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【フィンランド旅】私のしあわせカフェ5選

旅の中で1番大事にしているのは食べること。
そんな私がおすすめしたい、大好きなおやつたち。
フィンランド旅行で味わったしあわせを、余すことなく詰め込みました。

これからフィンランドに行く人だけでなく、北欧が好きな人、フィンランドに行った気分を味わいたい人にもぜひ読んでもらいたいです。

①空港に着いたらシナモンロールにごあいさつ📍Kaffet Helsinki

記念すべきヘルシンキで第1号目のごはん。

無事にスーツケースを受け取ったところで、すぐに目に止まったカフェ。
フィンランドに着いたら真っ先に挨拶しておきたいのは、もちろんあの子。
“潰れた耳”が由来のシナモンロール。

フィンランド式のシナモンロール。確かに両側が耳のように見える👂

フィンランドのシナモンロールは、平たくて、とにかく大きい!
生地の間にある“シナモンの層”が厚いので、しっかりとシナモンを味わうことができる。甘さひかえめの生地に、ザリザリした砂糖がいいアクセント。
熱々の濃いコーヒーに、ため息が出るほどよく合う。

これが食べたかったんだ〜!!と、フィンランドに来た実感がじわじわと湧いた、思い出のカフェ。

ヘルシンキの街に繰り出す前に、ほっと一息つくのに最適な場所。


②フィンランドで1番おいしいドーナッツ📍Pyynikki CoffeeShop

ヘルシンキから少し足を伸ばして、タンペレにあるピューニッキ展望台のドーナッツ屋さんへ。

大小サイズが選べます。私は迷わず大を。
ペロリと食べられます。

ここでは“フィンランドで1番おいしいドーナッツ”が食べられると言われている。
そんなこと聞いたら、食べないわけにはいかない!

ちょうど通り雨に降られて、肌寒かったので、温かいコーヒーと甘いドーナッツを食べるのに絶好のタイミングだった。
もっちりしたドーナッツは程よい甘さで、たっぷり入った粗挽きのカルダモンがくせになる。カルダモンって、こんなにおいしいのね。

シンプルだけど、フィンランドの人たちから愛されていることがよく分かるドーナッツだった。

フィンランドではmunkki(ムンッキ)と呼ばれていて、日本のドーナッツよりも揚げパンに近い存在。

展望台に行くまで、森の中を散歩できるのも楽しい。

本当にこの先にカフェがあるの?と少し不安になった道


途中でたくさん見かけた、かわいらしい赤い実たち


コンパクトな展望台

ガタガタするレトロなエレベーターに乗って、ちょっぴりドキドキしながら展望台に上がった。係の人が、手動でガチャンと閉めてくれるドアには驚いた。

タンペレの街、湖、森林をぐるりと見渡せる

カフェにいる人たちみんなが、ドーナッツでひと休みをしている姿はほっこりする。
最高のドーナッツも、森のお散歩も、眺めも楽しめる素敵なところ。


タンペレには、ムーミン美術館があるので、ムーミンに会ってから行くのもおすすめです


③アカデミア書店でブルーベリータルトを📍Cafe Aalto

カハヴィとムスティッカ ピーラッカ(フィンランド語で注文できた思い出)

映画「かもめ食堂」にも出てくる、アカデミア書店の2階に佇むカフェ・アアルト。サチエさんが、ミドリさんに「ガッチャマンの歌」を教わった場所。

店内はクラシカルな雰囲気で、“本屋”よりも“書店”、“カフェ”よりも“喫茶店”という言葉がしっくりくる。

ソフトなタルト生地とレアチーズの層の上に、ブルーベリーがゴロゴロ。
ずっしりした見た目なのに、爽やかで食べやすい。

ここで旅の日記を書いた。
フィンランドで出会った味も、気持ちも忘れたくなくて、毎日時間を見つけてはノートを広げていた。居心地が良すぎて、何時間でも過ごせてしまいそうだった。

カフェから2階を見渡せる
もちろんムーミンコーナーも

アカデミア書店には、表紙のデザインだけでも目を惹かれる本が山ほどあった。
こんなにすてきな本が目の前にあるのに、何ひとつ読めないのがなんだか悔しかった。せめて、タイトルだけでも読めたらいいのに。
それでも本に囲まれた空間で過ごす時間は心地よかった。

④海辺の小さな赤い小屋📍Cafe Regatta

ヘルシンキにあるシベリウス公園を抜けると、海のほとりにポツンと一軒の赤い小屋。

ひとつひとつが手作りで温かみがある
小さな店内は、ほわんとパンやコーヒーの香り
きゅっとひねったカルダモンロールの形にキュン

ホットコーヒーと、カルダモンロール、カレリアンピーラッカを注文。
カルダモンロールは、シナモンロールよりもスパイシーで、周りの砂糖の甘さとの相性抜群。
カレリアンピーラッカとは、お粥を包んだパイのこと。フィンランドでは、朝食や軽食として親しまれている。そのままだと少し薄味なので、卵ペーストを付けて食べるとおいしい。
初めて食べるのに、前にも会ったことがあるような。懐かしくてやさしい味がした。日本にありそうでない、お粥のパイ。個性的な形も愛らしくて、すぐに好きになった。

隣の席では、お姉さんがコーヒーを片手にノートを広げていた。旅に来た人かな。旅先で日記をかくお姉さんに、勝手に親近感を寄せていた。

赤と白の組み合わせってこんなにかわいいのね

のんびりしている間にも、近所の人たちがたくさん訪れていた。
公園をお散歩がてら、いつもの朝ごはんを食べにくるみんなのお家のような、温かいカフェ。

別の日にも、市場でカレリアンピーラッカ

⑤とにかく大きくておいしいシナモンロールならここ!📍Cafe Succes

シナモンロールに夢中になりすぎて、この写真しかなかった

フィンランドのシナモンロールを調べる上で、外せなかった老舗カフェ。
多分ここのシナモンロールがフィンランドで1番大きい。

公式サイトより
顔より大きい(妹)

帰国する日に、妹と2人でひとつ買ってシェアすることにした。
大聖堂の階段に座って、おやつにぱくり。
飛行機に乗ってからも、機内食のデザートにぱくり。
なんと、次の日の朝ごはんにもぱくり。
食いしんぼうの2人でも、こんなに長持ちするほど大きい。

ヘルシンキに行ったら、ぜひこの特大シナモンロールに出会ってきてほしい。

実はお土産にもうひとつ買って持ち帰った。
ラップに包んで、大事に冷凍庫に入れてあるのだが、あまりにも大きいので、よく胸肉か何かと間違える。早く食べなくては。

【番外編】“暮らすように旅する”を叶えた朝ごはんたち

“暮らすように”とはかけ離れて、毎日駆けずり回った旅の中で、唯一朝ごはんだけは暮らすように食べた。

理想の朝ごはん

今回の旅は、Airbnbのマンションの一室に泊まったので、食べたいものをスーパーで買い込んで、毎日少しずつ食べた。
海外旅行では、何回も現地のスーパーに行く。現地の人が普段どんなものを食べて暮らしているのかを垣間見たり、見たことのないお菓子に出会ったりできるので、旅での欠かせない楽しみ。

特に私のお気に入りを紹介したい。

・ライ麦パン(ルイスレイパ)

公式サイトより

薄くて硬めの酸味のあるパン。パンとクラッカーの中間の食感。
甘いもしょっぱいも、どんなものにでも合う。
日本に持ち帰り、スクランブルエッグをのせて食べたら絶品だった!
子どもの時だったら、クセがあってあまり得意ではなかったと思うのだけど、
日本で見つけたらすぐに買いたい。

・ブルーベリージュース

公式サイトより

フィンエアーで出してもらえるおいしいジュース。
しっかりブルーベリーの味がするのに、さらさらしていて飲みやすい。
初めに買ったものはドロっとしていて、なんか違うと思ったら、「ブルーベリースープ」と買いてあった。種類がたくさんあるので注意!

・ラエ ユースト(チーズ)

プラスチックの容器にどっさり入っているので、スプーンですくう。

日本では見たことがない、カッテージチーズに似たフレッシュチーズ。
豆粒の大きさで、食感はモキュっとしている。
フィンランドでは、「ムーミンのうんち」と呼ばれているらしい。
あっさりしていて、プリっと楽しい食感なのでついつい食べ過ぎてしまう。

・平たい桃

公式サイトより

平べったい楕円形の桃。
皮ごとかじりついて食べる。シャクシャクしていて、リンゴに近い。甘さ控えめでさっぱりしているので、いつでも食べられる。
大きさも、おやつにちょうどいいサイズ!

・スナック感覚のシナモンロール

公式サイトより

一口サイズのシナモンロール。
日本の駄菓子の“チョコあんぱん”みたい。
小さくても、しっかりシナモンが効いていて本格的な味。
家族や友達にたくさん買って帰ったが、とても好評だった。気付いたら袋が空っぽになっている。中毒性アリ。

その他にも、肉厚のサーモンや、大容量のパック入りいちご、豊富な種類のヨーグルトなどを買って楽しんだ。
旅先の朝ごはんが、たまらなく大好きだ。

やっと、やっと書き終えることができた。
こんなに時間をかけて書いたnoteは初めてかもしれない。
でもなぜだろう、フィンランドのことを思い出していると時間を忘れて夢中になれる。
まるでラブレターを書いているようだった。
もう完全にフィンランドの虜。
ごはん編もまた今度!

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