
残暑だ、酸っぱ旨ドリンクを作ろう!
こう暑いと、酸味のきいたドリンクが飲みたくなる。
ここだけの話、面白い「シュワッと甘酸っぱドリンク」があるんですぜ。
レモネードだとか、飲むお酢(甘酸っぱいフルーツビネガーの炭酸割り)も良いけれど、
今回はせませまキッチンで自分好みに育てる「発酵飲料」の話。
「コンブチャ」というものなのだ。
まず、念のため言っておくと、
コンブチャ=昆布茶ではない。
雑に説明すると、
「透明なクラゲのようなもの(=コンブチャのもとになる奴)を、甘いお茶とかジュースに入れておくとシュワッと酸味のあるものに変わる」
という
不思議飲み物なのだ。

「え、それって怪しくない?」と思ったあなた。ご安心くだされ。クラゲ(のようなもの)の正体は、主に「酵母菌」と「酢酸菌」。
つまり、パンや、酢を作るときに使うやつらが集まってる塊なのだ。
コンブチャのSCOBYとよばれてるよ。


ちなみに昔「紅茶キノコ」という名前で流行ったらしいので知ってる人もいるかも。
というわけで、
ここからはせませまキッチンで
実際に作る方法をご覧あれ。
①材料&作り方
ざっと言うと、

では、詳しくどうぞ!↓


作り方
まず、甘めの紅茶を作る。
私は早く冷ますためにこう作ってるよ↓



SCOBYを素手で触るとヤバいとかではなくて、
雑菌がSCOBYに付くのを防ぐためです。
仕込み完了!
あとは、5日~1週間くらい常温で置いておくだけ。
最初の2日くらいはさわらずにそっと置いておく。
この時激しく揺すったりSCOBYを触ると新しい膜ができず、うまくいかない。
室温24~30℃くらいがよく発酵が進む。
つまり今の季節(夏)が仕込むのにベストな時季なのだ。
夏場だと、3~4日目くらいから酸っぱくなってくる。
そこからはもう、あなたのお好みでいつでも完成にしてOK。
酸っぱめが好きな人は1週間~10日ほど置いておくとよいよ。
ただ、毎日どんどん酸っぱくなっていくので、
1週間過ぎたらこまめに味をみた方がいい。
(冬場は地域によって1ヶ月以上かかることも。)

保存方法
自分好みの味になったら、SCOBYを取り出して、保存するよ。

新しい膜が張り分厚くなっていく。
次のコンブチャを作るのをしばらく
お休みしたい時は↓

2~3週間経ってなくても酸っぱくなりすぎてたら
甘い紅茶か、砂糖水を足してあげてね。
わくわくアレンジ~飲み方いろいろ~
じゃじゃーん!
ここからはお楽しみ。

●フルーツジュースで割ったり、炭酸や果物入れたり。
●酸っぱくなりすぎたら、お酢の代わりに使ってもいい。
●ハチミツとか野菜入れてスムージーにする人も。
私は
コンブチャ50ccにオレンジジュース100cc。
炭酸も気分で入れたり。
とかで飲んでます。
お好みで色々やってみてね。
●注意点●
~飲むときの注意点~

~作るときの注意点~

最後に
●コンブチャSCOBYは、どこで買える?
→現時点では、ネット通販が主流と思われる。
アマゾンとかで「コンブチャスターターキット」というのが3~4000円くらいで売ってるよ。
私は「発酵食堂カモシカ」さんの通販で買ったけど、通年商品じゃないかもなのでご確認を。
一応載せときます。
●紅茶以外にも糖分がある飲み物ならなんでも作れるよ。
緑茶、ジュース、ハーブティーなどなど。
でも、緑茶や紅茶(フレーバーはついてないやつ)の方がよく育つ気がするので、(←私調べ)
色々やって、SCOBYが沈んだりずっと膜ができない時は紅茶や緑茶でやってみて。
砂糖は上白糖がベスト。仕込みにハチミツは使わないでね。
では、みなさん楽しんで!
●おまけ●


●おしまい●
参考文献
「ノーマの発酵ガイド」
「発酵の技法~The Art of Fermentation」
※コンブチャについて日本語で書かれてる本は
少ないようですが、この2つは具体的で参考になったので、興味がある方はオススメです。
しかし発酵オタク向きです(笑)
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