チェルシー

指定難病を抱えながらヘルスケアサービスの事業企画をしています。主にHipHopと抱えている難病(再生不良性貧血)について発信します。何かございましたらchelsea101089@icloud.com までお願いします。

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    HipHop関連の記事です

  • 闘病記録

    ある日突然再生不良性貧血を患って緊急入院。様々な治療を経て、社会復帰して生きていく過程を書いた記録。

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難病を乗り越えるためのHipHop

2018年10月4日。僕はこの日を生涯忘れることはないだろう。 この日は持病である再生不良性貧血が発覚した日。僕にとっては二度目の誕生日のようなもので、価値観や環境が大きく変わり、人として生まれ変わった日と言っても過言ではありません。 今回は、4年生き延びた記念(?)にこの病気と戦う上で助けになった、僕が大好きな文化であるHipHopをどう闘病に活用したのかを書きたいと思います。 持病についてまず簡単に持病の簡単な説明と経緯の説明を。 4年前、29歳の時からこの再生不良

    • 【ライブレポート】ヒップホップはもっと世界に広がると確信したNasの来日公演

      ここが最終回なのでは?そう思えるぐらい衝撃的なステージだった。 illmaticの凄さは、リリックの描写や統一化されたサウンドによって、どんな国や環境の人もNas自身の現実に引きづり込んで同じ体験を共有できることだと思う。 それが現実のステージでも起きるとは思わなかった。 1曲目は「Get Down」このGet Downが始まった時点で一気に引き込まれた。 ほぼ空想上の存在に近かったNasの声や姿が見られたこと、初めて買った作品である「God's Son」の1曲目だっ

      • あの頃僕らはJust Blazeのビートに夢中だった

        ジャスト・ブレェェェィィィィィィィイズ! このプロデューサータグ*1を追い続けることが僕の青春だった。 2006年。広島の片田舎に住んでいた高校生の僕は、今のようにネットも発達しておらず、限られた情報源から「Pro. Just Blaze」と記載された作品を見つけ出しガラケーにメモ。その後、親に頼み車で隣町のブックオフに連れて行ってもらい、ひたすらディグをする。これがサブスクもディスクユニオンもなく、地元のCDショップと隣町のブックオフだけが頼りの平成田舎ヘッズのディグス

        • 【レビュー】BUCHI「局地的猛暑」全曲解説

          岡山を拠点に活動するラッパーBUCHIがソロアルバム「局地的猛暑」を配信開始した。 俺らの地元は熱いという意味を込められた「局地的猛暑」は、BUCHIの心の内や、ヒップホップや地元への熱い思いが素直に綴られた意欲作。ビートも全て地元岡山の仲間から提供されたもの。さらに地元をBUCHI自身が盛り上げていくという意思表明でもある作品。 オーセンティックなラップスタイルに独自のコミカルなリリックもあり、UMB全国大会でも見せたBUCHIのラップが存分に楽しめる。日本語ラップクラ

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          【レポート】KREVA CLASS-新しいラップの教室-を見て号泣した話

          公演から少し時間が経ってしまいましたが、「KREVA CLASS-新しいラップの教室-」のレポートしたいと思います。横浜、大阪、東京と各都市回っており、僕は6月1日の東京昼公演に行きました。この演劇を見るのために福岡から遠征です。 ヒップホップアーティストのKREVAと脚本家・演出家の小林賢太郎がタッグを組んで行われたこの「KREVA CLASS-新しいラップの教室-」 謎が多く分かっていたのは「授業型エンターテインメント」ということだけ。脚本は小林賢太郎さん、出演はKR

          【レポート】KREVA CLASS-新しいラップの教室-を見て号泣した話

          【ソロデビュー20周年】KREVAが目指してきたヒップホップとは

          *全文無料で見られる投げ銭タイプのnoteです。 2024年6月18日にKREVAはソロデビュー20周年を迎えた。 KREVAは90年代中盤からラッパーとしてのキャリアをスタートし、日本においてヒップホップやラップを広く大衆に親しまれるまで引き上げることに大きく貢献したラッパーの一人である。 これまでのキャリアを振り返ると、B-BOY PARK MCバトル3連覇、KICK THE CAN CREWでの紅白出場、ソロラッパーとして初のアルバムオリコン1位獲得と武道館公演の

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          【ソロデビュー20周年】KREVAが目指してきたヒップホップとは

          【雑記】今年やりたい10のこと

          新年明けましておめでとうございます。 2024年は年始から色々なことがありましたが、少し落ち着いてきたので、noteの企画に参加して書き初めをしようと思います。今年はこういう雑記もたまに書きたいですね。 1.常に余白を持った生活をしたい 常に余白を持つ。これが結構難しい。 僕は某企業でヘルステックの新規事業をやってるんですが、基本新規事業ってやったことない仕事ばかりなんですよね。 飽きずに楽しめる反面、常に勉強や動いたりしないといけず気付いたらガス欠してしまいやる気が

          【雑記】今年やりたい10のこと

          【年間ベストアルバム】Best Rap Albums Of 2023

          こんにちは。今年も年に一度のお祭り年間ベストアルバムの発表の季節がやってきました。 今年は仕事も忙しくなり、音楽に十分な時間が取れない中でも聴けた約250枚の新譜の中から最高の20枚を選び、トップ10には簡単な感想も添えてみました。 年間ベストだけ知りたい方は、Spotifyのプレイリストから確認できます。アルバムごとに好きな曲を2曲ずつ挙げ、プレイリストでは30枚まで選曲しました。 ※期間は2023年1月1日〜2023年11月30日までのリリースの作品です。 20.Na

          【年間ベストアルバム】Best Rap Albums Of 2023

          【ライブレポート】OZROSAURUS NOT LEGEND at YOKOHAMA ARENA【セトリあり】

          2023年9月18日に横浜アリーナで行われたOZROSAURUSのワンマンライブ「OZROSAURUS NOT LEGEND at YOKOHAMA ARENA」に行ってきました。 僕は福岡在住のため遠征です。 会場の横浜アリーナに着くと、全国のオジロファン全員来てるのではってぐらいの人の量と熱気。オジロのロゴTや所属レーベルであるAll My Homies黒のロゴT、ベイスターズのユニフォーム、2PacやIce CubeのTシャツを着てるウエストコースト好きの方もいました

          【ライブレポート】OZROSAURUS NOT LEGEND at YOKOHAMA ARENA【セトリあり】

          Best Albums Of First Half 2023

          時間が経つのが早すぎる。歳を取るにつれて早くなっている気がするが、この時間の心理的短さが年齢に反比例する現象を「ジャネーの法則」というらしい。まさにそれだ。 今年の上半期は仕事が忙しかったり、体調も崩したりしてしまい順調ではなかった。そんな中でも音楽はヒップホップを中心に定期的に聴くことを心がけていた。 今日はこの1年の折り返し地点で、良いと思う作品を書こうと思う。熱く語れる5枚の作品のみ。 2023年の上半期は引き続き国内外共に不安定だったように思いますが、WBCで野球が

          Best Albums Of First Half 2023

          OZROSAURUS「Players' Player feat. KREVA」について書き殴る

          人生で一番の衝撃が走った。 なんと00年代後半にビーフ状態(ディスり合うこと)にあり、長年距離があると言われていたOZROSAURUSとKREVAが楽曲をリリースした。 この衝撃をなんと例えたらいいのだろう。今までに経験したことのない驚きと興奮で全く寝付けず、仕事にもほとんど身が入らなかった。 ビーフの詳しい内容に関しては、下に参考動画を貼っておきます。今後真実を語るインタビューも出てくると思う。 OZROSAURUSとKREVA 僕にとってOZROSAURUSとKR

          OZROSAURUS「Players' Player feat. KREVA」について書き殴る

          【年間ベストアルバム】 Best Albums Of 2022

          今年も年に一度のお祭り年間ベストアルバムの発表の季節がやってきました。毎年年間ベストは選出してTwitterに載せたりしていたんですけど今年はnoteに書いてみます。 まず最初に選出の基準を示しておきます。 アルバムというフォーマットで聴きたい作品であることはもちろん、2022年を振り返った時に思い出せるアルバムにしています。 2022年は一昨年から続くパンデミックや、世界情勢の不安定さなど、数年後に振り返っても忘れられない年になりそうですよね。なので、いつも以上に時代が

          【年間ベストアルバム】 Best Albums Of 2022

          私のSpotifyまとめ2022

          今年もこの季節がやってきました。Spotifyまとめの発表です。 このSpotifyまとめというのは、Spotifyで聴いた音楽のデータを分析して、様々な視点で発表しくれるもの。総再生時間や最もよく聞いた曲やアーティスト、音楽・ポッドキャストなどが分かります。 毎年、通信簿をもらうような感覚で楽しみにしています。 今年も振り返りも兼ねて、載せていこうと思います。昨年はこちらから。 聴いた時間 まず再生時間です。単位が分で出てるので分かりにくいですが、時間に直すと約1,

          私のSpotifyまとめ2022

          29歳の時に突然難病になった話をする〜退院編〜

          こんちには。 この続きを書いていきます。だいぶ良くなってくる時期です。 ATG治療後の免疫がない期間をなんとか乗り切るATGという治療を行なって治療自体は乗り切りましたが、依然として白血球がほとんど0の状況が続きました。 熱が出る→カロナール(解熱剤)飲む→熱が出るのループが続いていて、このまま白血球が0だと重度の感染症の危険性も高まるし、別の治療法も検討しないといけないので綱渡りの日々が続いていました。 ただATG治療を終了してから1週間後、入院してからほぼ1ヶ月経

          29歳の時に突然難病になった話をする〜退院編〜

          【ライブレポート】ODD BRICK FESTIVAL

          今年初開催となった「ODD BRICK FESTIVAL」に行ってきました。 5月もPOP YOURSに行ったんですが、大好きなLittle Simzが来日するとのことで関東への遠征を決定。飛行機で福岡から横浜へ。開始に間に合わないので前乗り。 横浜赤レンガ倉庫には、観光で2〜3回来たことがあるのですが、フェスでは初めて。建物の奥にある海に面した広場で大中小3ステージ。 会場にはお昼過ぎに到着。10時から行くつもりでしたが寝過して遅刻。スタートはBalming Tiger

          【ライブレポート】ODD BRICK FESTIVAL

          【2022年5月・6月】お気に入りの新譜

          こんにちは。 3ヶ月ぶりの更新にになってしまいました。 前回のPOP YOURSの記事は多くの方にアクセスいただき、ありがとうございました。 このタイミングで更新増やしたら良かったな、とも思いましたが筆が重く… 新譜は聴いてましたが、こうやって文字にしないと深く聴かず次々と消費してしまうのは良くないですね。 元々noteを書いているのも音楽を消費していることに違和感を感じたからなので。自分のためにも定期更新できるように頑張ります。 今回は5月〜6月で気に入った新譜の感想

          【2022年5月・6月】お気に入りの新譜