「データドリブンマーケティングを実現する!~KPI設計と効果検証の考え方~」ウェビナーレポート
Cheetah DigitalでMarketing Consultantを務めている小林です。
今回は、9/26に開催した無料ウェビナー「データドリブンマーケティングを実現する!~KPI設計と効果検証の考え方~」の内容を簡単にご紹介します。
「施策は実施したものの、本当に効果があったのかわからない...」
「KPIを設定しているけど、本当にこの指標で良いのだろうか...」
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
本ウェビナーでは、このような課題に対する実践的なアプローチを紹介しました。
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マーケティングKPI設計の重要概念
「KPIは設定している」という企業は多いものの、実は目的に対する効果測定に適していない指標を使っているケースが少なくありません。
本セッションでは、よくある課題とその解決策について具体例を交えて解説しました。
例えば、あるアパレルECサイトの事例として
セール告知メールを優良会員向けに実施
開封率・クリック率は同月平均と比較して110%
CV(クリック経由売上)が昨年実施した同施策と比較して105%
という結果があったとします
一見、良好に見えるこの数字、実は大きな"落とし穴"が隠されています。
ウェビナーでは、なぜこれらの指標だけでは不十分なのか、そして本当に見るべき指標は何かを詳しく解説しています。
「効果検証」の本質的な考え方
「もし、その施策を実施していなかったら?」
もし●●していなかったらどうだったのか、を想定する概念を「反実仮想」と呼びます。
効果検証において、この視点がなぜ重要なのでしょうか?
ウェビナーでは、マーケティング施策の影響を4つの累計に分解し、真の効果測定のためのフレームワークを提示しました。
特に注目したいのは、「自然購買者」と「説得者」の違い。
この区別がなぜ重要なのか?そしてどのように見分けるのか?
これらの理解は、効果的なマーケティング戦略の立案に直結します。
ウェビナーでは、このような「反実仮想」と、施策影響の4類型を踏まえた効果検証の理論や方法論について解説しています。
実践的な解析事例で学ぶ効果検証
ウェビナーの後半では、過去私が具体的にアプローチした4つの事例をケーススタディとして紹介しています。
ECサイトのセールによる売上向上効果、どのように測定する?
アプリ登録によってLTVは本当に上がるのか?
TV、チラシ、WEB広告など、複数のプロモーション施策の売上貢献をどう評価する?
プロモーション対象者の中で、特に販促効果の高い人を特定するには?
いずれのビジネス課題も、マーケティングの現場でよく直面する課題だと思います。
それぞれのケースに対して、統計的な手法を用いてインサイトを得るアプローチを解説しています。
ご参加者の感想
ウェビナーに参加された方々から、多くの反響をいただきました。
その一部をご紹介します:
ABテスト出来ない時にどうしたら良いのか疑問に思っていたので、他の方法ご教授いただいてちょっとスッキリしました。
本当に勉強になりました。
具体的な例を出していただいて分かりやすかったです。
アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました!
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Author
小林 寿 (Hisashi Kobayashi)
Marketing Consultant
マーケティングオートメーション・ロイヤルティプログラム領域のマーケティングコンサルティングを担当。市場調査・政策評価・マーケティングアナリティクス・因果推論等が専門。
分析・クリエイティブ・製品・最新技術など…マーケティングに役立つ情報を発信中!
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