海外で生まれただけ それ以上でもそれ以下でもない
3人も子供がいると、ほんと忙しくバタバタと一日が過ぎていきます。
そして、子供一人一人性格が違います。気にするタイプ、気にしないタイプ、朝起きれないタイプ、一人で遊べるタイプなどなど。
そして、一番上の子は繊細くん、真ん中は不思議ちゃん、末っ子はのんびりくん、そんな感じが多いですかね。
モンブラン家でもだいたいこんな感じです。
たっつー長男は結構繊細なタイプです。
朝も自分で起きて、朝ご飯の準備を手伝ってくれて、毎日の勉強もちゃんとこなして、ダンスもコツコツ頑張っています。
スネ夫次男はできることなら、勉強したくない。朝も一番最後まで布団でぐずぐずしていて、楽しいことにつられて嫌なことはしたくない。
けんちゃん末っ子は、食べるのが一番大好き。みんなから愛され、常に誰かが相手をしてくれお兄ちゃんからいっぱい刺激をもらっています。
たっつーを産んだときは、初めての子供だし、色々としないといけないと思い込んでた部分がたくさんありました。
例えば、
ご飯食べるときは立たない。(お行儀よく)
好き嫌いはしない。(野菜もたべる)
ママやパパを叩いたら謝らせる。(しつけ)
日本語も話せるように教える。(教育)
など。
期待も大きかったのでしょう。
食事の時はテーブルが汚くなったり、服が汚れたりすると、すぐに拭いていたし、お皿に盛られたものは全部たべる。と言い聞かせていました。
おもちゃも遊び終わったら、ちゃんと片付けるを徹底していたし、日本語も話せて、英語もできる。
悪いことをしたら、ちゃんと謝れる。
そんな子供に育ってほしかった。だから、一生懸命やってきた。
そして、そんな私が次男スネ夫の時に思ったことは、
お行儀よくとかしつけとか教育とか、1人目長男にやってきたから、2人目次男にやらなかったら、申し訳ない。という義務感がありました。
少しづつおろそかになりつつあるけど、2人目次男にも私なり義務感をもってやってきました。
今、見たら窮屈で痛々しい。
こんな日常嫌だよね。
その時の私(ママ)はこれが子供たちの為になると信じて、一生懸命していたんだ。
子供の気持ちも知らずにって思うよね。
今思えば必死に私の価値観に合わせていたんでしょうね。
そして、色んな常識というものに振り回されていたことも事実。
これは、育児の失敗例か成功例か...
と尋ねると、正直わかりません。
育児に正解、不正解があるなら教えてほしい。
それから3人目(末っ子)が生まれてから、私の中で大きく教育(子育て)というものがぐらつき始めた。
期待感にあふれ、そうならないといら立ちを覚えたり、義務感で日本語を教えていたり、育児というものは忍耐なんだと思い込んでいた私から、少しだけ抜け出せそうな気がした。
それは、3人目末っ子ケンちゃんが可愛すぎる。育児が楽しすぎるということだ。
期待感を捨ててるといら立ちがなくなる。可愛かったら、義務感がなくなる。そこで、初めて私は子育ての楽しみを得られた。
期待感を捨て、しつけもしない。食べたいものを食べて、遊び終わっても片付けない。教育もしない。
文章で書くとなんて母親だ!!とおしかりを受けるかもしれません。
今まで私がやってきたことの反対をするということは、そのときの自分を否定することになります。しかし、私はケンちゃんには期待もしていないし、しつけもしない。日本語も教えない。そうするとけんちゃんは将来どうなるのか?逆にアートのセンスがよくなったりするのか?それとも日本が誰よりもすきで日本語を自分で勉強するようになるのか?それとも違う言葉に興味がわくのか?私は今すごく楽しみです。
私はたっつーに自分ができるすべてのことを与えてきました。
スネ夫にもなるべく与えてきました。
けんちゃんにはなにも与えないようにしようと思っています。
【子供3人〇〇大学合格への道】
と
【子供3人 違う教育方法で育てた結果 将来どうなるのか?】
どっちが興味ありますか?
私は同じ大学に3人合格させる方が難しいし、お母さんの頑張りがより必要だと思います。
私はそこまでできないので、3人もいるんだから、別々の育て方で将来どんな差がつくのかが見てみたい。
そして、子供たちには将来、日本語と英語が伝わらない国で勉強や仕事の経験を積んでほしい。あなたたちは日本人の両親からオーストラリアで生まれただけで、それ以上でもそれ以下でもない。ただただラッキーなだけ。自分で努力して、違う言語を習得または、文化について学んでほしい。そして、3人ともバラバラの国に行かせたい。
そして、もし結婚相手が中国やアメリカ、フランス、ベトナム、コロンビアなら、私は世界各国に親族がいるまさにビッグマムになれる。そう思うと将来が楽しみだ。