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【夏の旬食材レシピ】スヴェコーリニク ビーツの冷たいスープ

夏の連続投稿チャレンジのお題にそって、記事を書いています。

今日のお題は、「#夏の旬食材レシピ」。


たびこふれに、2回にわたって、ロシアで食べられているスープを紹介する記事を書きました。

Part2の一番最後、10番目に紹介したスヴェコーリニクというスープがあります。

暑い夏におすすめなので、もう少し詳しく書きます。


2000年代のある日、私は、図書館で『家庭でつくれるロシア料理』という本を見つけて、借りてきました。

この本の表紙の写真になっているのが、まさに、スヴェコーリニクです。


この本のレシピは、日本の家庭で作りやすい分量になっていますが、なんせ、私の料理技術では難しいものもあり、図書館で借りて、作れそうなものをいくつか作ってみました。
ペリメニ、つぼ焼き、黒パン、クワス、アクローシュカ、魚のゼリー寄せなど。

そして、気になるけれども、どんなスープなのかイメージできなくて、表紙になっているピンク色のスープを作る勇気はありませんでした。

それから、数年が過ぎ…

2013年5月に転機が訪れます。

7月の旅行の申し込みをしに、旅行社に行きました。帰るころは、近くにあるチェコ料理のお店の『だあしゑんか』の開店時間だったので、寄ってみることにしました。

チェコ料理を食べる気満々で立ち寄りましたが、季節限定メニューがあり、そこに、数年間気になっていたスヴェコーリニクがありました。

予定外のことで、当時はデジカメを持ち歩いていなかったので、ガラケーで撮った写真しかありません。

実際に食べてみたら、どんなスープか分かり、私の料理技術でもできそうな気がしてきました。

それから、1週間もしないうちに、生のビーツを買うことができたので、早速作ってみました。

翌日も残っていたので、ガラスの器によそって食べてみました。


そして、2013年8月。
この年は、記録的な猛暑の年で、もう出かける気はしなくて、エアコンのきいた部屋で、モスクワで行われている世界陸上をテレビで見ながら、ぐうたらしていました。

そして、熱いものも食べたくないので、スヴェコーリニクを作ることにしました。
一応、材料の買い物には行ったようです。(笑)

1回作ると、2、3日分はあるので、2、3日に1回ビーツを買いに行っては、スヴェコーリニクを作り、結局、8月は、毎日のようにスヴェコーリニクを食べていました。

そのくらいおいしかったのですが、体重が増えました。
そして、その増えた体重は、現在までキープしています。(笑)

まあ、毎日食べて、家にぐうたらいたのがいけなかっただけで、たまに食べる分にはいいと思います。

ある時は、お弁当に入れたりもしました。
すべてロシア料理のお弁当にはできなかったけれども、右下がスヴェコーリニク、左のラップに包んであるのが自分で焼いた黒パン、左上のは魚のゼリー寄せ、一番大きいタッパーの真ん中に入っている白いものはペリメニです。

ちなみにお弁当箱は、チェブラーシカです。


モスクワに住むようになってから、セルフサービスのカフェで食べたことがあります。
右下のピンク色のがスヴェコーリニクです。


さらに、自宅でも作ってみました。2019年のチャイコフスキーコンクールを連日聴きに行っている最中に作りました。
日本の図書館で借りた本のレシピで。

図書館で借りた本のレシピをモスクワに持ってきているので、それで作りましたが、最近、レシピの著者の荻野恭子さんが、NHKのあさイチに出演され、スヴェコーリニクのレシピを紹介していたようです。

もともとは、ポーランドやリトアニアの料理で、各国言語が違うので言い方が変わります。
そのため、冷製ボルシチとして紹介していました。

今は、ネットでレシピを見ることができます。(便利な世の中になったものです。)


『家庭でつくれるロシア料理』のレシピを持っている私からすると、牛乳でなく、濃厚な生クリームを使っていたなあと思い、本にしたときから月日が流れ、レシピを少し変えたのかな?と思いました。
濃厚な生クリームでなく、牛乳なら、私のように太らないかもしれません。

ビーツの甘酢漬けのレシピはこちらです。


荻野さんのレシピの他に、私が初めて食べた『だあしゑんか』さんのYouTubeにも動画があります。


荻野さんのレシピもだあしゑんかさんのレシピも、日本で作る場合のレシピであって、ロシアで作る場合は、ヨーグルトや牛乳や生クリームを使わず、サワークリームを使います。

もし、生のビーツが手に入ったら、試してみてください。

見た目のどぎついピンクからは想像がつかないようなおいしいスープです。

【7月27日の過去記事】

#夏の旬食材レシピ

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