人生の楽園1.25放送を観て~鉄のアート工房~
一見、単なるゴミと思えるものに新たな命を吹き込み、付加価値をつけ、市場に出す。鉄くずを題材にしたアップサイクルのお話。
物作りとは、創造性とは。あるいは反対に、生産性とは何なのか、考えさせられた。
私、立ち食いそばは昔、トヨタ式片づけという本を読んだことがあった。それで、それを参考に部屋の片付けを熱心にしたことが何度もあった。
これは、要らない。これも、要らない。ゴミ袋に入れたり、リサイクルショップに持ち込んだり。
そして、また、消費する。また、ちょっとモノが増える。そんな繰り返しをしていた。
なに、馬鹿なことしてるんだろうと我ながら思ったことが多々あった。
そんな消費とリサイクル、そして趣味の読書をしていて気づいたことがあった。
それは、トヨタ式片づけとは、サラリーマン企業的な生産性を高める人向けの方式であるということだった。
そして、この放送における、鉄のアートなどのものづくり、つまり創造性を求められる側の方式及びその生き方は、それらとは相反するところがある。
それは、一見ゴミと思えるものに新たな意味付けをする。新たな命を吹き込むという作業。あえて目標らしきものをもたず、意図しない。プロセスを重視する。まず、やってみて、こうなったら面白いな楽しいなという発想を大切にしているというものである。
既にあるものを大切にする。私は、長年の古本屋通いでその大切さを知った。
だから、私の家の本棚は、少し汚れた本でいっぱいだ。でも、本棚には、たくさんの本が詰まっている。少し古くたって、汚れていたって、本は本だ。いつでも、大切に読むことができる。
そして、そんな汚れた本に囲まれる暮らしを続けていて、note執筆に取り組むようになった。
ものづくりもそうだし、人の人生も生き方もさまざま。
汚いって何だろう、汚れていたって、磨けば光るんじゃないのかなあ。
思うところがあるのですが、ちょっと散らかったところの方が、創造性が増すんじゃないかなあ。色んなアイデアが湧くんだと思う。
そんな私の部屋は、ちょっと散らかってるかな。
テレビタレントの所ジョージさんの作業場みたいなのをみてみると、さらにそんなことを確かに思うなあ。
そんなことを考えさせられた今日の放送でした。