【富山】たかおか朝市あるある【初めてのくせに】
堂々の朝市デビューを果たしたあてくし。
狙うは地元の『たかおか朝市』
出店者は一癖も二癖もある人ばかりでメチャ面白い。
きっかけ
同級生の東京進出が激しい。
「このうらぎりものめ」「さみしくなる」「いかんで」
そう言いつつ都会ええやんとか思ってる。
とはいえ指をくわえてみてるだけは悔しい。
あたいだって人生楽しんでやるんだ。
『富山にだっていいものあるもん』の精神を糧に、地元再発見を心掛けている。
今日は友だちのキョン(特定外来生物)に誘われて「たかおか朝市」いってきたよ~!!
あるある①出品者が出品している青果を知らない
「みかんって書いてあるけどこれ何か俺はよう知らんもんでな」
「これオレンジやっけ?はっさく?」
マジであった。
スーパーとかだと「ちょっと、ここの従業員の教育どうなってんのよ」となるやつ。
朝市のいいところは、そこらへん全部「アハハ!」で終わるところ。
青果の名前忘れた出展者のおじさん本人も、聞かれた横の出展者のおじいさん(餅屋だった)も、聞いたわたしたちもただただ「ウケるね」の精神。
誰一人焦らない、イラつかない。
こんな優しい世界、あったんだ!
最後は荷台に「あまなつ」と書かれた箱を発見し、無事あまなつであることを確認。
『食べて確認するこっちゃ、ほれ剥け!』
とおじさんはでかいでかいあまなつをキョン(特定外来生物)に手渡した。
え、全部食べていいん…
戸惑うキョン、皮ごと半分食うわたし(註:甘夏の薄皮はふつうはずします)
めちゃんこ甘い。
かんきつ類にめっぽう弱いキョンは10個購入。
がめつく個数を確認するキョンに好感をもったおじさんは、なぜか1個おまけしてくれて計11個のでかいでかいあまなつを手に入れた。
『また来週も出すさかいにきてくれな』
おじさんはでかいでかいあまなつ11個を「すしべん」の袋に入れてくれた。
すしべんかよ。
あるある②異業種参入
『れんこんチップス』
ほう、と思った。
れんこんチップスは好きだ。
一袋400エンね~ほ~などと言っていると、シュバッと店主が現れた。
試食があるからぜひ食えという。
れんこんチップス。予想通り、サクサクカリカリでうまい。
これも地元貢献よ…財布に言い訳をして1袋購入した。さらば400エン。
『うちカレーもやってて』
いや、チップス関係から遠すぎん?
ブースから離れて少したって別の客の声が聞こえた。
『カレーですか?』
ほら、出品物に統一性がなくてびっくりしてんじゃん……
帰宅後れんこんチップスを食べたが予想通りうまかった。
うまかったので、カレーの味まで気になってしまった。
そういう戦略?
あるある③販促がウマい
朝市を往復しつづける中で、あ~ウマい販促だな~と思ったのが3点あった。
・客呼びに小学生くらいの女の子を使う
ふつうにかわいい。喜ぶ顔見たくて買いたくなる。
・「何がおすすめ?」と聞くと「全部おすすめだから買って」とかいう
強欲。もう、そういう返しスキなんだけど。
・客の雑談聴いて「新500円玉が券売機で使えないってそういうこと?」とか謎の発見してる
ひたむきに団子焼いてんのかと思ったらたまに見せるオフの一面でときめいちゃう
共通していえるのが、みんな性格の良さがにじみでてるってこと。
ステキな人格の人に売られると買いたくなっちゃう。
これが、推し活?
あるある④キャラが濃い
ここまで紹介したエピソードのキャラも濃いが、中でも断トツ濃かったのが彼。
最近できた複合型施設「サカサカ」内のコーヒー店のお兄さん。
朝市が終わり、臨時営業していた店舗も締まっているにもかかわらず店舗内をジロジロみていたあてくしたち(失礼)
「コーヒーソーダでよけりゃ、飲んでく?」
と、扉を開けてくれたお兄さん。
コーヒーソーダってなんだ?
曰く、コーヒーのソーダ割りらしい。新商品。
曰く、「市販の三ツ矢サイダーとコーヒー混ぜてみな、まずいから」
まずいんかい。
「おいしいんですか?」とあてくしたち(失礼2)
「どう思う?」とお兄さん。
え……質問に質問だなんて、道徳の時間なのかここは……?
ちなみにお兄さんはバチバチの高岡弁。
語尾が「~ま」で終わる人は久しぶりに見た。例)「飲まれま(飲みなよ)」
味はサイコーにうまかったです。フレーバーソーダっていうのか?
コクのあるサイダー、初めて飲んだ。
まとめ:身近な場所にこそオモシロイ出会いがあった
はぁー高岡なんか行きなれてて知ってるよイオン高岡位でしょ?
このノリではめぐりあえなかった人たちと出会えました。
やはり何事も初心。
知っていると思っても知っていないことはありますね。
友人のキョン(特定外来生物)は朝市に来てくれたお礼にでかいでかいあまなつを1個おいていきました。
お礼の仕方がたぬき。