チュヴァシ共和国の刺繍のマスタークラス
チュヴァシ共和国のブースに行って、ついに、ジグソーパズルを手に入れたのは、ここに書きました。
欲しかったジグソーパズルをもらえたことだけでも嬉しかったのに、このジグソーパズルを渡してくれた人が、なんと、チュヴァシ共和国のこの刺繍の博物館で働いている人でした。
こんなにも嬉しい出会いがあったので、その人の名前と電話番号を訊きました。
ところが、家に帰ってきて電話番号を見たら、一桁少なかったのです。
それで、翌日もチュヴァシ共和国のブースでは、他のイベントをしているということで、博物館の人がいるかどうか分からないけれども、いたら、電話番号を訊いて、ちょっとした日本のお土産を渡そうと思って、出かけました。
ブースに着いて、ざっと見渡した限り、博物館の人はいません。
しかし、前日に民族衣装を着て一緒に写真を撮った人がマスタークラスをしていたので、その人に、訊いてみました。
マスタークラスの最中なので、あとで電話してみるということで、私は、やるつもりはなかったけれども、マスタークラスをしながら、時間をつぶすことにしました。
こんな感じでマスタークラスをしていました。
チュヴァシのお守りの刺繍のマスタークラスです。
刺繍なら、今、クロスステッチ刺繍をしているし、なんとかなるだろうと思いました。
若い女の子が途中で飽きて、いなくなったところに座りました。
キットになっていました。
この紙を広げると、作り方が書いてあります。
他の人は、もうほとんど終わりになっているときに、私が始めたので、先生も私に手が回りません。
作り方を見ながら、適当にやっていたら、どうやら違ったようで、先生が全部糸を外しました。
逆に、手を煩わせたようです。
そして、「ここから始めて、始めのところに戻ってきてね。」と言われました。
ロシア語はあれですが、縫うのは、早いので、すぐに、始めの所に戻ってきました。
戻ってきたときに、先生に訊けばよかったけれども、他の人の仕上げに忙しそうだったので、図案を見て、適当に進めていたら、どうやら違ったようで、先生は、また糸をほどきました。
また、手を煩わせました。
その後は、無事に黒い糸の刺繍が終わりました。
他の人がどうやっているのか、先ほど見ていたので、真ん中の刺繍は、始めの糸の処理だけできれば、あとは、何とかなると思いました。
黄色い糸の刺繍が終わるころには、みんないなくなっていました。
刺繍をしている途中に通りかかった人に、先生は、「マスタークラスは、1時間後」と何度も言っていました。
もしかして、私は、どさくさに紛れて、遅れて参加したけれども、時間が決まっていたのかと途中気が付きました。
しかも、何度も手を煩わせたし。
フェルトをつけるときに、「見本は、赤とオレンジだけど、黄色と緑でもいい?」と訊かれました。
時間外で受け付けてくれて、手を煩わせたので、これ以上迷惑をかけられないと思い、「黄色と緑でいいよ」と言いました。中途半端なフェルトを使い切りたかったのだと思います。
そして、フェルトを接着剤でつけて、後ろには、ピンをつけて、ブローチができあがりました。
キットの見本を見ると、やはり、赤とオレンジのフェルトの方が良かったなあと思いましたが、材料をレオナルド(趣味のお店)で買ってきてもう一度作ることもできるので、これはこれでいいです。
ところで、このブローチの作り方が気になっている人もいると思います。
もちろん、私は刺繍の手順の紙を持っています。
しかし、先生と通りかかった人のやりとりを聞いていて、これは、ネットで公開しない方がいいなと思いました。
というのは、通りかかった人で1時間後まで待てない人が、「図案だけください。あとは、家でやる。」と言いました。
その時に、先生が、「図案は、マスタークラスに参加した人にしか渡していません。」と断っていました。
そのため、今回は、図案を載せません。
「そうそう、博物館の職員の人に連絡をとるね」と、この先生が言い、電話をかけてくれました。
しかし、電話に出なくて、会えませんでしたが、この先生が電話をかけたということは、正しい電話番号が分かると思い、電話番号を教えてもらいました。
私の、番号の書き方がよくなかっただけで、桁数はあっていました。
これで、なんとか連絡できるので、チュヴァシ共和国の博物館に行くときは、必ず連絡してから行こうと思っています。
展覧会『ロシア』は、無料で楽しめますが、こうやって、人との交流ができるのも魅力的です。
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