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〇大人の博物館見学・・と言う名のオタ活(笑)〇 鉄道博物館③ 記憶に残るものを身近に見る

夏休みの大人の博物館見学で訪れた鉄道博物館。古い名車を眺めていると、たくさん勉強になることがあり、新しい発見もとても多いです。
(前回の記事はこちら)

今回は、比較的新しい、自身としては、乗った記憶のある車両が大半で、その車両を眺めることも、この博物館の魅力だと思います。そういう体験をしたことを書きたいと思います。

■400系 つばさ

400系つばさ。昔から何だか格好良いと思っている、
お気に入りの新幹線車両です。
このロゴとか、懐かしいですね。
先頭車グリーン車の中の様子。全然古びた感じはしません。

■0系新幹線

やっぱり、新幹線の王道といえば、これです。
昭和39年の開通当時の東京駅を意識しているとか。
ちょっと古びた行先表示に、「19」番線の標示もあります。
私が知っている頃は、行先表示等は、方向幕に変わっていました。
修学旅行で初めて乗ったのも、この0系でしたね。

■183系 「踊り子」「湘南新宿ライナー」

この車両は、展示車両でもありますが、「ランチトレイン」になっていて・・、
中でお弁当を頂くことができます。
少し前に当たり前のように経験していた、この風景。
でも、実はもう味わえない、懐かしの風景なのですね。
この電光表示とか、「禁煙車」「自由席」の標示とか、
やっぱりとても懐かしい感じがしますね。

■200系新幹線

私自身は出身が京都なので、東北・上越新幹線は旅行の時に利用することしか無かったのですが、それでも200系の新幹線は、記憶に鮮明に残っています。やはり、鉄道少年として、時刻表などをずっと読みふけっていた頃の列車は鮮明に記憶しているものです。

200系の先頭部。こうやって見るととても大きいです。
200系の運転台に潜入。ちょっぴり昭和の雰囲気が漂うところがいいです。
運転席で記念撮影。ああ、オタ活(笑)。
200系の車内。安定の2列+3列シートです。
200系は床下も極力平らになるように作られているようです。
雪対策でしょうかね?
結構レールすれすれです。しっかりとボルトで締結されています。

■見どころ満載の車両たち

全車2階建て新幹線、MaxのE1系。
もう乗れないのですね。ついこないだまで当たり前に走っていた気が。
東北地方でブルートレインをけん引、といえば、このED75でしょう。
「日本海」のヘッドマークを付けた姿が凛々しいです。
まだ辛うじて現役で動いている機関車もあるようです。
こちらは、「富士」のヘッドマークを付けた、EF66。
その後ろには、鮮魚を冷蔵輸送するための貨車が。
こんな形で運んでいたのですね。ドライアイスや氷を置いておくスペース
があったようです。今ならクール便なのでしょうが。
この貨車には車掌車が付いていました。
車掌室の室内。昔の事務室みたいな雰囲気ですね。
おっと、鉄道工事ではおなじみの、軌陸車を発見。
一見普通のトラックに見えますが、レールを走る台車が付いていて、線路上を走ります。

■まだまだある、鉄道博物館の見どころ

鉄道博物館は、車両以外にも見るところは盛りだくさんです。お子さん連れの方は、シミュレータなど体験型や、ミニ列車に乗車することなどが楽しいようです。

キッズプラザにある、103系電車。昔の電車もこんな自由な形で休憩スペースに。
様々なパーツを収集したコレクションルームもあります。
ここをゆっくり見るだけでも、色々見つかると思います。
パンタグラフの実物を見ながら、給電方法を子供向けに解説してくれていたり、
自ら体験することで、電気を途切れずに集電することの重要性が学べます。
屋上の展望台からは、新幹線や在来線、ニューシャトルが一望できます。
踏切もなかなか人気アイテムです。
「日信踏切」という名前は、「日本信号」というメーカーの名前でしょうか?
歴史コーナーもなかなか充実しています。
東京駅周辺の市街地高架線工事の図面が展示されています。
こちらは、丹那トンネル工事で使われた測量器具と、
貫通発破の際に使われた合図用のベル。
指定券を発券できる端末、マルスの1号機が展示されていました。
(注:写真がうまく保存できなかったので、サムネイル画像です)
貴重なものかと思ったら、電気学会の「でんきの礎」と、
情報処理学会の「情報処理技術遺産」に認定されています。
東京駅構内から出てきた、構造物を支える松杭や・・
懐かしのパタパタする新幹線の発車案内
あ、だからみどりの窓口って言うのね、というような看板。
スイカがまだ普及し始めた頃の広告。
当時は改札を通す「イオカード」が全盛期だったようです。
鉄道少年だったころのブルートレイン大百科などでおなじみだった
写真家、南正時さんの展覧会をやっていました。懐かしかった。
屋外を走る、ミニ運転列車の駅名が、何故か「飯田町」だったり・・
「両国橋」「汐留」(奥にある駅)だったり、
ターミナル駅もさりげなく、「万世橋」駅です(笑)。
小さい子供に昔の駅名を覚えてほしいから、なのですかね??

■てっぱく帰りに、ちょっと寄り道(これまたオタ活)

なかなか楽しい大人のてっぱくを、思う存分満喫しました。帰りは、ちょっと遠回りして、東武アーバンパークラインの北大宮駅から帰りたいと思います。

盆栽の模様のマンホール。旧大宮市のマンホールです。
さいたま市は、サッカーの町ですね。そんなマンホールを発見。
高崎線を横断する踏切を渡ります。
その名も、「工場裏踏切」。
高崎線の電車が通過。

この道を渡った先に、旧中山道があり、少しまっすぐ進むと、今度は東北本線(宇都宮線)と東武アーバンパークライン(野田線)が交差する踏切が現れます。

JR宇都宮線の踏切は、「乗馬踏切」と言う名前のようです。
東武線側は、「野第4号踏切」という、ちょっと味気ない名前(笑)。
すこしあ少し歩くと、「北大宮駅」が現れます。
シンプルなホームの中にある、小さな駅。
ですが、意外と利用客も多い印象です。
駅の上家を支える鉄骨は、古いレールを加工したもののようです。
古レールに1920年の刻印があります。
大宮駅に到着。東武線の大宮駅、初めて降り立ちました。
狭い駅ですが、結構賑わっています。ここも古レールの上家。
東武大宮駅の正面。

東武アーバンパークラインの駅については、丁度タイムリーにこんな記事が上がっていました。やはりちょっとマイナーな感じがしますが、皆さん沢山利用されている路線なのでしょうね。

マニアックなてっぱくの旅、とても楽しかったです。何度でも来たくなる場所だと思いました。

■終わりに

鉄道博物館でいろんなものを見てきました。古いものも良いですが、普段見ている(見ていた)当たり前のものを改めて別な角度で見てみると、ああすごいな、というような展示も、ここにはあると思います。子供連れが目立つ場所なのですが、大人でも十分楽しめると思います。

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