君の笑みを…
本当の僕はそこで止まる
そこに泊まれるのは、どうしても、右足が動かなかった人だけ
僕はそこで止まった
その小説をそれ以上読み込む勇気は出なかった
僕の年齢で、それ以上の探求心を捨て去れるほど
その文章は、ドグっていた。
常識を持っていたら、誰かに踏みつぶされる
もう、何が才能なのか
個性なのか、異物なのか、突然変異なのか分からない
誰が一体線を引くのかい
僕はもう止まっていた。
動き出す、燃料も、機関もない
滑っていくのを待つだけ。
凍り始めた僕の体が、大地との摩擦がなくなり
ただ滑っていくのを待つだけ
何が、ベテランで、どうやったら、達人になれるのか
誰も何も教えられない。
誰も何も教えられなくなり、そこから文明が発達していく