くことはできません。それでも、青空を眺めながら、noteを書くのはスキ。
7月19日からnoteを初めて6週間が経ちました。
色々な学びがあったり、気付きがあったり、出会いがあったりと私にとって新しい世界と繋がることができました。
note運営やフォロワーの皆様方、フォローさせていただいている方、素敵な記事を書いているクリエイターの方、記事を読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
それでは、今日は気付きについて、書いていこうと思います。
あなたは、自分の過去を捨てたいと思ったことはありますか?
少し前に友達みんなでご飯を食べに行った時のことです。
Sさん「私、宇宙人なんです」とカミングアウトされました。
Sさん「地球に来てまだ日が浅いので、地球のシステムについていくのに、大変で生きづらい。時間軸や金銭感覚がずれてて、他の人に合わせられない」
私「そうなんですね...?????」
Sさん「モンブランさんはどう?」
私「え???今は...生きづらいって思ったことはないですね」
Sさん「やっぱり。そうかなーと思ってた。絶対地球人だよね」
私「私地球人なんですか?」
Sさん「そう。めちゃめちゃ、馴染んでるし、いいと思うよ」
私「Sさん宇宙から来たんですか?」
Sさん「そう、私たちみたいに、時間軸や金銭感覚をみんなに合わせようとしてもできない人たちがいるんだよね。だから、いらない過去を手放していこうとしてるんだけど、一緒にやらない?」
私「私は、捨てる過去はないので、大丈夫です」
とやんわりお断りさせていただきました。
本当は、私にも捨てたい過去はあります…が別にそこまでではありません。
今の自分を作っているのは、いっぱいの過去の経験。
もし、何個かいらない過去を消したら、今の自分がいなくなるような気がして。
今いる場所から、過去の自分が歩んでたきた道を振り返ってみます。
回り道して、寄り道して、ゆっくり歩いたり、走ったりしながら、今までやってきた。決してきれいな一本道ではなかった。
私は母のお腹にいるころから、大変だったようだ。生まれてからも。生後1っか月で父を失った。小さい頃は、いじめられたりもした。決して完治しない病気のせいで、入退院を繰り返すこともあった。社会人になってからも厳しく大変だった下積み時代、海外に飛び出しても言語や人間関係に行き詰まったり。いっぱい、失敗したし、挫折もした。
それでも、今の私がここにいる。
大きな家にも住んでないし、マイホームも持っていない。素敵な車も持っていないし、高級腕時計や指輪も持っていない。
しかし、私は幸せだ。
3人の子供にも恵まれて、旦那がいて、健康な体がある。とりあえず、今住む家もあるし、子供たちの毎日の食べるものにも困らない、私が3回くらいぶつけたり、こすったりした跡がまだ残る、可愛い車もあるし。
それ以上に必要なものなど、見つからない。
回り道にはきれいなお花が咲いていたり、寄り道した場所は素敵な夕日を見ることができたり、ゆっくり歩いてきた場所は、新しい何かを発見することができたり、走った道では転んでひざに大きな傷ができたりと...
色んな思い出が詰まっている。
今になって過去を思い出して、「あ、これはいらないから、消そう」って思っても人間はできない。今このnoteを書いている時みたいに、この過去いらないからdeleteっていうのはできない。
それなら、すべてを受け入れることが大事なんじゃないかと思っています。
失敗した自分、負けた自分、傷ついた自分、みじめな自分、嫌な自分、それをすべて受け入れる。
過去を消すということは、失敗しちゃいけない、負けちゃいけない、傷ついちゃいけない、そういうことですよね。
傷ついていいじゃん、負けたっていいじゃん、嫌な自分だっていいじゃん、みじめな自分だっていいじゃん。
それを含めて、今がある。
明日また一歩踏み出したところが回り道になっているかそうじゃないかなんてわからない。
だから...
過去でも未来でもなく、今を生きる。
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