8月1日は、ВДНХがオープンした日
1939年8月1日に、ВДНХがオープンしました。
ВДНХは、Выставка Достижений Народного Хозяйстваの頭文字をとったもので、日本語にすると国民経済達成博覧会になります。ソビエト時代にタイムスリップしたかのような建築が続きます。また、冬は、モスクワ市内最大のスケートリンクがオープンします。
最寄り駅は、地下鉄のВДНХ駅です。私は、モスクワ地下鉄を紹介する記事を書いていますが、なぜか、ВДНХ駅の紹介記事は、アクセス数が一番多くなっています。
地下鉄のВДНХ駅で下車すると、宇宙飛行士博物館が見えてきます。
奥には、オスタンキノタワーもあります。
歩いて5分でВДНХの入り口につきます。
いかにもソビエトという建築です。
門をくぐると、広大な公園になっています。
建物が見えていますが、たどり着くまで時間がかかるというロシアあるあるです。
冬は、イルミネーションが設置されています。
門をくぐって振り返るとこんな感じです。
ものすごく広いので、こういう乗り物を利用することもできます。
料金やコースなどは、運転手さんに訊いてみてください。私はいつも歩きます。
天気にも寄りますが、12月は、12時10分でこの明るさです。晴れていれば、もっと明るいのですが、ある年の12月の日照時間は5分だった年もあります。
やっとレーニン像にたどり着きました。
そして、中央にあるこの建物ですが、まだ修復中で中に入ることはできません。
これは、2015年の写真です。
СССРとソビエト社会主義共和国と書いてあります。
2015年は修復する前でした。
2018年には、修復作業中で、黒かった部分が金ぴかしてきました。
命綱をつけて文字もきれいにしています。
そして、民族友好の噴水です。
これも2015年の写真で、後ろの部分が黒くなっていますが、現在は、修復作業を終え、もう少し金ぴかしています。
この噴水には、16人の女性像があります。全部同じではありません。ソビエト連邦を構成する共和国の各民族の女性像になっています。
ウクライナです。
ロシアです。
ベラルーシです。
カザフスタンです。
アゼルバイジャンです。
キルギスです。
モルドヴァです。
アルメニアです。
カレリア共和国です。
エストニアです。
トルクメニスタンです。
タジキスタンです。
ラトヴィアです。
リトアニアです。
グルジアです。
ウズベキスタンです。
ロシアの北の方にあるカレリア共和国の建物です。ソビエト時代には、カレリア共和国の展示でしたが、現在は、展覧会場になっていて、定期的に展示内容が変わっています。
これも建物はロシアですが、中は、多機能センターと言って、役所になっています。
冬は、ここでスケートをすることができます。曜日と時間帯によって料金が変わってきます。
スケートリンクはこんな感じで、1周するのも時間がかかります。手すりにつかまってという初心者の方は、赤の広場のスケートリンクの方がいいかもしれません。こちらは、かなり上手なモスクワっ子がすいすい滑っています。もちろん、スケートが得意な方は、このリンクで滑って、ソビエトの建物と一緒に写真を撮るのもいい思い出になると思います。
夏は噴水を見て楽しめます。
カザフスタンの建物です。
国立東洋博物館です。
ベラルーシの建物です。
ウクライナの建物ですが、現在は、別の展示内容になっています。
この噴水は花の噴水です。
さらに、奥へ歩くと、宇宙航空開発センターが見えてきました。建物は見えていますが、まだまだ遠いです。
ブランの展示もあり、博物館になっています。
宇宙航空開発センターの入り口です。
さらに、奥に行くと肉産業博物館の建物ですが、現在修復中で閉館しています。
宇宙航空開発センターの裏側です。
また別の噴水があります。
この噴水も過ぎると映画博物館があります。
ここには、エイゼンシュテイン監督の家を再現した展示もあります。
ВДНХの南の方には、サユーズムリトパルクがあります。
天気がいいと本当に気持ちのいい散歩コースになります。冬は体が冷えるので、暖かい服装でお出かけください。
冬は冬で、イルミネーションがきれいです。
時計を見ると分かりますが、12月は、15時50分でこの暗さです。
昼間や夏とは違った印象になります。
【8月1日の過去記事】