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※2022年5月27日にCharlieInTheFogで公開した記事(元リンク)を転載したものです。 予告編とタイトルからして、若きカップルの倦怠、別れ、それに伴う成長を描く映画なのかと思っていたが、どうもそうではなかった。 デザインの勉強をしている女子大学生の優実(木竜麻生)は、チラシ制作を手伝った縁で演劇サークルの直哉(藤原季節)と付き合い、同棲している。優実はある時、自身が妊娠していることに気付き、直哉にその事実を告げる。 しかし優実は、子どもの父親が直哉か
※2022年5月7日にCharlieInTheFogで公開した記事(元リンク)を転載したものです。 5月5日午後にシネ・ヌーヴォの濱口竜介特集上映で鑑賞してから、どうも落ち着かない。すごいものを見てしまい、受け止めきれなくて、ずっと心拍数が大きいまま今に至っている。 以下は、その落ち着かなさを書き残そうと思って記すものである。あらすじは他の人の文章を読んで欲しい。 劇中で何度か登場する「言葉のダイヤグラム」という詩がとても胸を打つ。私は詩からなにかを受け取ったと感