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読み人知らずの詩~惑わされない生き方~

https://note.com/cheeky_briony236/n/n4560393c6e70

noteを始めた頃に書いた上の記事で、読み人知らずの詩について、触れていました。

本書より引用します。

この世の生が完全であった時代には
誰も価値ある人間に注意を払うこともなく
能力ある人を敬うこともなかった。

支配者とは樹の天辺の枝にすぎず
人民は森の鹿のようだった。

彼らは誠実で正しかったが
自分たちが「義務を果たしている」という認識はなかった。

彼らは互いに愛し合い、
しかも、それが「隣人愛」だとは知らなかった。

彼らは誰も欺すことはなかったが
それでも自分たちが「信頼すべき人間」だとは認識していなかった。

彼らは頼りになる人間だったが
それが「誠」だとは知らなかった。

また、与えたり、受け取ったりしながら自由に生きていたが
自分たちが「寛大」だとは知らなかった。

このゆえに、彼らの行為は語られたことがない。

彼らは歴史をつくらなかった。

              ~~読み人知らず

著者は、言います。

この詩がメッセージしてくれているように、素直に、ただ、ありのままに動くことで、必ず得るものがある。

ふつふつと自信が湧いて、その顔が輝き、きっと、この時代を生き抜くことが楽しく感じられるようになるはずだ。


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