■行ってみたいウォーキング■鉄道目線で歩く渋谷(後編:渋谷駅周辺と、京王井の頭線・神泉駅へ)
渋谷駅周辺を歩くツアーコースを考えてみました。中目黒駅から代官山駅を経由し、渋谷駅方面に東横線沿いに歩き、そこから渋谷駅周辺を回り、最後は道玄坂上から京王井の頭線の神泉駅に至るウォーキングコース。前編では、中目黒駅から渋谷駅周辺までやって来ました。(前編①~⑪までの見どころは、こちらです)
後編は、渋谷駅周辺のスポットを巡りつつ、道玄坂を上がって、最後は京王井の頭線の神泉駅までたどり着くルートです。
■⑫渋谷駅西口歩道橋
■⑬銀座線渋谷駅
玉電ビルの当初の形については、土木学会のデジタルアーカイブスにある、「土木建設工事画報 昭和13年6月号」に記載がありますので引用します。
銀座線の渋谷駅は、かつてはJRの線路の真上に位置していて、東急百貨店の西館と東館の間を貫通する形で存在していました。先ほどの「土木建築工事画報」に図があるので、こちらも紹介します。
■⑭ヒカリエデッキ
■⑮渋谷川の暗渠
■⑯宮下公園
宮下公園は、1階が駐車場、2階・3階が商業施設で、屋上部分に公園がある、珍しい公園です。2020年に今の形のものがオープンしました。
■⑰中渋谷架道橋
■⑱スクランブル交差点
スクランブル交差点に戻ってきます。途中でしばしJRの宮益架道橋を眺めます。
■⑲渋谷マークシティー
■⑳道玄坂
■㉑神泉駅(ゴール)へ
さあ、最後の神泉駅に向かって歩きましょう。
これは、渋谷駅から撮影した、隧道の渋谷側からの様子です。
渋谷隧道建設当時の貴重な記録、土木学会のデジタルアーカイブに、建設中の昭和8年発行の「土木建築工事画報」があり、そこで見つけることができました。
■終わりに
中目黒駅から東横線に沿って渋谷駅に向かい、渋谷駅付近を散策して、井の頭線の神泉駅まで向かう散策コースを作りました。代官山駅と神泉駅はどちらも、「渋谷隧道」から顔を出したところに駅があるという場所になっていて、昭和初期に鉄道が開業しているという共通点があります。進化しつづける街、渋谷の歴史を、この2つの「渋谷隧道」という構造物を通してみると、地理的なことも含めてよくわかる気がします。