新卒入社3ヶ月で役員就任?現在は就職サイトの社長の当時の就活とは
みなさんこんにちは!CheerCareerの平塚です。
奇抜なタイトルで「どういうこと?」と思われた方も多いかもしれませんが私は新卒入社した会社で入社3ヶ月で執行役員に就任しました。
「意味がわからん・・・・・」と思われる方も多いのですが、この経験はその後の私のビジネス人生において非常に大きな糧となる経験でした。
もちろん、新卒ホヤホヤのペーペーを役員昇格させるわけなのでいろいろなハレーションがありました。経営者としてその意思決定をした経営陣に本当に感謝ですし、恵まれていると思います。
そして、就職サイトを運営している会社の社長ってそもそもどんな就活したの?など聞かれることもしばしば。
そこで今回は7.8年も前のことではあるのですが、これからベンチャー・スタートアップでの活躍を志す学生たちに少しでも刺激になればと思い、当時のことを客観的に振り返りつつ初めてのnoteを自己紹介がてら書いていきたいと思います。
どんな学生時代だったのか
まず新卒でいきなり役員抜擢ってなんで?と思われる方も多いので過去の私の学生時代の話に遡ります。
そもそも最初っから気合の入りまくっている夢にキラキラした学生だったかどうか、聞かれることも多いのですが、答えは【 NO 】です。
むしろその逆だったかなと思います。(苦笑)
立教大学に通っていたのですが大学1年生の頃は、高校の部活が全国レベルの強豪校で本当に休みなく練習に明け暮れていたので、それこそ、その反動もあったのかカラオケや飲み会が好きな茨城の田舎から大学に通う女子大生でした。前期遊びすぎて単位が1ケタしかない、、なんてのはいい思い出です。(当時から極端な正確だったようです。)
そんなめちゃくちゃな毎日を当時の私は飲み会や遊ぶことに疲れ、虚無感を感じるようにもなりました。先輩が就活とかやっているのを見ても「自分には、ビビビっとくるやりたいことがない・・・」ということを漠然と考えることも多かったように思います。父は競輪選手、その後引退して自営業を営み、母は専業主婦・父が開業後はその手伝いをしていたのでサラリーマンの家庭で育っていない私は、今振り返ると身近な親戚も含めて民間企業に努めている人間がいなかった、ということもあるかもしれません。
でもその中で一つだけ自分の中で明確なことがありました。それは当時の私は人一倍承認欲求の塊であったということです。それを自分で自覚していました。その要因は自身の育ってきた環境要因にもあります。
少し前に触れた父が自営業をするようになってから、それまでずっと一緒だった専業主婦だったはずの母も父と一緒に働くことになり、小学校5年生でケータイ持ちの鍵っ子にいきなりました。(今では小学生でケータイは当たり前でも私の世代では中学校で買ってもらえるものでした。)その寂しさもあり茨城県の土浦市という田舎で育った私には典型的なヤンキーと過ごす反抗期が訪れます。そこで少しだけヤンチャな生活をする私に、父の怒りが爆発して、私が気を失ってボッコボコになるまで殴り倒された事件を機に、中学校2年生〜大学2年生まで一言も父と会話をしない・できない生活が始まりました。それまで毎年家族旅行に行くような家庭で育ってきたので、家族にとっても試練の期間であったと思います。
今では父と信じられないくらい仲良しですし、後悔や感謝など一言では言い表せないものがあるのですが、本当に当時は家が嫌で嫌で仕方がなかったことをよく覚えています。家では一切話さずに引きこもる。家の外ではその分クラスや部活など集団の中心にいたい。そんな生活で自身の存在意義や存在価値を集団の中の承認欲求で埋めていたように思います。この経験から私は人一倍承認欲求が強い、という話につながります。
「将来、仕事で何がやりたいとかはまだ分からないけど、『平塚がいたから〜〜ができたよね。平塚のおかげで〜』という言葉に最大限満足・安心していたことがよくわかっていたので、仕事をするなら最大限『平塚がいたから〜〜ができたよね。平塚のおかげで〜』という言葉がたくさんもらえる仕事がしたい、そう思うようになりました。そこで初めて、【世の中がよくなるような、世の中を豊にする仕事がしたい】というざっくりとした夢ができました。
何もやりたいことがないな〜なんて人は幼少期から遡って、自分の最大限満足する瞬間や安心する瞬間、嬉しい瞬間などを考えてみるのも一つ得策だと思います。
それまで、何もやりたいことがよく分からず、漠然と虚無感を感じていた私がいきなり「【世の中を豊にしたい】と言っても、では実際に人材なのか・不動産なのかITなのか飲食なのか、世の中にはどんな業界や職種があるのか詳細が全く分からない。これではだめだ」と思い始めたのが就職活動です。就職活動が一番手っ取り早く、いろんな方々のお話をお伺いできると思いました。当時大学2年生の頃です。このよく考えもせずに衝動的に突き動かされ、周りよりも初期に就活を始められたこと。これが私の就活における最初のラッキーだったと思います。周りのしてないことをして初めてそれは普通ではなくなりプラスの評価になるということはどんなことでも共通して言えると思います。
私文書偽造?!就活
そんなこんなで意気揚々と就活をスタートし、いろんな業界や仕事を知りたかったので大手企業も含め選考を受けにいきます。しかし最初の壁は、当時はあまりインターンの文化などは今のようにはなかった時代でもあったので、企業から「就活の時期になったらおいで〜」と話す機会すらもらえなかったこと。本当にまさしく文字通りの門前払いをくらいました。そこで本当に土台にすら上がれないことに憤り、当時の私はとある秘策を考えます。今となっては時効だし、皆さんにお許しいただいているのであえて紹介しますが、私は私文書偽造して大学2年生だったのに4年生のフリをして2つ歳をサバ読んで就活をしました。
すると見事にいろんな会社の説明会や面接などを通して本当に多くの会社の経営陣・人事・活躍社員の話を浴びるように聞くことができました。大小問わずいろいろな企業を受けに行ったので本当に学びがたくさんありました。今でもよく就活生に伝えますが、こんなにもビジネス界で活躍する方達の生のお話を聞けるチャンスってそう社会人になるとないので存分に有効活用すべき財産だと思います。
そして、就活を通じて企業、就活生と出会う中で、当時の私は本当に自分事として考えられるとある社会的課題に直面しました。それが「就活のあり方っておかしくない?」ということでした。もちろん私文書偽造をしなければ会ってすらくれないのに、年齢をサバ読んで会ったら途端に採用したいと言ってもらえる構造への疑問もありましたが、その他にも例えばプランナーとかコンサルタントとかを志望する学生に説明会で話を聞くと、「なんかカッコよくない?」というイメージ先行型であり、仕事が泥臭いことの積み重ねで成り立つものを深く理解しておらず、結果こんなに頑張って就職して3年以内に3割が離職する現実。これは学生だけが悪いわけでもなく、採用するために魅力的なことを語る会社だけが悪いのでもなく、日本の働くにおいての教育の問題であると感じました。
私はこの就活期間中に2ヶ月で有名企業含む14社から内定をいただくことができましたが、最終的に【世の中がよくなるような、世の中を豊にする仕事がしたい】という方向性との一致、そして自分が一番身近に感じることのできた社会的課題に取り組む人材ビジネスを展開する企業に絞りました。
その上で人材業界の中からどうやって選んだか。
私のこだわりは、理念への共感できる会社であること。社長はもちろん、社員さんがどんな人がいてどれくらい本気で、私はどんな人たちに命を捧げるのか。この二つです。
もちろん、大手企業の話ももちろん素晴らしかったです。でも私の中にあるこだわりとして、実際に入社した後に日々日常で机を横に並べる人はどんな人なの?それが自分で選べる世界。自分でつくる側に立てる世界がよかったというのは大きな要素でした。
就職先を選んだ決め手
実際に入社を決めたアイ・パッションは全メンバーと会いたいという無茶振りに答えてくれた上で、いいところも悪いところも教えてくれ、一緒に作っていく側に立てる人が欲しいというガチャガチャ感も含めて最高に魅力を感じて入社を決めました。
絶対におすすめしたいのは会社の良いところを見つめるのは就活において当たり前です。その上でどんな会社も大手ですら完璧ではないので課題を持っているので聞く。そしてその課題を自分が一緒に変えていこうと思えるかどうか。この自問自答はとっても大事だと思います。
人それぞれどんな人生にしたいかファーストキャリアにしたいか、などは自由だし色々な価値観があって良い。夢なのか、成長なのか、お金なのか、人なのか、時間なのか、裁量なのかなど本当にそれぞれの価値観があります。
その価値観をしっかりと自己認知すること。そしてその価値観と共存できる会社を見つけること。これは働くにワクワクするビジネス人生を送る大切なポイントだと思います。
そしてこの価値観はどんどん変わっていくものであるはず。結婚・出産・介護など人生における様々な出会いや変化でその時の優先順位は変わるものです。
私はその優先順位が変化したり、世の中が現在のコロナ禍のような状態になり必然的に優先順位や価値観が変貌するタイミングで、選択肢を持てる人間であること。それも一つの安定であると考えています。企業にしがみついて安定を語れるような時代ではない、そう本気で思います。
そういう意味で、個人的には圧倒的に駆け抜ける20代のファーストキャリアはその後の人生において、何にも変えられない貴重な人生の糧になったという自負もあるので若いうちしかできない働き方を経験して本当に恵まれていたと考えています。
長くなるので今回は割愛しますが独立した経緯はこちら。https://cheercareer.jp/lp/article/top_message
今、何を目指すか
私も今やスタートアップを設立し、10万人の就活生が登録する就職サイトを運営する会社の社長として、今後の学生の人生に大きな影響のある仕事に真剣に毎日向き合いながら、働くにワクワクする世界観を広めるべくメンバーと一緒に日々邁進しています。
自分が最高に働くって楽しいんだということにワクワクできている幸せものだからこそ、人それぞれの働くのワクワクする世界を広めたい。
その一つとして、ベンチャー企業への就職という選択肢を広げる活動をしています。
よく、学生にベンチャー企業への就職が嫌なのか尋ねると全くそんなことはなく、回答の多くは「知らなかった。選択肢になかった。」ということがほとんど。でも知ってもらうと、目を輝かせて「こんなに素敵な会社あるんですね!!」とワクワクしている姿が。そのキラキラした表情を一つでも多く増やしたい想いで運営しているのがCheerCareer(チアキャリア)です。
「大手に行くな、ベンチャーに行け。」なんて1ミリも強制するつもりはありません。ただ、知らないという機会損出を無くしたい。その想いです。
大手に行けないから仕方なくベンチャーに行くのではなく、「大手もよし。ベンチャーもよし。でも自分に合うのは〇〇だ」そんな世界観を広げて、ベンチャー企業に優秀な人材が入社することにより経済の起爆剤となるような動きをどんどんしていきたいと思います。
実際に、チアキャリア経由で入社し、役員や拠点長、トップセールスなど様々な分野で活躍しているのは本当に誇らしいこと。元ユーザーさんが起業して今度は企業側で利用するケースも多数出てきています。
そんな、学生時代も入社後もずーとご縁があり続けるあり方は【自社でメディアを企画・開発・運営しているからこそ、ユーザーを自分たちの子供のように考えている】Cheerらしさでもあり、大切にしたい文化です。
長くなってしまいましたが、今回は私のベンチャーに入社を決意するまでのお話をご紹介しました。意思決定や就活の悩みなどに少しでも参考になれば幸いです^^
今後も働くにワクワクすることにつながるようなベンチャー就活や採用に役立つコンテンツを配信していきます〜!
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