“暮らすように旅する”ことを目標に、フィンランドでやりたいことを考えてみた
北欧デザイン、北欧風、北欧テキスタイル、北欧の暮らし……
私は、“北欧”という言葉に目がない。
“空間や時間にゆとりがあって、センスのいい国々”という勝手なイメージをもっている。
ずっと行ってみたかった北欧の国、フィンランド。
はっきりとした理由はないけれど、
旅の行き先を決めるのに「行ってみたい!」以上の理由なんていらないと思う。
憧れの国を、今自分の目で見てみたい、肌で感じてみたい。
旅行の前は決まってYouTubeで旅行先の動画を見てイメージを膨らませる。
暮らすように旅をする、素敵な動画がたくさん上がっている。
毎日同じカフェに行ったり、何時間も同じ場所にとどまったり、ホテルの部屋で過ごす日があったり。
“暮らすように旅する”って、いいなと思う。
まるでフィンランドで暮らしているかのように過ごしてみたい。
そこで今回は、“暮らすように旅する”ことを目標に、フィンランドでやりたいことをあれこれ考えてみた。
○たっぷり味わいたい
食いしん坊な私の旅の醍醐味は、なんといっても食べること。
少し遠かろうが、不便なところにあろうが、
美味しいもののためならエンヤコラ。少しも苦にならない。
旅の間だけは、ほんとうは1日5食くらい食べたい。
無限に食べられる胃袋があればいいのに、と毎回思う。
・シナモンロールを食べる
フィンランドといえば、シナモンロール。
耳が潰れたような形から、名前は「ビンタされた耳」という意味だそう。
ちょっと怖い。
日本にいても食べられるけど、現地のものを食べたい。
いろんなパン屋さんやカフェのシナモンロールを食べ比べることが、楽しみでたまらない。顔くらい大きなものが売っているところもあるらしい。
カレリアパイ(お米のパイ)、揚げドーナッツ、ブルーベリーパイなど、他にも食べたいものがたくさん。
これはもう、グルテンフェスティバルの開催決定です。
・家庭料理を体験する
フィンランドの家庭料理を味わいたくて、現地の人の家で料理を教えてもらうアクティビティを予約した。
実際に家へ上がらせてもらって、現地の暮らしを見ることができるのが楽しみ。
全て英語とフィンランド語で説明されるので、内容が理解できるかは不安。
まあ料理だから、煮るか、焼くか、混ぜるかを真似していくだけだ。
きっと大丈夫、なんとかなるさ。
・スーパーや市場で食材を選ぶ
今回はホテルではなく、マンションの一室を借りたのでキッチンがある。
スーパーや市場で食べたいものを探すことも楽しみの一つ。
ライ麦パンにチーズときゅうりを乗せて食べたい。
フィンランドの平べったい桃とモッツァレラチーズを一緒に食べたい。
「モッツァレラチーズはムーミンの肉」と言われているそう。ブラックジョーク?
“ビンタされた耳”といい、“ムーミンの肉”といい、フィンランドの人のセンスが面白い。
○まったり癒されたい
フィンランドの夏は、白夜で夜になっても明るいそうだ。
気温も、日本と比べて10℃くらい涼しい。
散歩やピクニックには、もってこい。
本を読んだり(シナモンロールを食べるのに夢中で読めないかも)
ぼーーっとしたり、とにかくのんびりしたい。
そして、一緒に旅する妹ともたくさん話したい。
旅先だからこそ話せることってあると思う。
○うっとり眺めたい
フィンランドに関するどの本を見ても、ため息が出るくらい素敵な施設、建物がたくさんある。
絶対に訪れたいのは、やっぱり「ムーミン美術館」「ヘルシンキ中央図書館」
せっかく行くのなら、とムーミンのアニメの第一話をみたとき、可愛いムーミンが、ピンクの宇宙人のような不気味な姿に変わってしまう場面がトラウマになってしまったけれど……
この不思議な形の建物の中に、何が詰まっているんだろう。ヘルシンキの図書館には、どんな本が置いてあるんだろう。
現地の人はどんな過ごし方をしているのだろう。
想像するだけで、ワクワクが止まらない。
北欧のとびきり素敵なセンスをいっぱいに浴びたい。
フィンランドに想いを馳せながら、やりたいことを書いてみた。
……ちょっと待って、これは全然“暮らし”ではない。
自分でも笑えるくらい、“暮らし”とは程遠かった。
私みたいな、欲張りで食いしん坊な人にはむつかしい……。
でも、たった数日間の旅なんだから、
やりたいことを思う存分やればいいよね。
食べたいもの、見たいもの、感じたいものがあるから旅に出る。
暮らせなくてもいいや、思いっきり旅しよう。