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はじめまして。恋するチェンソーマンです。【大学で4度振られる】

「恋愛に夢見てない人がいい。」

そう彼女が言い放つ。
自分にとって好きな人であり、好きだった人であり、鮮烈で唯一だった貴女。
今はもう貴女に向ける感情が何なのか、何であるべきか分からず、
ただ「かけがえのない」としか形容ができなくなってしまった。

彼女と別れたあとの帰路で身勝手にこぼす。
「そうか。じゃあ俺は違うね。」

恋愛に夢しか抱けないのだから。

馬鹿な自撮り。
マスクは誕生日に貰った。ドンキ製らしいが詳細は不明。

● チェンソーたる所以

大学入学後、4度振られた。


大学での出会いはあまりにも多く、そのどれもが新鮮で魅力的な女性にも当然出会う。そうして出会った人と仲良くなり、何度も2人で出かけていれば、自ずと「好き」という感情が芽生える。

この想いを伝えるべきか否か、葛藤し、
関係性が壊れるという不安感と仄かな期待を胸に、ついに告白。

晴れてカップルになった2人は「恋人」として新たに歩みだす…


そんな王道なキャンパスカップルライフ、一度も訪れなかった。


自分を振った相手と気まずくなると思いきや、2人で映画を観たり、喫茶店や居酒屋を巡ったりもした。この距離感や関係性、相手に抱く感情に名前を付けたかった。


だがしかし、この男、馬鹿で惚れやすい。

難しいことを考える暇もなくすぐに好きになる。

そして振られる。気まずくならない。→別の人を好きになる。振られる。気まずくならない。→別の人を好きになる。振られる。気まずくならない。→別の人を好きになる。振られる。気まずくならない。


こんなことを繰り返しているうちに気づけば4度も振られていた。

当たり前のように以前と距離感が変わらない相手を眺め、この女どもがイカれているのか、
それを好きになる自分がイカれているのか…

そんなときに手にした漫画が「チェンソーマン」である。

主人公のデンジは恋(?)焦がれる女キャラたちにこんな言葉を残す。

「散々な目ぇばっか遭ってよぉ……
 我慢しかしてね〜のに… 
まだ一揉みもしてねーんだよ~!!

チェンソーマン 第8話[チェンソーvsコウモリ]より

「痛くて死にそ〜って思いながら
 俺のこんがらがった脳みそでよォ〜く思い返してみたんだけどよ〜
俺が知り合う女がさあ!!全員オレん事殺そうとしてんだけど!!

チェンソーマン 第47話[女運]より

コイツ俺じゃん…

もちろんデンジのように物理的に死に至るようなことはない。
しかし、心は何度でも好きになった女たちによって死に追いやられる。

その度にスターターロープを引っ張って、何度でも蘇るのだ。

どれだけ辛くて痛くてもめげずに強敵を退け、
女キャラに「ワン!」とついていくデンジの姿が
他人事のようには思えなくなっていった。


● 自身をコンテンツに昇華する〜noteとの出会い〜


気づけば大学3年生になり、卒業も迫る中、考えなければならないことがある。

それは「卒制」についてだ。

表現学部という少し特殊な学部に所属しているため、(放送・映像、文芸、出版、広告、webサイト…など様々なメディアやコンテンツを学べる。)
卒業に必須なのがよくある「卒論」ではなく、卒業制作「卒制」である。

自分が専攻しているコースでは雑誌かwebサイト制作を卒制として提出するのが規定となっており、自分もできそうなテーマを見つけ、企画提出段階にまで至った。

しかし、どこか物足りない。
そう思ってスマホに内蔵されているメモに目をやる。

「モラトリアムに酔う」

これは高校の頃所属していた吹奏楽部で部内恋愛をしていたとき(0章とでも言えよう。デンジ、なんかごめん?)、自分が思ったこと(主に恋愛について)を言語化してみたい!と思ったことをきっかけに、今に至るまで続けているモノだ。

要するに、感情殴り書きメモである。

字数にしたらどれくらいだろうと文字数カウントにかけたところ、

32857文字(400字詰め原稿用紙約83枚分)。

一般的な文庫本の文字数が10~12万字程度らしく、そこからしたら造作もないものだが、よくよく考えたら小説で言うところの心理描写しかやらずしてこの字数なのかと。


__それだけの感情や言葉が自分の中で息巻いてる。
自分が大学に入って一番時間もお金も心も費やしたのって本当はなんだろうか。

恋愛だろ。


黒歴史は100も承知でゼミの教授に相談したところ、
「媒体はどうするの?」と詰められてしまった。

雑誌だとすれば取材をする相手は自分?
それとも自分を振った相手?(笑)となるし、
そもそも文章主体に偏りすぎてしまう。

webサイトとして仕上げるにもどうも構想が思いつかない。

答えを出せずにいる自分に教授がつぶやく。
「じゃあnoteでブログとしてやってみたら?」

唐突な提案だったが、それならできるかもしれない。
というか最適じゃないか?

いや、そもそも
「ブログを書いて卒業なんてできるんですか?」

当然の疑問。卒制規定にはあるわけもないイレギュラー。
一般常識で考えても、ブログを書いて大学を卒業したなんて聞いたことがない。

ブログも情報文化デザインでしょ。あなた専用の規定を考えなきゃですね〜」

…完全に乗り気である。


こうしてnoteで自分の散々な恋愛をコンテンツとして昇華することになった。

小説はもちろん、ブログなんてまともに書き上げたこともない。
それでも、と創作の青い炎が自分の中で揺らめいている。


多事多難な私の恋路を、誰か一人にでも楽しんでもらえたら幸いだ。

● 最後に

ここまで私の拙文を読んでくださり、本当にありがとうございます。

ここまで長々と書いてきた割に、まともな自己紹介ができていないと思ったので、
最後に私の好きなものを2つと、恋するデンジと自分に捧げたい名曲を1つ、そして好きな言葉を添えたいと思います。


・ 好きなもの

我が相棒バリトンサックス。
(Baritone Saxophone→ばりとんさくそふぉん)
自作のクリームソーダ。

アカウント名はこの2つをかけあわせただけです(笑)。
(ばりとんさくそふぉん+くりーむそーだ=ばりとんくりそふぉん

・ デンジと自分に捧ぐ曲

ぜひ歌詞に耳を傾けてお聞きください。
ありえないくらいチェンソーマンしてます。

・ 好きな言葉

「自己憐憫は麻薬に似ている」


それでは、また次の記事で。
(応援でも批判でも、「スキ」やコメントいただければ幸いです!)

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