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〇ドボクスキーの旅 in 広島〇 ④帰りに岩国・錦帯橋へ

9月12日から15日まで、土木学会全国大会のため、広島に滞在しました。分散開催となった今回は、広島市内、東広島、そして宮島・五日市付近を訪れました。(前回の記事はこちら)

今回は、15日に訪れた、広島工業大学のある、広島市佐伯区と、そこから西に向かい岩国を訪れた模様について書きたいと思います。

■五日市へ

まずは、広島工業大学のある、五日市へ。前回の記事の際に訪れた、宮島から戻り、最寄り駅である広電の楽々園駅に向かいました。

広電に乗って、楽々園駅に向かいます。
宮島方面は、路面電車でなく、専用軌道が続きます。
海が車窓に見えながら走ります。
楽々園駅に到着。
広電の駅は、高い屋根と低い屋根がある場所が。
これは、かつて高い床の電車と低い床の電車(路面電車と直通)が
混在したからです。今は高床の電車が廃止されました。

楽々園と言う名前は、ちょっと不思議なネーミングである気がしますが、広島電鉄が開設した遊園地の名前にあやかったものです。

今昔マップで、昔と今の五日市周辺を比べてみましょう。

今昔マップで五日市周辺を比較。海岸側はかつて塩田でした。
そこに広電が遊園地を開発し、「楽々園」と名付けました。
楽々園地下歩道を通り、JR山陽本線の北側へ。
恐らく昔は踏切だったのでしょうね。
地元出身の後輩に教えてもらい、
美味しいとされるお好み焼き屋さんで昼食。
結構大きくて、ボリュームあるのですが、
とても安くて、とても素晴らしいです!
そして、無事に到着した、広島工業大学の三宅キャンパスです。
このビルで全国大会が開催されました。

■廿日市に向かう

無事に学会が終わり、再び楽々園駅から岩国を目指します。

川沿いを進みます。
山陽本線の踏切は、「観音崎第1踏切」。
海っぽいネーミングが何だかいい味出しています。
広電の踏切は、「隅之浜踏切」。
隣接するのに違う名前なのが興味深いです。
広電の橋。橋脚が低いのが特徴的。
こちらは、国道2号の橋。「海老(かいろう)橋」という名前です。
楽々園駅の入口。この電車との近い距離感がいいですね。
広電に2駅乗車して、広電廿日市駅へ。
踏切を渡ると、すぐにJRの駅が見えます。
廿日市市のマンホール。牡蠣と宮島、でしょうか。
JR廿日市駅。立派な駅です。
廿日市駅の帰宅時間帯のひととき。
のどかな風景ですが、電車は両方向とも結構混んでいました。

■岩国へ

そして、岩国駅に到着。ということで、山口県に上陸です。

岩国駅も、駅舎が改装されてきれいになりました。
今年は、錦帯橋350周年、なのですね。
中通り商店街。なかなかいい味出しています。
岩国市のマンホール。お城に錦帯橋に鵜飼。いいですね!
とっても良さげなお店で、岩国の美味しいお酒をいただきました。
いやー、絶品でした!

■朝の錦帯橋を見て、帰京

次の朝、錦帯橋に朝一番に行ってきました。飛行機は朝の便だったので、ちょっとした朝活です。

錦川に架かる錦帯橋。350周年といいますが、
よく350年前にこれが作れたものです。
桁下を眺めたところ。ほとんど釘は使っていないそうです。
洗堀防止のためか、護岸は随分固められています。
端部はアーチではなく、普通の桁橋です。
錦帯橋は、大正13年に名勝に指定されました。
後ろの山の上に、お城があります。
今昔マップで見た、錦帯橋周辺。
錦川の右岸が武家屋敷+お城、左岸が町人の町。
それを結ぶのが錦帯橋でした。
錦帯橋を渡ります。やはりなかなか絵になる光景です。
こちらは、岩国城主:吉川広嘉の像。
1673年、今から350年前に錦帯橋を架けた人です。
こちらは、「錦帯橋記」という石碑。明治時代建立。
昔から大切にされてきた橋ですね。
これは、岩国徴古館の建物。
戦時中に作られた建物です。
登録有形文化財に指定されています。
こちらは、佐々木小次郎の記念碑。
この地が出身なのだそうです。
こちらは、久能寅夫先生像。
戦後岩国市長となり、市の発展に寄与しました。
台風で戦後流された錦帯橋の復興に尽力しました。
こちらは、重宗雄三像。参議院議長を務めた政治家。
新幹線の新岩国駅や、岩日線(今の錦川清流線)の
整備に尽力するなどしました。
国道189号は、国道2号と岩国空港(岩国基地)を結ぶ短い国道。
岩国錦帯橋空港に着きました。
広島空港が都心から遠いので、意外とスムーズなアクセスがメリットな空港。
朝の羽田便で飛び立ちます。
長い広島での滞在もこれで終わりです。

■終わりに

土木学会全国大会の最後は、広島から山口県に上陸し、岩国に少し足を伸ばしました。錦帯橋に、とても美味しい料理と酒が呑めるお店。とても素晴らしかったです。良い橋を眺められたのも、土木屋としてはとても楽しいひと時でした。

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