緑川ルリ子になりたい
ちゃるめらです。
ここ最近、GWはじめに観たシン・仮面ライダーのことばかり書いています。
映画自体はめちゃくちゃいいので仮面ライダーファンであってもなくても是非観に行ってほしいのですが、映画の話はすでにまとめたので一旦置いておきます。
この映画のヒロインである浜辺美波演じる「緑川ルリ子」というヒロインが非常に魅力的で胸をずきゅんと撃ち抜かれてしまったので、数日間考えた「緑川ルリ子になる方法」をまとめておきたいと思います。
「緑川ルリ子=しごできなバリキャリ(仕事ができるキャリアウーマン)」
と考えて支障ないと思うので、シン・仮面ライダーを観ていない人でも仕事ができるって何だろうと思考記録として読んでいただければと思います。
緑川ルリ子の魅力は「想像力」と「人間らしさ」
浜辺美波さまが演じられているわけなので、ルリ子は非常に華奢で若いキャラクターです。身体の力としてはいつ敵に殺されてもおかしくないけれど、肉体派の本郷猛と補い合えるほどに頭脳明晰であり、そこが彼女の力の大きな源になっています。
緑川ルリ子のかっこよさは30秒ちょいの動画でも存分に感じられるほど魅力的なんですね。
ただ、頭のいいキャラクターなんてほかの作品でもたくさん出てくるけれど、ルリ子が特別に魅力的なんです。
その理由をもう少し深ぼると、ルリ子の魅力は「想像力」と「人間らしさ」の掛け合わせだ、という結論に至りました。
緑川ルリ子の魅力①:あらゆる分岐に対応できるすべての可能性を列挙しておく想像力
ルリ子の口癖は、「私は常に用意周到なの」と感情の起伏なく呟くこの言葉。いいところで呟いてくれるからファン的にはキター!となるわけなんですが、この言葉から滲み出る自信からもわかるように、彼女は何が起こってもすでにシュミレート済みの出来事として淡々と処理できてしまうほど、「あらゆる事柄を想像する力」がずば抜けています。
起こりうる全ての可能性を列挙しておくからこそ、毒を浴びせられようが後ろから撃たれようが、「私は常に用意周到なの」と凪いだ心のままに敵を倒していくことができるわけです。
緑川ルリ子の魅力②:感情の存在を無視しない人間らしさ
ほぼAIのように冷静に思考処理を行っているルリ子ですが、人間の感情が行動を大きく左右することをきちんと理解していて、ある一定レベルでの「人間らしさ」を捨てていないことがヒロインとしての優しさが垣間見えてこれまた魅力的なんです。
一緒に敵と戦う本郷猛が、人命を簡単に奪ってしまうライダーの力に戸惑い、戦いを拒まんとする辛い心情に寄り添い、冷淡な対応でありながら戦いを無理強いすることを決してしない、人間を捨てていない部分が各シーンからわかって、AIではない、人間としての感情の動きをも想像して、相手の心を傷つけるような振る舞いを決してしないところが個性になっているんだと感じました。
わたしが尊敬する上司の言葉
ちょっと話が脇道に逸れますが、わたしが尊敬する上司がよく口にする「人間は禄と徳ですよ」という個人的にお気に入りのセリフがありまして。
「禄」はいわゆる「実力」のこと。
若手のうちは、まず独り立ちできるように禄を身につけるところから進めるべき。
「徳」はいわゆる「人間力」のこと。
カリスマと呼ばれるような経営者たちは愛される力を持っていて、結局人がついてこないとある一定のこと以上は成し遂げられない。
億万長者やトップクラスの経営者など、徳と禄が揃った行き切った人たちは、みな仏のような神のような優しさと力で溢れた存在になるのだ、という話でした。
また、上司が嫌いだった過去の上司にもらった唯一納得できる言葉として、「唯一のバリューは想像力だ」というものがあるそうで、
若手でも何でも、その人が歩んできた人生や価値観によってその想像の行き着く先が違うのだからいつでもこのバリューは出せる、知識がなく理解することはできなくても想像することはいつでもできるのだ、という意味合いだと。
この上司の言葉は、禄と徳がある程度備わり、想像することで「常に用意周到」を体現するルリ子にぴったり当てはまっているなと、わたしの頭の中でしゅんっと思考が繋がりました。
ルリ子になるにはまず想像することをやめないこと
ルリ子の魅力は、あらゆる可能性を列挙して対策を用意する「想像力」と、人間の感情を無視せず尊重する「人間らしさ」であると書いてきました。
わたしにとってルリ子は憧れの上司とほぼ同類の存在なので、そんな憧れに近づくために今できることは、いつでも誰でも発揮できる唯一無二のバリューである「想像力」を鍛えるため、常に想像して動くことだと背筋をシャンと伸ばして準備体操をしているところです。
まずはここから一歩ずつ、ルリ子のような魅力的なスーパーガールになりたいものだとお茶をずるずる飲みながらのほほんと考えておりますが、「私は常に用意周到なの」と言える生活を送れるよう、毎日少しずつでも邁進する所存です。