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普通に幸せになりたい。

幸せになりたい。もうなんでも良い。
毎年春分の日あたりは
かなり落ちるけど。一旦全てリセットされる。
エネルギーが変わるからね。

いつも思う。幸せになりたいだけなのに。

私は変わりたい。たぶん私おかしいから。
まともになれば
きっと幸せになれるよ。

どこからおかしいの?
たぶん産まれた時は、間違いなく愛されてたよ。
長女だから、特にみんなから待ち望まれて
産まれてきたはず。
デキ婚でもなかったし。

でもね。お母さんはずっと不安だった。

私のお母さんは。
美人で何でも出来た。今でもそう。
口八丁手八丁なタイプ。

でも、それは努力の賜物なんだと思う。
元々出来た訳ではないと思う。

お母さんは、実の父親に殴られて育った。
お酒を飲んで暴れる父親に夜中に殴られたり
夜中に裸足で逃げたりしたらしい。
実はそれがお母さんの母親(おばあちゃん)が
不倫をして父親(おじいちゃん)が
怒っていたから、だと聞いたのは
ずっと後になってから。
(おばあちゃんには、小指がなかった。不倫騒ぎの時、許しを乞うために切り落としたとか…)

お母さんも、その時は知らなくて
いつもおばあちゃんを守りたい、
おばあちゃんを喜ばせたい、と
思いながら暮らしていたそう。
だから、お手伝いいっぱいして
何でも出来るようになったみたい。

お母さんは不安定だったと思う。
10代後半に髪がごっそり抜けたらしい。

私が物心ついたときも
お母さんの髪はほとんどなかった。
よく年末に京都のデパートに新しいウィッグを
買いに行った。私は楽しみだったけど
お母さんは辛かったと思う。
お母さんも、ずっと普通に幸せになりたいと
思っていただろうな。

話を戻して
お母さんは髪はなかったけど
やはり美人で
あと、仕事も出来たみたいだ。
有名な企業で話す仕事をしていた。
(だから、晩年まで選挙のウグイスを何回もやっていた)
でも心が不安定で職場で自殺未遂して
辞めたらしい。

医者の彼氏とか、同僚の彼氏とか
何人かいたらしい。
(元彼は今でもよく見る、地元の有名な権力者)

お母さんは、自分の髪がないから
結婚は考えてなかったらしく
気軽に遊んでいたのかな?と思う。
断るのも面倒だったのかな。

そんな時、後に私のお父さんとなる人が、
営業で家に来たらしい。
それからお父さんがしつこくて
根負けして彼氏と別れて
お父さんと結婚したらしい。

「髪も、ないのに結婚してくれる人なんて
いないだろうから…。」
そう思って結婚したらしい。
そんなに好きではなかったのかな。

結婚して、お父さんはあまり
働かなかったらしい。
営業も辞めてしまい
職を転々とし、仕事行くフリして
どこかに行っていたり…もあったらしい。
当然お金はなかった。

そんな話をいろいろ聞いて
私は育った。
よくお父さんや、おじいちゃんの
愚痴もきいていた。
いつも泣きながら聞いていた。

お母さんは、
「泣いてくれるのか?お前は優しいね。
 こんな事誰にも言えないからね。」
そう言って喜んでくれた。

お母さん、可哀想。お母さんが大好きだから
お母さんに幸せになって欲しい。
いつもそう思っていた。

たぶんこの頃から
男は敵で、男は悪で、男は女を不幸にすると
思い込んでしまった。心の深い所で。

私はお父さんが嫌いだった。
小さな頃は
二人で釣りに行ったりしてた頃は
好きだったけど
その後小学校高学年くらいからは
ほとんど話さなかったし
中学生の時なんて
完全に馬鹿にしていた。

いつも、平日はムッツリ不機嫌だし
仕事が休みの土日祝はテンション高いし。

仕事が嫌だったんだなと思う。
お父さんも明らかに発達障害だったし
神経症もあった。

やっぱり無理だわ。
不安定な母親と、神経症の父親。
勿論夫婦仲最悪。
取っ組み合いの喧嘩もしていて
私は妹と泣きながら避難してた。
避難しながらも殺してしまうんじゃないかと
心配で心配で
気が気じゃなかった。

こんな環境で育ったら
幸せになるのは
よっぽどの気持ちがないと、無理。

幸せのモデルがないんだもん。

普通で良いんだって。
お金もそこそこで良いし
夫婦仲も普通で良い。
何もラブラブでなくても良い。
取っ組み合いの喧嘩なんて、普通する?

でも
この環境が私の普通だった。

こんな環境よくあるかもしれないけど。
あまり幸せになってる人いないよね。

環境のせいにしたい訳じゃない。
親のせいにしたい訳じゃない。

でも
どうしたら良いのか。
どうしたらこの連鎖を断ち切れるのか。
たぶん何代も前から
うちの家系は、女が強くて男を馬鹿にして
つぶしていく。
男を信用できない。
男に心底頼れない。

この連鎖を断ち切らないと
本当に子ども達まで不幸にしてしまう。

だから私が変わらないと。

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