緑肥の使い方にみる農業センス
こんにちは!シェフズファームのSHIGEです。
先日、先輩農家さんの「マウンテンファーム」さんにお邪魔してきました。
いきなりの訪問だったんですけれども快く受けて下さって、ホント農家さんで優しいなぁって思います。
緑肥の活用法と植付けのセンス
固定種、在来種を中心に、有機農法で野菜を作ってらっしゃって、セット野菜の定期便など販売ルートも拡大されてます。
お邪魔した理由の1つが緑肥に関してのことです。新規就農1年目の私の畑はもともと休耕地だったので、まずは土作にポイントを置いて現在やっていますが、その中で緑肥をどう使っていくのポイントをお聞きしたくてお邪魔したわけです。
圃場に着くと背丈以上に伸びたソルゴーが迎えてくれます。
オクラの脇に寄り添うように並び立つソルゴー、それはもちろん漉き込んで緑肥としての効果も期待してのことですが、一方で強風対策にもなっています。
また圃場の周りにも背丈ぐらいのソルゴーが生えていますが、こちらは風対策と共に有益な益虫を集める効果も期待してあります。
秋の作付けに向けて一部は漉き込まれているところもありました。
元々は田んぼだったところなので、水捌けを良くする効果も期待して撒かれていて、結果うまく機能しているそうです。
畑の土を裸にしないように植えられている緑肥、短く刈られた畝間など、みているだけで今何をしようとしているのか、どの段階なのかわかるようになっています。また緑肥の生育状況をみて土の出来も判断しているそうです。
私の圃場は今どんな状態にあるのか分かりませんが、マウンテンファームさんの話を元にやっていこうと思っています。
また保冷庫をDIYされていて野菜の保管や追熟に大きな役割を果たしています。私も保冷庫は今後必要になってくると思っていますが、購入となるとかなりの費用が必要になってくるものになるので慎重に見極めないといけないなと思っていました。私、実はDIYも大好きで、小屋など建てた経験もあります。DIY保冷庫、とても参考になりました!
他の方のやり方を見に行く習慣をつけよう
常日頃から、畑を覗くのが癖になっている私なんですが、皆さんそれぞれにいろんな工夫をされていてとても勉強になりますね。
例えば支柱、市販の物を使ってらっしゃる方もいれば、笹竹で上手に組まれている方もいらっしゃいますね。
エコな野菜作り、私もなるべくなら自然由来の物を使って行きたいところです。この辺りが効率化とのせめぎ合いですね。
今回のお話「緑肥」もそのエコやパーマカルチャー の文脈から来ていて、自然の力で、畑を再生していくというテーマで考えている部分です。
竹で支柱を作るのには、結構センスが必要で、やってみると分かるんですが、とてもバランスが難しいんです。竹のテーパーに合わせて向きも揃えて、土に刺さりやすくするために尖らせてと。
縄で縛るのも適当に縛れればいいって感じにすると、意外と目立っちゃうんですよね。あっ、私の畑はお客さんが自由に遊びにこれる場所にする予定なので景観デザインの視点も重要なんです。
そういう意味での緑肥の使い方、囲いにしたり、風対策兼益虫対策兼景観デザインという視点で見ると面白いんです。
やっぱり畑を見たときに「うわっ綺麗!」って感じる方の野菜の方が美味しく感じませんか?私はそんなことを考えて畑もデザインする必要があるんじゃないかなと思っています。
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