ムールマンスク駅の強烈な思い出
ベラモルスク駅を夜中の12時頃出発し、ムールマンスク駅に昼間の12時に到着した。
ムールマンスクにどうしても行きたいというわけではなく、私が行きたいソロヴェツキー島のツアーにムールマンスクも入っていたから訪れることになった。
ソビエト時代は外国人立ち入り禁止の町だった。そのため、ムールマンスクで忘れられない出来事に遭遇した。
到着して、乗ってきた車両の写真を撮り、
ホームの写真を撮っていた。
そうしたら、複数の警官に囲まれていた。
警官は、「パスポートを見せろ」という。偽警官かもしれないと思い、始めは様子をうかがっていたが、これは本物の警官だと思い、パスポートを見せた。
ソビエト時代は外国人が立ち入ることができず、現在も軍港があるため、警備は厳しい。そこへ、アジア人が複数人降り立ったから、あやしいと思ったのだろう。
とりあえず、別室で取り調べを受けることになった。
駅まで、階段しかない。スーツケースを運ぶのは力仕事。
駅の天井がきれいと、取り調べ前だが撮った。
取り調べ中の写真はもちろんない。3人の警官が私たちのパスポート、渡航歴、職業を調べている。
まあ、ムールマンスクへ行こうなんていうツアーグループだから、渡航歴が半端ない。秘境といわれるところに行っていた人もいる。職業は、皆さんお堅いところに勤めているか、勤めていたかなので、問題はないが、渡航歴の取り調べに時間がかかった。
3人の警官の内、一番若くてハンサムな警官がやたらと張り切っていて、あと2人は、「もういいんじゃね」という顔をしていた。そのハンサムな警官の写真を撮りたかったが、そんなことをしたら、取り調べが長引きそうだから、おとなしく待った。最悪、ムールマンスクの観光中、監視の警官が付くことになるかなあと思ったが、連絡先を登録して、1時間後に解放された。監視もつかなかった。
空路でムールマンスクに入れば、問題ないと思うが、私たちのように陸路でムールマンスクに入る場合は、こういう事態も時々ある。
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