プロフィール書けないライターでも高単価!ランクアップの方法を具体的に解説
※この記事は3分で読めますが実践には1年ちょっとかかります
ライター募集では、高単価案件ほど応募資格が「実務経験者・有資格者のみ」となっているため、落胆する駆け出しライターの方も多いのではないでしょうか。
ちなみに私も落胆した1人。経歴は以下のとおりです。
大学文学部卒
アナログ営業7年(保険)
介護福祉士23年
高単価案件とは縁遠く、ライターになった当初は応募できるジャンルがなくて困りました。
そんな私でも、ライターを始めて1年ちょっとで月収10万円に到達しています。今回は、プロフィールを書けず高単価案件に応募できないライターがランクアップする方法を、自身の実体験をもとに解説します。
わらしべ的ライター単価ランクアップ方法を時系列で解説
アピールできる経歴のない私は、まずは何でもいいから書いて実績を作り、あとから経歴を"わらしべ長者”的に作るしかないと考えました。
そこで一歩ずつランクアップを図り、複数のフェーズを経て現在に至っているのですが、まずは辿ってきたフェーズを時系列で紹介します。
Phase1.記事単価1000円芸能サイト(WordPressクラシックエディタ入稿あり)
MS Wordの資格を取得後(それまでPCはほとんど使えなかった)、とりあえずクラウドソーシング登録からの、記事単価1,000円の芸能記事案件を獲得。
「WordPressって何?」と正直パニクりました。でもここでWordPressを経験したおかげで、後々案件が取りやすくなったのは事実です。
Phase2.文字単価0.5円複数ジャンルサイト(WordPressブロックエディタ入稿あり)
提案文にWordPressが使えると記載したことが功を奏し、ライター歴3ヵ月の2件目は、文字単価0.5円にアップ。いつも6,000字以上書いていたので、報酬は1記事3,000円以上でした。
Phase3.前職ジャンル(介護関連) 文字単価1.2円(記事単価6,000円)
②の案件がクライアント様の都合で1ヵ月で終了してしまい、空いたリソースを活用して、応募用のサンプル記事を作成していました。(「リースバック・リバースモーゲージ比較」「宝くじに当たるには」「50代未経験転職」)
サンプル記事ではまだSEOを考えておらず、ネタを実生活と思い付きから拾っています。
応募にサンプル記事を投入したおかげで、単価的には2ランクアップの案件を獲得できました。なおこの案件は⑤の執筆が決まった際に卒業しています。
Phase4.現職の物流ジャンル 文字単価1.5円BtoB案件
「勤務先が物流倉庫の最先端機器を導入」というネタを提案文に投入し、初のBtoB案件獲得です。仕事そのものは最先端ではなく物流作業員なのですが💦
自分のキャリア以外からでもネタをかき集め、提案文に載せていた時期です。同じ頃「ネットビジネスの経験がある」と提案文に書き、リサイクル関連スタートアップ企業の案件も取っていました。もう何でもあり(笑)
Phase5.企業IT研修・人事領域 記事単価10,000円/不動産投資案件 文字単価1.3円~
この案件に応募する前に、継続案件が途切れていた時期がありました。その間に再度、応募したいジャンルのサンプル記事(人材育成・不動産・マーケティング)を作成。提案時に投入して案件を獲得できたのです。
人事領域案件はクラウドソーシングで見つけ「単価は敷居高いけど内容的には書けるかな?」と、思い切って応募。こちらは現在も継続している案件です。
不動産案件も継続中で、当初より記事単価をアップしていただけました。
⑥EC・マーケティング・システム関連 文字単価1.5円~
先述のサンプル記事(マーケティング)を投入し、ビジネス・マーケティングジャンル案件を初めて獲得。こちらは執筆内容と業務の幅が拡張され、現在も継続しています。
ライター単価ランクアップのポイント
目覚ましい経歴がなくても、わらしべ的ランクアップが可能なことが実体験で証明されました。
ただし、万事がそう順調に行くものでもありません。段階的にランクアップするために、私自身が意識してきたことをもとに、押さえるべきポイントを紹介します。
①キャリアと実生活の棚卸しをする
最初は書くことよりも案件を取ることが難しいため、まず提案文に書くネタ集めから始めます。私のように経歴がパッとしない場合は、実生活や日々の仕事から得られた小ネタを、提案文に掲載できるようアレンジしましょう。
もうひとつ、転職経験者はご存知かもしれませんが、キャリアの棚卸しがおすすめです。これまでの経験を棚卸した中から、提案文に書けそうな自分の強みを洗い出すのです。
こうして実生活とキャリアの棚卸しをして抽出した強みを提案文に載せ、自分の身の丈に合った案件を獲得し、そこでキッチリお仕事をします。
ひとつの案件で力がついてきたら、また棚卸しをして、培った強みを足がかりにワンランク上のお仕事に挑戦する。その繰り返しで段階的な単価アップが可能です。
また案件が途切れたときには、目先の収入の穴埋めを図るよりも、空いた時間を戦略の策定と実行に充て、ワンランク上の案件を狙うほうが、将来的なコスパ・タイパが良いです。
②クラウドソーシングを有効活用する
「手数料を引かれない直営業で案件を取るべき」とよく言われますが、クラウドソーシングも便利です。一度に多くの案件を閲覧できるので、募集の傾向を確かめるのに適しています。
また、クラウドソーシングでリサーチする際に、いいなと思った案件があったら「この案件を取るには、自分に何が足りないか?」「何を補えばこの案件に手が届きそうか?」と考えるキッカケにもなります。足りない項目を勉強して補えば、ステップアップにつながるでしょう。
もしまだ専門ジャンルを絞っていない場合は「需要が高いジャンル」「単価が高いジャンル」をリサーチし、狙いを定めたら、そのジャンルで応募用サンプル記事を書く、といった活用法もあります。
さらにクラウドソーシングは受注・継続実績が表示されるため、実績を定量的に評価することが可能。頑張った自分を適宜褒めてあげましょう。
そして案件リサーチ中に「なぜこんなくだらないジャンルの単価が高い?解せない!」と思ったときは「けしからん!」と思わず「何故だろう?」と深堀ってみましょう。世の中のニーズが読めてきて、先々の案件探しに役立ちますよ(笑)
③ブレイクスルーポイントまで継続する
他者評価と報酬総額は直線や階段状には上昇しません。階段のように登るだけでなく、どちらかというと山歩きに近い感じで。頂上に向けて登っているはずなのに、何故か一旦下ることも(階段の踊り場ならまだいいです、、本当に下ることもあるので💦)。
それでも頂上への道程には違いなく、成長曲線でいうブレイクスルーポイントが必ず訪れます。案件数や報酬総額の伸びが止まったときは大抵、実力を貯めているときです。
例えば執筆ジャンルを絞れず、リソースが無駄に分散していると感じるときでも、異なるジャンル同士の知見がシナジーを生むタイミングが訪れたりするものです。
伸び悩んだときに辞めずに、目の前の仕事に真摯に向かい合っていれば、ブレイクスルーポイントに辿り着けるもの。そこから成長曲線は一気に上向きます。
プロフィールなくてもわらしべ作戦で高単価ライターになれる!
プロフィールの書けないライターでも、コツコツとわらしべ的に高単価へランクアップすることは可能です。
もちろん、ランクアップして自身の経歴を上書きするには時間がかかります。しかしブレイクスルーポイントまで継続できれば、それまでの経験や知見がシナジーを生み、より高い市場価値へと変わるのです。
これを書いている私自身、まだまだ挑戦中で伸びしろだらけですが、次のステップを目指して奮戦しています。一緒に頑張りましょう。
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