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★京都・土木学会を歩く★③全国大会の翌日に

京都での土木学会全国大会は、9月14日~16日の期間で行われました。対面開催された大会に参加し、色々と学びや刺激の多い有意義な3日間を過ごしました。

3日間の合間を縫って、京都の町や大学の周りを久しぶりに探索しました。とても懐かしい散策でした。
(前回の記事はこちら)

今回は、学会が終わった翌日、実家に少し帰省しつつ、京都大学で開催された研究会に参加するために再び京都大学まで行きました。その途中で、実家付近の阪急西向日駅付近と、少し途中下車しての阪急西院・大宮駅付近の散策のひととき。その模様をお伝えしたいと思います。

■長岡宮跡(阪急西向日駅付近)を歩く

史跡 長岡宮跡 朝堂院公園
784~794年の間、ここは内裏がありました。
地図で見ると、本当に駅のすぐそばにある遺跡公園です。
駅前で発掘された場所が公園になっています。
少しずつ整備されていますが、相変わらずのどかな風景。
駅前にこんな大きな遺跡があったのですね。
説明看板も充実してきました。
柱の跡が見てわかるように工夫されています。
わずか10年の都ですが、本格的に建物があったことを示す遺跡があります。
駅前には長岡宮跡の壁の再現。こんな色使いだったのでしょうかね?
長岡宮大極殿跡の石碑。駅前にひっそりとあります。
阪急西向日駅。住宅の中にある静かな駅です。
昔から実家の最寄り駅。今も変わらない雰囲気です。

■阪急西院駅に移動

西向日駅から阪急電車で西院駅まで移動し、少し途中下車です。阪急西院駅~大宮駅は、戦前に地下線が開業した区間で、実は関西で始めに地下鉄道が走った区間という場所。土木学会の選奨土木遺産に選ばれています。

阪急西院駅。何気ない地下駅と思ったら・・・、
実は戦前にできたとても古い地下駅です。
ホーム大阪寄りには、リベットが多数使われた中柱があります。
階段部分なども、なかなか古い感じがします。
西院駅の地上部。駅施設は現役だけに、どんどん進化しているようです。
少し歩いて、京福電鉄(嵐電)の西院駅へ。四条通を渡る踏切があります。
駅の北側には、嵐電の車庫もあります。
こちらは阪急「さいいん」駅とは違い、西院は「さい」と読むのです。
実はとても難読な駅名です。
一駅だけ、嵐電の旅を楽しみました。
阪急電車と全く違うひと時がとても楽しかったです(笑)。

■四条大宮へ

嵐電のターミナル、四条大宮駅に到着です。
阪急大宮駅。戦前に開業した時は、京都側のターミナル駅でした。
京都の玄関口を思わせる、風格漂う駅舎です。
交差点にはバスターミナルもあり、ターミナル駅の風格がありますが、
阪急も今は河原町まで延伸され、大宮駅は存在感が小さくなった印象です。
構内にある、土木学会選奨土木遺産を記念したプレート。
普通の駅にさりげなく飾られているのが良いです。
やはりどこか風格漂う(ように見える)階段です。
大宮駅も、西院駅と似た雰囲気がある場所です。
電車が到着したので、わずか数十秒の滞在でした(笑)。

西院駅や大宮駅も、子供のころから当たり前のように利用していた駅ですが、実は戦前にできたとても古い地下線で、非常に価値のある地下駅だと知り、そういう目で一度眺めてみたいと思っていたのでした。

■終わりに

この後、京都大学に再び戻り、研究会に参加し、帰途につきました。

帰り道のバス。京都市内を走るのはやっぱり懐かしいです。
夜の四条河原町交差点を車窓から。。

久しぶりに長期間京都に滞在し、街中のいろんな場所を探索しました。それぞれが味わい深く、実はとてもすごい場所が沢山あると再認識しました。そして、時間が無かったので、実はもっと探索したかった場所がいくつかあります。そういう場所は、また次回以降の帰省の際にでも見に行きたいと思います。やはり京都ってすごいな、と改めて感じた滞在でした。


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