見出し画像

★ドボクスキーの北海道冬ごもり紀行 ①:小樽→札幌

会社の勤続25年を迎えたということで、休暇を頂きました。もう少し良い季節に取得したかったのですが、なかなかタイミングが合わず、この時期になってしまいました。せっかくなら、この時期にしか体験できないことをいろいろやろうと、冬の北海道に出発。最初の3日間の週末は家族と一緒に旅行し、その後は一人旅で北海道各地を訪ねていきます。さて、どんな道中になることやら・・。

■第1日(2/2)

①羽田から北海道へ
最初の3日間は、家族旅行の一環として、早朝の羽田空港から出発。

朝の羽田空港。これから寒いところに行きます!
新千歳空港に到着。雪景色ですが、晴れています。

②小樽に向けて
新千歳空港から、まずは家族のリクエストもあり、JRに乗って小樽駅へ出発です。

札幌駅に向かうにつれて、雪が深くなっていそうな感じ・・。
(※電車の窓が汚れているので、不鮮明ですみません・・)
手稲駅を通過。新千歳空港で晴れていたのに、このあたりから、雪。
日本海側と太平洋側で、気候がずいぶん違うと実感。
銭函駅から先は、海沿いを走ります。
荒波が押し寄せて、寒そうな車窓。
風光明媚な岩も、かなり寒々しい雰囲気です。
終点:小樽駅に到着。インバウンドの旅行者がとても多かったです。
上家が古レール建築なのが素敵です。
暖かい東京から、いきなりこのドカ雪の小樽に来て、
正直なところちょっと戸惑っています(笑)。
小樽駅の駅名標。
開業120周年を迎えるそうです。「るたお」と右から書かれている
駅名標もなかなか味わい深いです。
小樽駅の駅舎。昭和9年に建設された、RC構造です。
登録有形文化財に指定されています。

③小樽運河を歩く
小樽では、駅のすぐ隣の三角市場で海鮮丼をいただきました。インバウンドの観光客が本当に多く、かなり混雑していました。

海鮮丼を頂きました。かなりの混雑でした。。

小樽運河までは歩いて10分ほどでしたが、雪が降り、風も強かったので、歩くのがちょっと辛い状況になりました。

小樽運河に到着。実は写真に見える運河クルーズの予約をしていましたが、
残念ながら強風のため欠航が決まってしまいました。
この雪の中ですが、実に多くの観光客(外国の人が多い)が
この地を訪れていました。

④旧三井銀行小樽支店を訪ねる
小樽運河周辺には、古い建築物が多くあります。その一部は、「小樽芸術村」という名前で、北海道が本拠のニトリが建物を買い取り、整備しているようです。その中の一つである、旧三井銀行小樽支店を訪ねました。

三井銀行小樽支店跡。重要文化財に指定されました。
広々とした天井に投影される、プロジェクションマッピング。
そういう演出もありますが、
銀行建築としては素晴らしいものがあります。
電話室。昔ながらの電話機がついています。
金庫室は、頑丈な鉄扉の中にあります。
重要書類の保管は、こんな場所。まるで牢屋です(笑)。
金庫室の中に、昔の支店の銘板が保存されています。
こちらは戦後間もない、帝国銀行の銘板
太陽神戸三井銀行に、さくら銀行。
こういうのを見ると、生きた博物館、という感じがします。
小樽市内の銀行支店の変遷。なかなか興味深いです。
昔は各銀行が支店を持っていたのに、今は北海道・北洋・北陸のみです。
銀行の会議室。半沢直樹のドラマを思い出します(笑)。
こちらは、北海道の農産物のサンプルが収蔵されています。
銀行は、当時商社のような機能もあったようですね。
こちらは、貸金庫室。新しそうな金庫室ですが・・
壁が二重になっていて、回廊があります。結露防止と防犯対策を兼ねるとか。
この鏡は、1周の各辺上のどこにいても人が写るように工夫されています。
こちらは、建物建築の際に採取した地盤調査のコア。
とてもきれいに保存されているのが素晴らしい。

⑤小樽駅に戻る途中で
小樽駅に戻る途中で、小樽の鉄道発祥の地、手宮駅に向かう手宮線の廃線跡を発見。

小樽駅に向かう道の途中に、手宮線の踏切の残骸が保存されています。
レールも残る素敵な歩道のようですが・・。
雪と風と寒さで、今回はゆっくり散策するのは諦めました(笑)。
先ほどの展示にもあった、北陸銀行小樽支店を発見。

北陸銀行は、本社が富山の銀行ですが、(なぜか)北海道に今でも多くの支店を持っています。実は、北海道の開拓に携わった人の出身地として多いのが、北陸地方ということで、明治時代に北陸の人たち向けに小樽を拠点として進出していったということです。

⑥札幌・白い恋人パークへ
小樽を後にし、札幌へ向かうのですが、帰りに家族の希望で、札幌市西部の郊外にある、「白い恋人パーク」に寄り道。JRでなく、高速バスを使うと、ちょうど白い恋人パークの最寄りに行ってくれるので、それを利用しました。

高速おたる号の車内。結構雪が降っていますが、
普通にバスが走っているところがすごい!
札幌市の西の郊外にある、白い恋人パーク。
工場が併設された、テーマパークのような場所です。
とても楽し気な雰囲気のパーク。
中では、「白い恋人」の製造工程を見学できる場所が。
こちらは、クッキーを焼き上げる場所。
この場所で、マイ白い恋人への絵描き体験をすることに。
出来上がりが、これ。今回の北海道旅行で行ったスポットに、
白い恋人(字がつぶれている(苦笑))の文字と、冬将軍(鬼みたい・・)
そんなお絵描きの遊びを楽しみました(笑)。
かつて白い恋人パークに走っていた、ミニSL。
今は実物は走っていないようです。
夕方にライトアップされたパーク。なかなかすごいです。

⑦ジンギスカンを食べる
白い恋人パークは、地下鉄東西線の宮の沢駅の近くにあるので、地下鉄で大通駅へ。そこから少し歩いてすすきのを目指します。

大通駅からの地下道。人がいっぱい。
札幌市街は冬場向けに地下道がとても発達しています。
すすきのへ到着。
間もなく始まる、雪まつりの氷像づくりが進んでいました。
そして、すすきので有名なジンギスカンの「だるま」で夕食を楽しみました。

■終わりに

北海道の第1日目は、小樽でいきなり大雪に見舞われるというスタートでしたが、ある意味とても楽しい旅行でした。2日目以降の模様も追ってお伝えしますので、お楽しみに!

いいなと思ったら応援しよう!